Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

Cocolive株式会社 (137A)

Cocoliveは、不動産業界特化のBtoBクラウドサービス「KASIKA」を提供する。住宅・不動産業界の「追客」課題を解決し、マーケティングを自動化・効率化する。不動産業界に最適化されたUI、手厚いカスタマーサクセス、顧客フィードバックを反映した継続改善が強み。低解約率1.1%を維持し、DX推進や労働力不足を背景に市場拡大を見込む。LIXIL等と提携し販路を拡大、高齢者住宅・リフォーム領域へも展開する。 [本社]東京都千代田区 [創業]2017年 [上場]2024年

1. 事業概要と競争優位性

Cocolive株式会社は、「住宅・不動産業界で働く“人”の力を活かす仕組みを創る」をミッションに、BtoBクラウドサービス事業を展開する。主力サービスは、工務店・ハウスメーカー、不動産売買仲介業者、分譲マンション事業者を対象としたマーケティング・オートメーションツール「KASIKA」である。

日本の不動産業界では、住宅購入検討期間の長さやデジタル化の遅れから、「集客」後の「追客」が重要な課題となっている。KASIKAはこれに特化し、顧客管理、営業支援、自動メール送信、優良顧客絞り込み等により、マーケティングの自動化・効率化を支援する。

競争優位性は、不動産業界特化UI、手厚いカスタマーサクセス、顧客フィードバックを反映した継続改善にある。料金は店舗数・ユーザ数課金のサブスクリプション型で、解約不可期間を設けず顧客満足度を重視する。2025年5月末時点の単月解約率(年間平均)は1.1%と低い水準を維持する。販路は直接販売に加え、株式会社LIXIL等とのパートナーシップを通じた代理店販売も展開。情報管理体制も強化済みである。

2. 沿革ハイライト

2017年設立、同年「KASIKA」提供開始。2021年ISMS認証取得。2022年LIXILと提携。2024年東証グロース市場上場。その後もLINE公式アカウントや株式会社ダイテックの基幹システムとのデータ連携など、機能拡充と外部連携を推進している。

3. 収益・成長

SaaS型ソフトウェア市場(顧客接点/CX)は2028年度に4,378億円規模へ成長予測され、KASIKAの市場拡大余地は大きい。成長ドライバーは、労働力不足、DX推進、不動産業界のデジタル化遅れによる効率化ツール需要の高まりが挙げられる。今後は、KASIKAのオプション機能拡充に加え、サービス付き高齢者住宅やリフォーム等の不動産購入後領域へのKASIKA提供に注力し、TAM(Total Addressable Market)の拡大を図る。

財務実績では、売上高は2023年5月期797百万円から2025年5月期1,301百万円へと順調に成長し、営業利益・純利益も増益傾向にある。MRR(Monthly Recurring Revenue)を重視し、2025年5月におけるMRRは108百万円、有料契約社数は1,181社に達している。

4. 財務健全性

無借金経営を継続し、2025年5月末時点の現金及び現金同等物は878百万円。安定した財務基盤を構築している。

5. 株主還元

株主還元を重要課題とするが、財務体質強化と事業拡大のための内部留保を優先。具体的な配当実績は記載されていない。

6. 注目ポイント

Cocoliveは、不動産業界の「追客」というニッチかつ重要な課題に特化したSaaS型ビジネスモデルを構築する。不動産業界特化UI/UX、手厚いカスタマーサクセス、継続的な改善、LIXIL等の大手パートナーシップによる販路拡大が、高い競争優位性と参入障壁を形成する。単月解約率1.1%という低い水準は、ビジネスモデルの質の高さと顧客ロックインの強さを示す。

成長ドライバーとして、DX推進、労働力不足による生産性向上ニーズ、SaaS市場拡大、高齢者住宅・リフォーム領域へのKASIKA展開が挙げられる。無借金経営による安定した財務基盤も強みである。

一方で、KASIKA単一事業への依存、SaaS市場の競合激化、潜在株式の顕在化による1株当たり指標の希薄化リスク(発行済株式総数に対する潜在株式数の割合17.41%)は、今後の事業運営において注視すべき点となる。

[本社]東京都千代田区 [創業]2017年 [上場]2024年

出典: 有価証券報告書 (2025-05) doc_id=S100WKSO | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2.1B 9.7倍 2.3倍 694.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.3B 1.0B 797M
営業利益 280M 215M 140M
純利益 209M 150M 97M
EPS 71.4 53.4 35.6
BPS 298.6 227.1 96.5

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-01-24山本 考伸 44.63%--
2024-04-03山本 考伸 44.63%(3.16%)
2024-03-05富田 祐司 8.57%+8.57%
2024-03-05山本 考伸 47.79%+47.79%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-01-24EDINET大量保有山本 考伸大量保有 44.63%
2024-04-03EDINET大量保有山本 考伸大量保有 44.63%
2024-03-05EDINET大量保有富田 祐司大量保有 8.57%
2024-03-05EDINET大量保有山本 考伸大量保有 47.79%