Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社大林組 (1802)

大林組は、国内・海外の建築・土木建設事業、不動産事業を主軸とする。PFI、再生可能エネルギー、ICT、金融事業も展開する。統合施工管理システム、木材利用耐火被覆工法、AI配筋自動検査システムなど多岐にわたる先進技術開発で競争優位性を確立する。北米・東南アジア等で半世紀以上の海外事業基盤を持ち、M&Aや研究開発拠点開設でグローバル展開を強化する。不動産賃貸事業は安定収益に貢献する。 [本社]記載なし [創業]1892年 [上場]1958年

1. 事業概要と競争優位性

大林組グループは、建設事業(国内建築、海外建築、国内土木、海外土木)及び不動産事業を主要事業とする。子会社群と共に建築・土木工事、不動産の売買・賃貸・開発を行う。PFI、再生可能エネルギー、ICT、金融事業も展開し、ポートフォリオを拡充する。

競争優位性は、先進技術開発力とグローバルな事業基盤に存在する。技術面では、統合施工管理システム、木材利用耐火被覆工法、AI配筋自動検査システムなど、生産性向上、品質確保、コストダウン、環境負荷低減に貢献する革新的な技術を創出する。グローバルでは、北米、東南アジア、オセアニアで半世紀以上にわたり築き上げた事業基盤を活用し、各国・地域に根差したグループ会社が有機的に連携する。建設業法等の法的規制、大規模な設備投資、ノウハウ蓄積は参入障壁となる。PFI事業では事業主体として投融資を行い、長期的な収益機会を確保する。

2. 沿革ハイライト

1892年1月、大林芳五郎が大阪市で個人企業として創業する。1936年12月、株式会社大林組に商号を変更し設立する。1958年12月、大阪証券取引所に株式を上場する。1965年12月、東京都清瀬市に技術研究所を開設する。1972年以降、海外現地法人を設立しグローバル展開を加速する。2010年4月、東京本社を本社及び東京本店に、本店を大阪本店にそれぞれ改める。2019年4月、シンガポールにアジア支店を、米国に北米支店をそれぞれ設置し、海外事業体制を強化する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場へ移行する。

3. 収益・成長

当社グループは、海外建設事業、開発事業、グリーンエネルギー事業、新領域ビジネスを成長ドライバーと位置づける。海外建設事業では、北米でのM&A活用や東南アジアでのローカル事業基盤強化、シンガポールでの研究開発拠点開設を通じてグローバル市場での収益機会獲得に取り組む。開発事業では、国内での環境配慮型ビルや物流施設への投資、ロンドン・バンコックでの賃貸オフィス開発など、アセットタイプの多様化とグローバル化を推進する。グリーンエネルギー事業では、国内外での再生可能エネルギー事業ポートフォリオ拡充とニュージーランドでのグリーン水素事業化を進める。新領域ビジネスでは、建設DX、都市プラットフォーム、アグリ&バイオ、グリーンエネルギー、宇宙の5つの注力領域で新事業開発に取り組む。直近の連結売上高は2兆6,201億円、営業利益は1,434億円、経常利益は1,533億円、純利益は1,460億円であり、前年度から増加傾向にある。

4. 財務健全性

当社グループの財務健全性は安定している。直近の自己資本比率は39.8%であり、過去2年間も同水準を維持する。現金及び現金同等物は3,801億円と潤沢な手元流動性を確保する。有利子負債は2,852億円である。建設市場の動向、労務単価・建設資材価格変動、海外事業リスク、大規模自然災害・感染症、気候変動などを経営リスクと認識し、強固な財務体質の構築に取り組む。有事の際も企業継続に必要な財務基盤を確保する。

5. 株主還元

株主還元として、年間配当金は増加傾向にある。直近の年間配当金は81.0円であり、前年度の75.0円、前々年度の42.0円から増加する。一株当たり純資産は1,628.88円である。

6. 注目ポイント

当社グループは、2023年9月の重大災害を受け、安全最優先への取り組みを強化する。「9.19 安全の日」制定、安全監察監配置、安全コミットメント強化、教育・研修見直し、熱中症対策など、安全文化変革を推進する。中期経営計画2022追補に基づき、「建設事業の基盤強化と深化」、「技術とビジネスのイノベーション」、「持続的成長のための事業ポートフォリオ拡充」の3つの基本戦略を実行する。当連結会計年度の研究開発費は163億円であり、社会貢献、生産性向上、事業領域拡大を図る多岐にわたる技術開発を推進する。国内外の大学、公的研究機関、異業種企業との共同開発も積極的に推進する。ダイバーシティ&インクルージョン推進を成長ドライバーと位置づけ、女性活躍を推進し、男女賃金差異の解消を目指す。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W0FJ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2768.4B 18.8倍 2.4倍 0.0% 3,837.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 2620.1B 2325.2B 1983.9B
営業利益 143.4B 79.4B 93.8B
純利益 146.1B 75.1B 77.7B
EPS 203.9 104.7 108.3
BPS 1,628.9 1,606.2 1,390.8

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.17%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.10%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.03%
日本生命保険相互会社0.03%
大林 剛郎0.02%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%
大林グループ従業員持株会0.02%
JPモルガン証券株式会社0.02%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
住友不動産株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-19三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.76%+0.34%
2025-09-18ブラックロック・ジャパン株式会社 8.57%+1.06%
2024-05-08ブラックロック・ジャパン株式会社 7.51%+1.18%
2024-01-09野村證券株式会社 6.25%+1.25%
2023-09-22三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.42%(0.48%)
2023-02-20株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.95%(0.48%)
2022-12-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.90%+0.71%
2021-12-20株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.43%(1.01%)
2021-07-26ブラックロック・ジャパン株式会社 6.33%+1.05%
2021-05-19野村アセットマネジメント株式会社 5.00%+5.00%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-06TDNet人事大林組代表取締役及び役員の異動に関するお知らせ3,994-4.41%
2026-01-22TDNetその他大林組自己株式の消却に関するお知らせ3,610+0.44%
2025-12-25TDNet配当・還元大林組自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ3,303-0.67%
2025-12-03TDNet配当・還元大林組自己株式の取得状況に関するお知らせ3,119+0.32%
2025-10-03TDNet配当・還元大林組自己株式の取得状況に関するお知らせ2,349+3.68%
2025-09-19EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 5.76%2,470-1.52%
2025-09-18EDINET大量保有ブラックロック・ジャパン株式会社大量保有 8.57%2,468+0.04%
2025-09-03TDNet配当・還元大林組自己株式の取得状況に関するお知らせ2,428+1.17%
2024-05-08EDINET大量保有ブラックロック・ジャパン株式会社大量保有 7.51%
2024-01-09EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 6.25%
2023-09-22EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 5.42%
2023-02-20EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 4.95%
2022-12-06EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 5.9%
2021-12-20EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.43%
2021-07-26EDINET大量保有ブラックロック・ジャパン株式会社大量保有 6.33%
2021-05-19EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 5.0%