Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社アクシーズ (1381)

株式会社アクシーズは、飼料製造から種鶏飼育、雛生産、ブロイラー飼育、鶏肉加工、加工食品製造、外食まで一貫したインテグレーション体制を構築。独自開発の鶏舎環境制御技術とグループ内製造飼料により無投薬飼育を実現し、全ての肥育施設を直営化。鶏肉加工工場に隣接した加工食品工場で新鮮な鶏肉を当日加工し、品質優位性を確保する。不可食部位の飼料・肥料化、排泄物のエネルギー利用で循環型社会構築に貢献。極めて健全な財務基盤を持ち、積極的な設備投資と研究開発で中長期的な成長を目指す。 [本社]鹿児島市 [創業]1962年 [上場]2000年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社アクシーズグループは、飼料製造から種鶏飼育、雛生産、ブロイラー飼育、鶏肉加工、加工食品製造、外食まで、鶏肉の生産・加工・販売に関わる全工程を一貫して手掛けるインテグレーション体制を構築。これにより、徹底した品質管理、高い生産効率、優れたコスト競争力を実現しています。

主力事業は食品、外食、エネルギーの3セグメントです。食品セグメントでは、独自開発の鶏舎環境制御技術とグループ内製造飼料により、抗生物質などの投薬を一切行わない「無投薬飼育」を実現。全ての肥育施設を直営化し、厳格な管理体制を敷いています。加工食品は、鶏肉加工工場に隣接した工場で新鮮な鶏肉を当日加工することで、鮮度と品質の優位性を確保しています。

また、不可食部位は飼料や肥料原料に、鶏の排泄物はバイオマスエネルギー原料として再利用し、資源の有効活用と環境負荷低減に貢献する循環型社会の構築を目指しています。外食セグメントでは日本ケンタッキー・フライド・チキン店舗を経営、エネルギーセグメントでは再生可能エネルギーを供給。食品衛生法など各種法令に基づく厳格な品質管理体制を構築し、食の安全・安心を確保。インテグレーション、独自の技術、環境配慮型ビジネスモデルが、アクシーズグループの強力な競争優位性を形成しています。

2. 沿革ハイライト

当社は1949年に養鶏を開始し、1962年11月に株式会社伊地知種鶏場を設立。採卵鶏育種改良から鶏肉加工、加工食品開発へと事業を拡大。1974年レンダリング工場、1975年飼料原料直輸入開始でインテグレーション基盤を構築。1977年日本ケンタッキー・フライド・チキンと販売契約、1983年フランチャイズ契約で外食事業へ参入。1996年飼料製造工場買収で自社製造体制を確立。1999年4月株式会社アクシーズへ商号変更。2000年12月株式店頭登録、2004年12月ジャスダック上場。2004年バイオマスエネルギー製造会社設立、2006年再生可能エネルギー供給事業開始。2022年4月、東証スタンダード市場へ移行。

3. 収益・成長

アクシーズグループは、営業利益、経常利益等の極大化と中長期的な向上を経営目標とし、製造・販売量の安定的拡大と人材の確保・育成を中長期経営戦略としています。業界シェア向上を目指し、種鶏・肥育施設、孵卵施設、加工工場等の新設・拡充を計画し、飼料工場を中心としたエリアでの展開を強化。

2023年3月期の業績は、売上高264億26百万円、営業利益21億21百万円、純利益17億20百万円を計上し、前連結会計年度比で増収増益。EPSは306.43円、EBITDAは38億92百万円です。

設備投資は当連結会計年度に17億74百万円を実施し、食品事業の増産に向けた肥育施設の改修や生産効率向上に充当。研究開発活動では、飼育技術改良、新飼料原料利用、製品品質向上、新製品開発等に積極的で、研究開発費は39百万円です。

経営環境においては、飼料原料価格の高騰・高止まり、地政学リスク、為替変動が課題。これに対し、生産性向上による販売数量最大化、販売価格適正化、加工品・差別化商品の取扱拡大、製造原価低減を図ることで影響軽減に努めています。

4. 財務健全性

2023年3月31日現在の総資産は250億75百万円、純資産は216億01百万円。自己資本比率は約86.1%と極めて高く、強固な財務基盤を有しています。現金及び現金同等物は77億33百万円、有利子負債は48百万円と極めて低い水準。潤沢な手元資金と低有利子負債比率により、設備投資や事業拡大を自己資金で賄い、外部環境変化に対する高い耐性を持っています。

5. 株主還元

当社は、株主への利益還元を重要な経営課題と認識し、業績に応じた安定的な配当を継続する方針です。2023年3月期の年間配当は112.5円(前年比増配)で、1株当たり純資産(BPS)は3846.61円です。

6. 注目ポイント

株式会社アクシーズは、飼料製造から外食まで垂直統合されたインテグレーション体制により、製品の品質管理とコスト競争力に強みを持っています。独自技術による無投薬飼育や直営肥育施設による「安全・安心」へのこだわりは、消費者からの信頼獲得に寄与。不可食部位や排泄物の再利用による循環型ビジネスモデルは、持続可能性を追求する企業としての評価を高めます。

積極的な設備投資と研究開発による生産能力拡大と技術力向上は、中長期的な成長と将来の収益拡大への期待を高めます。健全な財務体質は、事業拡大や外部環境変化への耐性を高める大きな強みです。

一方で、飼料原料価格の高騰や為替変動といった外部リスクは、今後の業績を左右する重要な要素。これらに対する生産性向上、販売価格適正化、差別化商品強化といった対応策の実行状況が、今後のアクシーズグループの成長を測る上で注目すべきポイントとなるでしょう。

[本社]鹿児島市 [創業]1962年 [上場]2000年

出典: 有価証券報告書 (2025-06) doc_id=S100WPSG | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
20.2B 11.8倍 0.9倍 0.0% 3,605.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 26.4B 25.8B 24.1B
営業利益 2.1B 1.6B 1.9B
純利益 1.7B 1.2B 1.4B
EPS 306.4 220.7 251.2
BPS 3,846.6 3,690.2 3,516.9

大株主

株主名持株比率
有限会社照国興産0.11%
伊地知 高正0.09%
伊地知 芳正0.09%
日本ハム株式会社0.09%
株式会社鹿児島銀行0.05%
伊地知 恭正0.04%
伊地知 昭正0.04%
村尾 万紀子0.03%
伊地知 洋正0.03%
伊地知 剛正0.03%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-30TDNet決算アクシーズ2026年6月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)4,245-9.54%
2026-01-30TDNet業績修正アクシーズ通期連結業績予想の修正に関するお知らせ4,245-9.54%
2025-10-31TDNet決算アクシーズ2026年6月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)3,220+21.74%