Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社情報戦略テクノロジー (155A)

株式会社情報戦略テクノロジーは、多重下請け構造をなくす「0次システム開発」を主力とする。顧客とエンジニアが協働するアジャイル型開発で、ITコンサルからシステム開発まで一気通貫で提供。自社製品を持たず中立的な提案が可能だ。優秀なエンジニアの採用・育成と、エンドユーザー企業への直接営業が競争優位性。取引先変更のスイッチングコストが高く、売上高がミルフィーユ状に成長する安定的なビジネスモデルを構築する。 [本社]東京都渋谷区 [創業]2009年 [上場]2024年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社情報戦略テクノロジーは、顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)実現を支援する「0次システム開発」と、システム開発企業向けオープンプラットフォームサービス「WhiteBox」から成るDX関連事業を展開する。

主力事業「0次システム開発」は、システム開発における多重下請け構造や「要件定義のウソ」、外注概念をなくすことを企業理念とする。顧客とエンジニアが提案・相談を繰り返しながら協働するアジャイル型開発手法を採用し、顧客のシステム開発内製化を支援。一般的なウォーターフォール型開発と比較し、開発・改善のハイスピード化、ドキュメント作成の最小化、必要十分なテストによるコストカットを実現する。

競争優位性は、ITコンサルティングからシステム開発までを一気通貫で提供する能力と、それを担う優秀なエンジニアの存在にある。同社は自社製品を持たず、他社の販売代理店でもないため、顧客の立場に立った中立的な提案が可能だ。また、エンドユーザー企業に直接アポイントを取り新規開拓営業を行うプッシュ型営業体制を構築し、各業界のリーディングカンパニーを主要顧客とする。

ビジネスモデルの質として、システム開発における取引先変更のスイッチングコストが高いことから、既存顧客の継続性が高く、受注の継続性が高い。これにより、売上高がミルフィーユ状に重なっていく事業モデルを構築し、安定的な収益成長を実現する。エンジニアの就業環境整備にも注力し、平均年収708万円(2024年12月期、新卒を除く)や1日平均残業時間1時間未満といった待遇により、優秀な人材の採用と定着を図る。

「WhiteBox」は、システム開発企業向けのオープンプラットフォームサービスとして、業界全体の変革を目指す。

2. 沿革ハイライト

2009年1月、東京都渋谷区にシステム開発等を目的として設立。2013年11月プライバシーマーク取得。2014年子会社「株式会社coolest」(後に「株式会社iforward」)設立、ITコンサル事業強化。2019年「株式会社トライアングルファースト」(後に「株式会社WhiteBox」)設立、2021年1月「WhiteBox」サービス開始。2021年5月iforward、2022年7月WhiteBoxを吸収合併し事業統合。2024年3月、東京証券取引所グロース市場に上場。同年11月、福岡県北九州市に九州支店を設立。事業年度終了後、2025年1月「WhiteBox」を新設分割、2025年2月「株式会社エー・ケー・プラス」の株式取得によりM&Aを推進する。

3. 収益・成長

国内ITサービス市場は、デジタルビジネス化に向けた旺盛な需要に支えられ、2024年から2029年の年間平均成長率(CAGR)が6.6%と予測されるなど、持続的な成長が見込まれる良好な事業環境にある。DX投資の増加やIT人材需給ギャップの拡大も、同社の成長ドライバーだ。

同社は、既存顧客の深耕と新規大手顧客の開拓を進める方針。優秀なエンジニアの採用とパートナー企業の開拓も推進する。「WhiteBox」サービスは、短期的には会員数増加を通じて「0次システム開発」の収益に貢献し、長期的にはシステム開発業界の変革を促すことを目指す。技術力の持続的強化として、アジャイル開発の中でも代表的なスクラム開発を担えるエンジニアの育成や、AWS認定エンジニアの増加、AI、データサイエンス、IoT等の最先端技術力の強化に取り組む。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VIQ5 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
9.2B 32.1倍 5.3倍 890.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 5.8B 5.3B 136,728.0
営業利益 413M 388M 302M
純利益 273M 275M 25,503.0
EPS 27.7 32.4 1.0
BPS 169.4 83.9 1.0

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-20髙井 淳 67.46%(1.57%)
2025-09-11髙井 淳 69.03%(1.92%)
2025-08-08髙井 淳 70.95%(0.19%)
2025-03-24髙井 淳 71.14%(2.85%)
2024-04-03髙井 淳 73.99%+70.99%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-20EDINET大量保有髙井 淳大量保有 67.46%1,319+2.65%
2025-09-11EDINET大量保有髙井 淳大量保有 69.03%1,011-7.62%
2025-08-08EDINET大量保有髙井 淳大量保有 70.95%785+2.68%
2025-03-24EDINET大量保有髙井 淳大量保有 71.14%432+1.39%
2024-04-03EDINET大量保有髙井 淳大量保有 73.99%