Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社INPEX (1605)

株式会社INPEXは、石油・天然ガスの探鉱、開発、生産、販売をグローバルに展開する。豪州、アブダビ等に主要生産拠点を持ち、長期契約に基づき天然ガスを供給するビジネスモデルを構築。大規模な設備投資と高度な技術、厳格な自社埋蔵量評価体制が競争優位性となる。世界のエネルギー需要増加、特に天然ガス需要の堅調な伸びを成長ドライバーとし、低炭素分野への事業拡大も推進する。2035年に向け事業規模60%拡大とGHG排出原単位60%削減を目指す。累進配当と総還元性向50%以上を目標とする株主還元も魅力。

1. 事業概要と競争優位性

INPEXは、石油・天然ガスの探鉱、開発、生産、販売をグローバルに展開し、厳格な埋蔵量評価体制を持つ。

大規模な設備投資と高度な技術を要する石油・天然ガス開発事業において、INPEXは長期販売契約を基盤とした安定収益モデルを構築する。豪州、アブダビ等に主要生産拠点を持つことで、特定地域で高いプレゼンスを確立している。INPEX Research Hub for Energy Transformation(I-RHEX)では、低炭素技術(水素・アンモニア、CCS/CCUS等)や石油・天然ガス開発技術の研究開発を推進し、技術的優位性の維持・向上を図っている。

2. 沿革ハイライト

INPEXは、2006年1月に国際石油開発株式会社と帝国石油株式会社の共同株式移転により設立され、同年4月に東京証券取引所市場第一部に上場した。2008年10月に両社を吸収合併し、商号を国際石油開発帝石株式会社に変更。2021年4月に株式会社INPEXへ商号を再度変更し、2022年4月には東京証券取引所のプライム市場へ移行している。

3. 収益・成長戦略

世界のエネルギー需要、特に天然ガス需要は堅調に推移している。INPEXは「INPEX Vision 2035 『責任あるエネルギー・トランジションの実現』」を策定し、既存プロジェクトの強化と安全・安定操業を最優先する。「現実的な移行期の燃料」としての天然ガス供給力強化を軸に、低炭素分野や電力関連の新たな取り組みを強化し、収益基盤の拡大と2050年ネットゼロに向けた前進を図る。2035年に向け、事業規模の60%拡大とGHG排出原単位の60%削減を目指している。

成長戦略として、アバディやイクシス拡張といった大型案件の実現により成長を継続する方針であり、北米地域でも低炭素化ソリューションや電力関連事業を追求している。

4. 財務健全性と株主還元

2024年12月31日時点の自己資本比率は65.3%と高い水準を維持し、有利子負債の削減も進んでいる。このため、2025年から2027年までの3年間では成長投資と株主還元を一層強化する方針である。

株主還元については、2025年から2027年までの期間において、1株当たり年間90円を起点とする累進配当を実施する。事業環境や財務・経営状況を踏まえつつ、累進配当をベースに機動的な自己株式取得も行うことで、総還元性向50%以上を目指す。2024年12月期の年間配当は86.0円であった。

5. 注目ポイント

INPEXは、エネルギー安定供給と低炭素化の両立を目指し、天然ガス供給力強化と低炭素分野への事業拡大を推進する。2035年に向けた事業規模60%拡大、GHG排出原単位60%削減目標の達成に向け、アバディやイクシス拡張等の大型プロジェクト、水素・アンモニア、CCS/CCUS等のネットゼロ分野の研究開発・実証事業の具体化が今後の成長を左右する。また、累進配当と総還元性向50%以上を目指す株主還元方針は、投資家にとって魅力的な要素である。

[本社: 東京都港区赤坂5丁目3番1号 赤坂Bizタワー] [創業: 2006年] [上場: 2006年]

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VIRD | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4537.9B 11.0倍 2.3倍 3.0% 3,604.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 501.8B 2011.4B
営業利益 278.2B 1135.4B
純利益 109.4B 393.8B
EPS 94.1 330.8
BPS 1,578.2

大株主

株主名持株比率
経済産業大臣(注)10.23%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.12%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.06%
石油資源開発株式会社0.02%
SMBC日興証券株式会社0.02%
日本証券金融株式会社0.02%
ステート ストリート バンク ウェスト クライアント トリーティー 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%
野村信託銀行株式会社(投信口)0.01%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社0.01%
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-10-03野村證券株式会社 5.13
2025-04-04三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.18
2024-12-05野村證券株式会社 4.63
2024-05-08野村證券株式会社 5.01
2024-03-22野村證券株式会社 5.21
2024-02-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.2
2023-09-22三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.64
2023-09-22オービス・インベストメント・マネジメント・リミテッド 4.42
2023-06-21オービス・インベストメント・マネジメント・リミテッド 5.46
2023-06-16オービス・インベストメント・マネジメント・リミテッド 5.34
2023-04-20三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.11
2023-03-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.95
2022-12-21三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.02
2022-12-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.99
2022-03-22ブラックロック・ジャパン株式会社 5.04
2022-03-04三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.26
2021-12-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.07
2021-11-12石油資源開発株式会社 3.65
2021-08-05三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.37

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-16TDNet社外取締役の辞任に関するお知らせ
2026-02-16TDNet代表取締役の異動及び役員の異動に関するお知らせ
2026-01-13TDNet自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2026-01-13TDNetbuyback: 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2026-01-09TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2026-01-09TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-12-05TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-12-05TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-11-27TDNet代表取締役の異動に関するお知らせ
2025-10-07TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-10-07TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-10-03TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2025-09-05TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-09-05TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-04-04TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2024-12-05TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2024-05-08TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2024-03-22TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2024-02-06TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
2023-09-22TDNetHolding change by 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社