Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

徳倉建設株式会社 (1892)

徳倉建設は、建築・土木を主体とする総合建設事業を展開する。民間・官公庁双方の工事を手掛け、不動産事業やPFI事業も行う。LSS工法やNETIS登録・特許取得のジュウテンバッグ工法など、独自の技術開発に注力し、都市再開発、防災・減災、インフラ維持修繕分野で競争力を高める。建設ICTやDX活用で生産性向上を図る。事業領域は国内に加え、中南米・東南アジア・アフリカへ拡大する。公共・民間工事のバランス戦略で経営安定化を図る。 [本社]愛知県名古屋市 [創業]1947年 [上場]1962年

1. 事業概要と競争優位性

徳倉建設グループは、建設事業を主体に不動産事業、その他事業を展開する。建設事業は建築・土木セグメントに分かれ、民間・官公庁双方の建築工事(ビル、住宅、工場、公共施設等)および土木工事(インフラ整備、宅地造成等)を行う。不動産セグメントは不動産の売買・賃貸、ビル管理、警備業務を営む。その他セグメントは建設資材販売、建設機械賃貸、PFI事業(斎場、学校給食センター運営)を行う。

競争優位性として、独自の技術開発に注力する。LSS工法は建設発生土リサイクルと狭隘空間の埋戻し・充填を同時に達成する保有技術であり、都市再開発や災害対策の地下空洞充填などで実績を積む。ジュウテンバッグ工法は護岸工事の空洞補修に適用する新工法で、NETIS登録、2024年6月に特許を取得した。能登半島地震被災地の復興に寄与できる。コンクリート構造物の補修・補強工法では、特殊ポリマーセメントモルタル「マグネライン」を使用し、橋梁耐震補強や排水機場・ポンプ所・上下水道施設の補強工事を行う。建設ICTやAIを積極的に活用し、建設DX部門の強化を通じて生産性向上に努める。事業領域は国内に加え、中南米・東南アジア・アフリカへと拡大する。

2. 沿革ハイライト

1947年4月に宝土建株式会社として設立、1949年2月に徳倉建設株式会社へ商号変更した。1962年5月、名古屋証券取引所第二部に上場した。1963年12月に本店を名古屋市に移転した。海外展開として、2008年以降タイ、ブラジル、メキシコに拠点を設立した。国内では、2006年2月に坂田建設株式会社、2017年4月に九州建設株式会社の株式を新規取得し、グループ体制を強化した。2022年4月には名古屋証券取引所市場第二部からメイン市場へ移行した。

3. 収益・成長

当社グループは、建設事業を通じてより暮らしやすい生活環境づくり、豊かな社会づくりに貢献することを目指す。長期的視野に立ち、「社会資本の維持・更新」「防災・減災」「エネルギー・環境」「医療」「PPP・PFI」等の分野に注力する方針を示す。建設ICTやAIを積極的に活用し、省力化・労働生産性向上に努める。中期経営計画では「ファーストコールカンパニー」「リーディングカンパニー」「ゴーイングコンサーン」を目標とする。目標達成の客観的指標として、総資本経常利益率、売上高経常利益率を重視し、高付加価値企業を目指す。

経営環境は、民間設備投資市場と公共工事市場に影響を受けるが、国内景気の緩やかな回復基調により安定的に推移する。名古屋駅前や栄地区での大規模都市開発、高速道路の大規模改修事業、能登半島地震の復興工事は、それぞれ不動産セグメントやコンクリート構造物補修・補強工事、ジュウテンバッグ工法の成長機会となる。海外事業は売上高の10%未満であり、経営成績への影響は軽微である。当連結会計年度の研究開発費は12百万円である。人材の確保・育成、ICTや建設DX部門の強化により生産性向上に取り組む。

4. 財務健全性

当社グループの総資産は53,003百万円(2025年3月31日現在)、純資産は19,860百万円である。現金及び現金同等物は11,623百万円を保有する。有利子負債は6,236百万円であり、前期比で増加する。営業活動によるキャッシュ・フローは6,186百万円、投資活動によるキャッシュ・フローは640百万円を計上する。

5. 株主還元

当社は株主還元として、年間配当金180円(2025年3月期)を実施する。自己株式を103,500株保有する。

6. 注目ポイント

徳倉建設は、LSS工法や特許取得のジュウテンバッグ工法など独自の技術を保有し、社会インフラ維持・更新、防災・減災、都市再開発ニーズに対応する競争優位性を持つ。ICT・DX導入で生産性向上と高付加価値化を追求する。公共・民間工事双方に注力するバランス戦略は、景気変動リスクを軽減する。名古屋地区の都市開発、高速道路改修、災害復興といった成長機会を捉え、持続的な成長を目指す。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W89B | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 71.5B 63.7B 58.5B
営業利益 1.6B 1.6B 609M
純利益 1.4B 1.2B 590M
EPS 653.0 555.3 282.7
BPS 9,531.3 9,214.1 8,408.2

大株主

株主名持株比率
徳友会グループ持株会0.10%
光通信株式会社0.07%
三徳物産株式会社0.06%
株式会社UHPartners20.06%
株式会社三菱UFJ銀行0.05%
日本生命保険相互会社0.04%
三井住友信託銀行株式会社0.03%
大成ホールディングス株式会社0.03%
共栄火災海上保険株式会社0.03%
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-26光通信株式会社 14.80%--
2025-03-18光通信株式会社 14.80%+1.03%
2023-10-12光通信株式会社 13.77%+1.04%
2022-01-18光通信株式会社 12.73%+0.02%
2021-11-29光通信株式会社 12.71%+0.41%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-09-26EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 14.8%
2025-08-18TDNetその他徳倉建譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ
2025-03-18EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 14.8%
2023-10-12EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 13.77%
2022-01-18EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 12.73%
2021-11-29EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 12.71%