Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ソラコム (147A)

株式会社ソラコムは、IoTプラットフォーム「SORACOM」を国内外で展開。独自のクラウドモバイル・コア技術と70以上の特許を強みに、IoT通信からデバイス、アプリケーションまでワンストップで提供する。リカーリング収益を主軸とし、主要顧客の年間解約率0.4%、NRR117%と高い顧客ロイヤルティを誇る。グローバル展開と生成AI活用を推進し、成長著しいIoT市場で確固たる地位を築く。2024年上場、財務基盤も健全で、持続的な成長が期待される。 [本社]東京都世田谷区 [創業]2014年 [上場]2024年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社ソラコムは、「世界中のヒトとモノをつなげ、共鳴する社会へ」をビジョンに掲げ、IoTプラットフォーム「SORACOM」を国内外で提供する。IoTデバイス、IoT SIM、通信回線、データ保存・可視化アプリケーション、ネットワークサービス等をワンストップで提供し、IoT導入・運用を支援する。

競争優位性は、独自のクラウドモバイル・コア技術と70以上の関連特許にある。これにより、コスト競争力と高い拡張性を実現。顧客フィードバックに基づき多様なIoT向けサービスを自社開発し、継続的に機能更新・追加している。1回線から手軽に利用できるワンストップサービスは顧客のスイッチングコストを高め、2025年3月末の主要顧客年間解約率は0.4%と極めて低い。エコシステムパートナープログラムを通じたネットワーク効果も、サービス充実と新規顧客獲得に寄与。独自のモバイル・コア技術、多数の特許、電気通信事業者としての登録、ノウハウ蓄積が参入障壁となる。国内IoT業界で確固たる市場認知を獲得し、「MVNOとしてグローバルでNo.1のIoTプラットフォーム」を目指す。

2. 沿革ハイライト

2014年11月、株式会社ヴイコネックとして設立。2015年4月に株式会社ソラコムへ社名変更し、同年9月にIoTプラットフォーム「SORACOM」の提供を開始した。2016年以降、米国、欧州へとグローバル展開を加速。2017年8月にはKDDI株式会社の連結子会社となる。2023年7月、株式会社松尾研究所と「IoT x GenAI Lab」を設立し、生成AIのIoT分野での活用研究を推進。2024年3月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。

3. 収益・成長

ビジネスモデルは、プラットフォーム利用料であるリカーリング収益を主要な収益源とし、これに商品販売やその他収益(インクリメンタル収益)が加わる。リカーリング収益の増加に伴い、インクリメンタル収益も増加する構造。

成長ドライバーは多岐にわたる。IoT市場は年間二桁成長率を維持し、2026年には全世界で約1兆946億ドルの市場規模が見込まれる。生成AIや5Gなどのテクノロジー進化がIoT展開をさらに促進する。顧客獲得戦略では、セルフサービスモデル型事業を展開し、幅広いセルフサービスアカウントの獲得を目指す。また、アカウントマネージャーによるサポートでメジャーアカウントへの転換を促進し、2025年3月末の課金アカウント数は8千8百超に拡大している。

グローバル展開も重要な成長戦略であり、日米欧の世界三拠点で販売体制を構築し、海外でのプロダクトマーケットフィットを確認済み。新技術・新市場への対応として、5G/6G、衛星通信、生成AIなどのテクノロジー進化に対応し、継続的に新規機能を追加。株式会社松尾研究所との「IoT x GenAI Lab」設立により、IoT分野での生成AI活用を研究・推進する。特定の業界に特化したサービス開発による垂直展開で大規模案件の安定獲得も目指す。

戦略的アライアンスも成長を加速させる。KDDI株式会社、スズキ株式会社、丸紅グループとの戦略的協業を推進。特にKDDIへのIoT通信管理プラットフォーム提供を通じ、海外他通信会社へのテクノロジー提供とグローバルスタンダード確立も期待される。リカーリング収益の持続的成長は、第12期連結会計年度におけるNRR117%が示す通り堅調であり、課金アカウント数とARPA(アカウントあたりの平均収益)の拡大を重要な指標とする。

4. 財務健全性

2025年3月期末の現金及び現金同等物は8,917,773千円、有利子負債は937,501千円。自己資本比率は77.26%と高く、財務基盤は極めて健全。営業キャッシュフローは728,673千円を計上し、安定した事業運営を示す。

5. 株主還元

提供された情報に年間配当金の記載はない。

6. 注目ポイント

ソラコムは、独自のクラウドモバイル・コア技術と70以上の特許に裏打ちされた競争優位性を持つIoTプラットフォーム事業を展開しており、成長著しいIoT市場において持続的な成長が期待される。リカーリング収益を主軸としたビジネスモデルは安定的な収益基盤を構築し、高いNRRと低い解約率が顧客ロイヤルティの高さを示す。グローバル展開、生成AI活用、戦略的アライアンス、垂直展開といった多角的な成長戦略により、TAM(獲得可能な最大市場規模)拡大と新規事業機会の創出を図る。健全な財務体質は、今後の成長投資を支える強固な基盤となる。

[本社]東京都世田谷区 [創業]2014年 [上場]2024年

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W2AH | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
54.1B 76.6倍 4.9倍 0.0% 1,187.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 15.1B 12.4B 12.2B
営業利益 1.1B 871M 830M
純利益 706M 631M 610M
EPS 15.5 13.9 13.5
BPS 241.9

大株主

株主名持株比率
KDDI株式会社0.43%
WiL Ventures III, L.P.(常任代理人 みずほ証券株式会社)0.07%
玉川 憲0.06%
舩渡 大地(常任代理人 みずほ証券株式会社)0.06%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
安川 健太(常任代理人 みずほ証券株式会社)0.03%
セコム株式会社0.02%
ソニーグループ株式会社0.02%
日本瓦斯株式会社0.02%
株式会社日立製作所0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-01-29舩渡 大地 7.25
2025-01-28舩渡 大地 7.25
2024-04-02ウィル マネジメント スリー エルエルシー 7.55
2024-04-01玉川 憲 7.65
2024-04-01舩渡 大地 7.57

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-01-29TDNetHolding change by 舩渡 大地
2025-01-28TDNetHolding change by 舩渡 大地
2024-04-02TDNetHolding change by ウィル マネジメント スリー エルエルシー
2024-04-01TDNetHolding change by 玉川 憲
2024-04-01TDNetHolding change by 舩渡 大地