Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

藤田エンジニアリング株式会社 (1770)

藤田エンジニアリングは、建設、機器販売及び情報システム、機器のメンテナンス、電子部品製造の4事業を展開する。設備の企画から施工、保守メンテナンス、受託管理までワンストップで提供し、顧客の製造工程や保守業務の合理化・効率化を可能にする。M&Aによる事業領域拡大やDX推進を成長戦略とし、人的資本投資を強化する。建設業界の市場環境変化や資材・労務費高騰、人的資本リスクへの対応を課題とする。 [本社]群馬県高崎市 [創業]1964年 [上場]1996年

1. 事業概要と競争優位性

藤田エンジニアリングは、建設、機器販売及び情報システム、機器のメンテナンス、電子部品製造の4事業を展開する。建設事業はビル設備、産業設備、環境設備工事を施工する。機器販売及び情報システム事業は産業用機器販売、情報通信機器施工・販売、ソフトウエア開発・販売を行う。機器のメンテナンス事業は空調設備等の修理・保守・据付、管理指導、営繕工事を実施する。電子部品製造事業は電子部品の検査及びせん別・組立を行う。

競争優位性は、設備の企画から施工、保守メンテナンス、受託管理までワンストップでサービスを顧客に提供できる体制にある。これにより、顧客の製造工程や保守メンテナンス業務の合理化・効率化を可能とし、グループ内の情報と技術を結集することによる継続的なビジネスの創造を推進する。機器のメンテナンス事業は、安定的な収益基盤の一部を形成する。

2. 沿革ハイライト

当社は1964年10月、藤田工事株式会社として設立され、上下水道工事、電気計装設備工事、建築付帯設備工事を目的とした。1986年3月、藤田電機株式会社を吸収合併し、商号を藤田エンジニアリング株式会社に変更、産業用機器販売事業及び生産自動化システム事業を継承する。1991年4月には藤田電子システム株式会社を吸収合併し、電子部品の検査・組立、半導体素子の内部回路設計、電子回路の設計・製作事業を継承した。1996年8月に株式を店頭登録し、2004年12月ジャスダック証券取引所に上場、2022年4月東京証券取引所スタンダード市場へ移行した。海外ではFUJITA ENGINEERING ASIA PTE.LTD.やFUJITA TECHNO MALAYSIA SDN.BHD.を設立し、事業展開を推進する。直近では、2025年5月14日付で株式会社群工を100%子会社化し、M&Aによる事業基盤強化を図る。

3. 収益・成長

当社グループは、2025年3月期において売上高32,646,679千円、営業利益2,951,708千円、純利益1,787,461千円を計上する。

成長ドライバーとして、M&A戦略を積極的に推進し、事業領域拡大と基盤強化を図る。2025年5月には株式会社群工を子会社化した。DX推進を重点戦略とし、システム化や生産体制再構築により業務効率化を図る。人的資本投資も重視し、人材育成、処遇改善、従業員エンゲージメント推進を通じて競争力向上を目指す。環境負荷低減などの施策を進め、サステナブルな事業構造の実現を図る。中期経営計画(2025~2027年度)では、ROE 8%以上を経営目標に設定する。

4. 財務健全性

2025年3月期末時点の総資産は30,294,025千円、純資産は18,984,443千円である。現金及び現金同等物は7,663,185千円を保有し、有利子負債は405,000千円に留まる。この有利子負債の少なさは、健全な財務体質を示す。中期経営計画においても「健全な財務体質維持」を重点戦略の一つに位置付けている。

5. 株主還元

当社は、2025年3月期において年間配当60.0円を実施する。2025年3月期末時点で1,028,200株の自己株式を保有する。中期経営計画(2025~2027年度)では、総還元性向30%以上を経営目標に設定し、株主還元を重視する方針を示す。

6. 注目ポイント

当社グループは、建設、機器販売及び情報システム、機器のメンテナンス、電子部品製造の多角的な事業ポートフォリオを有し、設備の企画から施工、保守メンテナンス、受託管理までをワンストップで提供する総合力を強みとする。M&AやDX推進を成長戦略の柱とし、事業基盤の強化と収益拡大を図る。

一方で、国内建設業界の市場環境変動、資材価格や労務費高騰、人的資本不足、電子部品製造事業における半導体市場の循環的市況変化、海外事業に伴うリスク、感染症の大規模流行など、多岐にわたる事業リスクへの対応が継続的な課題となる。研究開発活動は特段行っていない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W35N | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
17.0B 8.6倍 0.8倍 0.0% 1,669.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 32.6B 32.3B 27.2B
営業利益 3.0B 2.2B 1.7B
純利益 1.8B 1.6B 1.3B
EPS 195.0 173.8 139.6
BPS 2,069.9 1,941.1 1,797.9

大株主

株主名持株比率
藤田 実0.25%
藤田エンジ取引先持株会0.12%
日東興産株式会社0.08%
藤田社員持株会0.05%
株式会社群馬銀行0.04%
INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.03%
群馬土地株式会社0.03%
光通信株式会社0.03%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社0.02%
住友生命保険相互会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-07-31藤田 実 29.48%+3.81%
2024-07-04細谷 可祝 10.05%+1.55%
2023-07-25細谷 可祝 8.50%+1.03%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-09-26TDNetその他藤田エンジ譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ1,603-0.31%
2024-07-31EDINET大量保有藤田 実大量保有 29.48%
2024-07-04EDINET大量保有細谷 可祝大量保有 10.05%
2023-07-25EDINET大量保有細谷 可祝大量保有 8.5%