Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

田辺工業株式会社 (1828)

田辺工業は、産業プラント、設備保全、電気計装、メカトロニクス、送電、管工事等の設備工事事業を国内外で展開する。タイでは表面処理事業も行う。長年培った技術とエンジニアリングの「総合力」と直営部隊による「機動力」を競争優位性とする。特定建設業許可等も参入障壁となる。社会構造変化に伴う設備投資や自動化ニーズを成長ドライバーとし、オリジナル製品開発や海外事業再生、新規事業探索を推進する。 [本社]東京都千代田区 [創業]1921年 [上場]1993年

1. 事業概要と競争優位性

田辺工業グループは、当社及び連結子会社4社により構成される。日本国内で各種設備工事事業を主体とし、海外ではシンガポール、マレーシア、タイを中心に設備工事事業を展開する。タイでは表面処理事業も行う。その他事業の鋳造用工業炉は2025年12月31日付で廃止を決定する。

競争優位性(Moat)として、長年培った技術とエンジニアリングをコアとする「総合力」を強みとする。企画から設計、施工、メンテナンスまで一貫したサービス提供により、顧客の「ものづくり」に貢献する。高度な技能を有する直営部隊による「機動力」も特徴である。顧客の事業計画段階から参入し、エンジニアリングパートナーとしての関係構築を図ることで、顧客のスイッチングコストを高める構造を持つ。

参入障壁として、建設業法に基づく特定建設業許可(8業種、1業種)及び一般建設業許可(6業種)を取得する。これらの許可要件の維持が事業継続の前提となる。第一種圧力容器製造認定工場としての許可も有する。

2. 沿革ハイライト

1921年、新潟県西頸城郡青海町で個人経営の田辺鉄工所として創業する。1969年2月、田辺工業株式会社を設立する。1993年9月、日本証券業協会に株式を店頭登録する。1996年10月、タイ国にタナベタイランド社を設立し、海外事業を開始する。2004年12月、ジャスダック証券取引所に上場し、2010年3月には東京証券取引所市場第二部に上場する。2022年4月、東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場へ移行する。シンガポール、マレーシアにも子会社を設立し、海外展開を進める。

3. 収益・成長

当社グループは、国内外経済の不透明感や受注競争激化の懸念があるものの、社会構造の変化(環境・カーボンニュートラル・EV・通信技術・デジタル化等)に対応した設備投資の加速を成長機会と捉える。

成長ドライバーとして、中期経営計画「TRY2030」に基づき、以下の事業戦略を推進する。国内事業では、設備工事部門のEPC案件拡大、地域・事業領域拡大、メカトロニクス部門の製品開発強化を図る。

海外事業では、アセアン域内を成長市場と位置付け、タイ国表面処理事業のEV化対応や設備工事事業の需要取り込みを進める。

新規事業探索では、請負ビジネスの課題解決に向け、AGVやロボットセル等のオリジナル製品開発、デジタル技術を活用した製品・ソリューション開発を推進する。

中期経営計画「TRY2030」では、2030年3月期までに連結売上高700億円、連結営業利益率8%以上、ROE12%以上を目標に掲げる。

4. 財務健全性

2025年3月期末の総資産は45,976,310千円、純資産は24,988,184千円である。現金及び現金同等物は10,849,611千円、有利子負債は1,375,000千円であり、現金が有利子負債を上回る。自己資本比率は2025年3月期で54.35%と安定した財務基盤を維持する。

5. 株主還元

年間配当は2023年3月期の40.0円から、2024年3月期には50.0円、2025年3月期には87.0円と増加傾向にある。

6. 注目ポイント

当社グループは、設備工事事業の「総合力」と「機動力」を核に、国内EPC案件拡大と地域・事業領域拡大を図る。アセアン地域を成長市場と捉え、海外事業の多角化と需要取り込みを進める。請負ビジネスの課題解決に向け、オリジナル製品開発やデジタル技術活用による新ビジネスモデル構築を通じて収益構造変革と成長を目指す。人材基盤強化とESG対応も経営の基本戦略に位置付ける。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W32Y | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
28.7B 10.8倍 1.1倍 0.0% 2,679.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 50.8B 51.8B 42.9B
営業利益 3.8B 2.7B 2.7B
純利益 2.6B 1.9B 1.7B
EPS 247.5 179.7 154.8
BPS 2,381.0 2,161.6 1,959.4

大株主

株主名持株比率
田辺工業取引先持株会0.09%
有限会社ケイアンドアイ0.08%
株式会社第四北越銀行0.05%
田辺工業従業員持株会0.03%
四月朔日義雄0.03%
清原達郎0.03%
田辺よし江0.03%
田辺商事株式会社0.02%
出頭久美子0.02%
合同会社TNB0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-07-18堀江 正雄 9.24%+1.19%
2024-03-29田辺よし江 10.88%(0.07%)
2024-03-29田辺よし江 10.95%(1.00%)
2024-03-29田辺よし江 10.86%(0.02%)
2023-09-07田辺よし江 10.86%(0.09%)
2023-08-22田辺よし江 10.95%--
2023-08-07田辺よし江 10.95%(1.00%)
2021-10-05株式会社第四北越銀行 5.33%+5.33%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-20TDNet人事田辺工業組織改定および執行役員の異動等に関するお知らせ2,843+0.11%
2025-07-25TDNetその他田辺工業譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ2,539+0.39%
2025-06-25TDNetその他田辺工業譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ2,173+0.00%
2024-07-18EDINET大量保有堀江 正雄大量保有 9.24%
2024-03-29EDINET大量保有田辺よし江大量保有 10.88%
2024-03-29EDINET大量保有田辺よし江大量保有 10.95%
2024-03-29EDINET大量保有田辺よし江大量保有 10.86%
2023-09-07EDINET大量保有田辺よし江大量保有 10.86%
2023-08-22EDINET大量保有田辺よし江大量保有 10.95%
2023-08-07EDINET大量保有田辺よし江大量保有 10.95%
2021-10-05EDINET大量保有株式会社第四北越銀行大量保有 5.33%