Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

マルハニチロ株式会社 (1333)

マルハニチロは水産資源、食材流通、加工食品を主軸とする。漁業・養殖から加工・流通・販売まで一貫したバリューチェーンを構築し、資源調達力、加工技術力、食材提供力を強みとする。持続可能なタンパク質提供と健康価値創造をパーパスに掲げ、微生物制御技術や養殖技術を深化。機能性表示食品や疾病リスク低減表示特保の開発実績を持つ。代替食品や細胞培養技術による次世代魚タンパクの研究開発にも注力し、グローカル戦略で海外展開を強化する。 [本社]東京都江東区 [創業]1943年 [上場]2014年

1. 事業概要と競争優位性

マルハニチロ株式会社は、水産資源、食材流通、加工食品を主軸とする総合食品企業である。漁業・養殖から加工・流通・販売まで一貫したバリューチェーンを構築し、持続可能なタンパク質提供と健康価値創造を追求している。

同社の競争優位性は、「資源調達力」「加工技術力」「食材提供力」の三つの強みに基づく。養殖分野では、ブリの完全養殖達成、高成長系統の選抜育種、陸上養殖実証試験、AI/IoT活用など先進技術を推進。加工食品分野では、微生物制御技術で食品安全性を確保し、食品ロス削減にも貢献する。機能性表示食品や疾病リスク低減表示特保の開発実績も豊富で、DHA・EPAを関与成分とした「リサーラ」シリーズなどが代表例である。さらに、代替食品製造技術や細胞培養技術による次世代魚タンパク商業化生産にも先行投資している。これらの技術力、国内外の調達・販売ネットワーク、大規模な設備投資が、競争優位性と参入障壁を形成している。

2. 沿革ハイライト

同社は1943年3月、西大洋漁業統制株式会社として設立された。その後、大洋漁業、マルハを経て、2007年10月に株式会社マルハグループ本社と株式会社ニチロが経営統合し、株式会社マルハニチロホールディングスとなった。2014年4月、主要子会社を吸収合併し、マルハニチロ株式会社に商号変更して東京証券取引所市場第一部に上場。2022年4月にはプライム市場へ移行した。

3. 収益・成長

同社グループは「For the ocean, for life -海といのちの未来をつくる-」をパーパスに掲げ、食を通じて「ソリューションカンパニー」への変革を目指す。新中期経営計画「For the ocean, for life 2027」では、「バリューサイクルの構築」「グローカル戦略の推進」「挑戦と共創の企業文化を醸成」を重点アクションとする。

成長ドライバーは「持続的なタンパク質の提供」と「健康価値の創造」。グローカル戦略で海外展開を強化し、食材流通事業では欧州での事業拡大やアジアでの養殖魚輸出、加工食品事業では海外での商品開発・販路開拓を目指す。

研究開発はフードテック、マリンテック、バイオテック領域に注力し、継続的に投資している。養殖魚飼料開発、閉鎖循環型陸上養殖、完全養殖マグロ、代替食品、微細藻類DHA、細胞培養技術による魚類細胞性食品の生産技術確立などを推進。設備投資は、既存事業強化と成長分野への経営資源集中を目的とし、水産資源事業の海外供給体制強化や加工食品事業の生産体制強化などに重点的に実施。DX推進も成長戦略に含む。

4. 財務健全性

同社は、中期経営計画においてネットD/Eレシオ1.0倍を目標とし、これを維持している。

5. 株主還元

中期経営計画では、適切な財務バランスを維持しつつ、株主還元を充実させる方針を掲げ、年間配当額は近年増加傾向にある。

6. 注目ポイント

現在の経営環境は、原材料・エネルギー価格高騰や地政学リスク等、予測困難性が高い。主要課題は、持続可能性の高い事業への選択と集中、収益安定・向上のための事業構造改革、海外展開強化、国内生産拠点最適化。これらの事業リスクに対し、調達先分散、省エネ化、BCP策定、DX推進、研究開発力強化、為替予約、進出国分散などの多角的な取り組みを進め、持続的成長を目指す。

[本社]東京都江東区 [創業]1943年 [上場]2014年

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W172 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
75.3B 3.2倍 0.3倍 0.1% 1,489.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1078.6B 1030.7B 1020.5B
営業利益 30.4B 26.5B 29.6B
純利益 23.3B 20.9B 18.6B
EPS 461.9 413.6 363.7
BPS 4,557.7 4,112.6 3,534.4

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.13%
大東通商株式会社0.10%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.06%
JPモルガン証券株式会社0.02%
農林中央金庫0.02%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%
OUGホールディングス株式会社0.02%
株式会社みずほ銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.02%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.01%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-12-06株式会社みずほ銀行 0.02%N/A
2024-10-22株式会社みずほ銀行 0.02%N/A
2024-10-07株式会社みずほ銀行 0.02%+0.02%
2024-09-24株式会社みずほ銀行 0.02%N/A
2024-09-04大東通商株式会社 9.77%(0.57%)
2023-07-06野村アセットマネジメント株式会社 4.10%(0.92%)
2023-02-21野村アセットマネジメント株式会社 5.02%+5.02%
2022-10-20三井住友信託銀行株式会社 4.64%(0.86%)
2022-10-20野村アセットマネジメント株式会社 4.72%(0.65%)
2022-09-22三井住友信託銀行株式会社 5.50%(0.63%)
2022-05-19野村アセットマネジメント株式会社 5.37%(1.22%)
2022-04-22株式会社みずほ銀行 0.03%N/A
2022-03-22三井住友信託銀行株式会社 6.13%+1.02%
2021-08-18野村アセットマネジメント株式会社 6.59%+0.86%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-24TDNet人事マルハニチロ代表取締役の異動に関するお知らせ1,526+0.98%
2026-02-09TDNet決算マルハニチロ2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,464-2.39%
2026-02-09TDNet業績修正マルハニチロ業績予想の修正(上方修正)及び期末配当予想の修正(増配)に関するお知らせ1,464-2.39%
2026-02-09TDNetその他マルハニチロ2026年3月期 第3四半期決算補足資料1,464-2.39%
2026-02-09TDNetMBO・上場廃止マルハニチロ(開示事項の変更)連結子会社株式の追加取得による完全子会社化に関するお知らせ1,464-2.39%
2025-12-22TDNetM&Aマルハニチロ会社分割(簡易新設分割)及び新設会社の株式譲渡に関するお知らせ3,829+1.12%
2025-12-03TDNetMBO・上場廃止マルハニチロ連結子会社株式の追加取得による完全子会社化に関するお知らせ3,707+0.27%
2025-11-10TDNet決算マルハニチロ2026年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)3,515+3.76%
2025-11-10TDNetその他マルハニチロ2026年3月期 第2四半期(中間期)決算補足資料3,515+3.76%
2025-11-10TDNet業績修正マルハニチロ株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更ならびに 配当予想の修正に関するお知らせ3,515+3.76%
2025-11-10TDNetその他マルハニチロ株主優待制度(新社名記念)の導入に関するお知らせ3,515+3.76%
2025-08-05TDNet決算マルハニチロ2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)3,200+2.50%
2025-08-05TDNet業績修正マルハニチロ業績予想の修正(上方修正)に関するお知らせ3,200+2.50%
2025-08-05TDNet決算マルハニチロ2026年3月期 第1四半期決算短信補足資料3,200+2.50%
2024-12-06EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%
2024-10-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%
2024-10-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%
2024-09-24EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%
2024-09-04EDINET大量保有大東通商株式会社大量保有 9.77%
2023-07-06EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 4.1%