Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社カウリス (153A)

株式会社カウリスは、法人向けクラウド型不正アクセス検知サービス「Fraud Alert」を提供。金融機関等に導入され、マネー・ローンダリング対策・サイバーセキュリティ対策に貢献する。独自の検知アルゴリズムに加え、顧客横断・業界横断での不正データ共有によるネットワーク効果が最大の競争優位性。これにより高精度な検知を実現し、低変動費率のSaaSモデルで収益を上げる。金融庁等との連携や規制のサンドボックス制度活用で高い参入障壁を構築。デジタル化と規制強化を背景に市場は拡大しており、持続的な成長が期待される。 [本社]東京都千代田区 [創業]2015年 [上場]2024年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社カウリスは、「情報インフラを共創し、世界をより良くする」をミッションに、法人向けクラウド型不正アクセス検知サービス「Fraud Alert」を提供する。本サービスは、金融機関やインフラ事業者等に対し、マネー・ローンダリング対策およびサイバーセキュリティ対策として導入され、エンドユーザーの不正利用可能性をリアルタイムでモニタリングする。

当社の競争優位性は多岐にわたる。第一に、**ネットワーク効果とデータ優位性**である。個社ごとのモニタリングが主流だった従来に対し、当社は顧客横断・業界横断で不正データを流通させ、日本全体の犯罪データをプラットフォーム化する。独自の「ホワイトリスト」と「ブラックリスト」を共有することで、顧客が増えるほど不正情報が集積し、検知率が向上する。このデータ優位性は、変動費率が低いSaaS型収益構造の基盤となる。

第二に、**高いスイッチングコストと顧客ロックイン**。金融機関を主要顧客とするため、サービス導入後のリプレイスは極めて困難であり、後発参入者が既存顧客を奪うには時間を要する。顧客ニーズをサービス改善に繋げ、スイッチングコストをさらに高めることで、解約率の低さを実現している。

第三に、**技術的優位性**。個人情報を用いず、IPアドレス、端末情報、OS、アクセス履歴など250以上のパラメータから行動履歴をデータベース化し、独自の検知アルゴリズムで「本人らしさ」をリアルタイム判定する。これにより導入コストを抑え、短期間でのサービス開始を可能にする。また、金融庁ガイドライン対応や顧客との情報連携による検知ルールチューニングを通じて、顧客のモニタリング負担を軽減する。

第四に、**規制・許認可への対応とガバメントリレーションシップ**。金融庁、経済産業省、警察庁等との連携を構築し、サービス開発を進めている。特に、個人情報保護法に基づくデータ共有の法的基盤を確立しており、これがデータ共有ビジネスモデルの根幹をなす。また、2019年には関西電力と共同で「規制のサンドボックス制度」の認証を取得し、金融と電力データを活用したサービス開発の実証を行うなど、規制環境下での事業展開に強みを持つ。

2. 沿革ハイライト

2015年12月に設立。2016年12月には主力サービス「Fraud Alert」の提供を開始した。2019年3月には関西電力と共同で「新技術等実証制度」(規制のサンドボックス制度)の認証を取得し、同年10月には業務提携契約を締結。2021年には北海道電力ネットワーク等とも業務提携し、電力データ連携基盤を強化した。2024年3月には東京証券取引所グロース市場に株式を上場。同年12月には「Fraud Alert入出金検知」の提供を開始し、サービスラインナップを拡充している。

3. 収益・成長

当社のビジネスモデルは、利用者のインプレッション数やユニークユーザー数を基に契約金額を決定するSaaS型であり、月次経常収益(MRR)や年間経常収益(ARR)、契約社数、1社あたり平均単価(ARPU)を重要指標とする。2024年12月期のARRは約12.6億円、ARPUは2,246千円である。

成長ドライバーは、デジタル化の加速に伴うサイバー攻撃・不正利用被害の増加と、規制強化による市場拡大である。キャッシュレス決済比率の拡大やクレジットカード・セキュリティガイドライン改訂により、不正対策投資が促進される。マネー・ローンダリング対策市場は、日本国内で2022年に約2兆円規模とされ、世界市場では年平均成長率15.6%以上で成長予測されており、金融機関の対策強化が継続的に求められる。経済安全保障推進法によるインフラ産業のサイバーセキュリティ投資推奨も市場拡大に寄与する。Fraud Alertの導入期間短縮も顧客獲得効率化に貢献。今後は中堅以下の地方銀行・証券会社への導入にも注力し、顧客基盤の拡大を図る。

4. 財務健全性

2024年12月期末の現金及び現金同等物は1,733百万円、有利子負債は250百万円であり、現預金が有利子負債を大きく上回る。自己資本比率は65.0%と高く、財務基盤は健全である。

5. 株主還元

提供テキストに株主還元に関する具体的な記載はない。

[本社]東京都千代田区 [創業]2015年 [上場]2024年

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VJCX | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
13.9B 49.4倍 8.4倍 0.3% 2,133.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 400M 1.6B 1.4B
営業利益 129M 411M 408M
純利益 82M 282M 276M
EPS 12.7 43.2 42.9
BPS 253.8

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-25島津 敦好 53.01
2026-03-25島津 敦好 53.03
2025-08-29島津 敦好 53.36
2025-07-15島津 敦好 53.49
2025-04-08島津 敦好 60.11
2025-04-08島津 敦好 60.11
2025-04-08島津 敦好 56.24
2025-04-08島津 敦好 53.78
2025-04-08島津 敦好 53.74
2025-04-07りそなアセットマネジメント株式会社 0.04
2025-03-24りそなアセットマネジメント株式会社 7.74
2025-01-09りそなアセットマネジメント株式会社 9.94
2024-11-07りそなアセットマネジメント株式会社 7.82
2024-10-23島津 敦好 47.33
2024-10-22島津 敦好 53.25
2024-08-21りそなアセットマネジメント株式会社 6.5
2024-05-10島津 敦好 59.63
2024-05-10島津 敦好 55.71
2024-04-04りそなアセットマネジメント株式会社 5.43
2024-04-04島津 敦好 59.63

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-25TDNetHolding change by 島津 敦好
2026-03-25TDNetHolding change by 島津 敦好
2025-08-29TDNetHolding change by 島津 敦好
2025-07-15TDNetHolding change by 島津 敦好
2025-04-08TDNetHolding change by 島津 敦好
2025-04-08TDNetHolding change by 島津 敦好
2025-04-08TDNetHolding change by 島津 敦好
2025-04-08TDNetHolding change by 島津 敦好
2025-04-08TDNetHolding change by 島津 敦好
2025-04-07TDNetHolding change by りそなアセットマネジメント株式会社
2025-03-24TDNetHolding change by りそなアセットマネジメント株式会社
2025-01-09TDNetHolding change by りそなアセットマネジメント株式会社
2024-11-07TDNetHolding change by りそなアセットマネジメント株式会社
2024-10-23TDNetHolding change by 島津 敦好
2024-10-22TDNetHolding change by 島津 敦好
2024-08-21TDNetHolding change by りそなアセットマネジメント株式会社
2024-05-10TDNetHolding change by 島津 敦好
2024-05-10TDNetHolding change by 島津 敦好
2024-04-04TDNetHolding change by りそなアセットマネジメント株式会社
2024-04-04TDNetHolding change by 島津 敦好