日特建設は、当社、子会社7社、実質的な親会社1社で構成される企業集団であり、建設事業を主軸とする。2025年3月、麻生フオームクリート株式会社を完全子会社化し、気泡コンクリート工事分野を強化する。ビジネスモデルは受注高の約8割を公共事業に依存するフロー型収益構造を持つ。中期経営計画では公共事業への依存度軽減のため、民間工事及び海外工事の受注拡大を図る。
競争優位性(Moat)は、経営理念に掲げる「基礎工事における総合技術力」と、年間454百万円の研究開発費を投じて開発する独自工法群である。これには、生産性向上技術「スロープセイバー」、脱炭素・環境配慮技術「ジオファイバー工法」、社会インフラ整備・長寿命化技術「N.ロールコラム工法」等が含まれ、技術的優位性とノウハウ蓄積を形成する。政府系研究機関等とのオープンイノベーションも推進する。
参入障壁は、建設業法に基づく許認可、当連結会計年度1,386百万円の工事用機械購入に見られる設備投資規模、長年の技術的ノウハウ蓄積、専門人材育成が挙げられる。公共事業への高い依存度は、実績と信頼が重視される市場特性から新規参入者にとってハードルが高い。
1953年4月、八千代地下工業株式会社を設立する。1962年12月、株式会社光商会に吸収合併され、実質的な設立年となる。1972年5月、商号を日特建設株式会社に変更する。1983年12月、東京証券取引所市場第二部へ上場し、1985年9月には市場第一部へ上場する。2016年3月、PT. NITTOC CONSTRUCTION INDONESIAを設立し海外事業を開始する。2022年4月、プライム市場へ移行する。2025年3月、麻生フオームクリート株式会社を完全子会社化し、事業領域を拡大する。
日本経済は緩やかに持ち直すと予想されるが、国際情勢の不透明感は残る。建設市場では公共建設投資が高水準で推移し、「国土強靭化基本計画」のもと防災・減災関連の公共事業は引き続き発注される見込みである。民間設備投資も持ち直し傾向が期待される。
成長ドライバーは、「国土強靭化基本計画」による防災・減災関連工事の継続的な需要、再生可能エネルギー送電網再整備事業における「SC-TEPドリル」の需要増、社会インフラの老朽化に伴う補修・補強工事の需要である。中期経営計画で「新分野への挑戦」を掲げ、麻生フオームクリートの子会社化により気泡コンクリート工事分野を強化する。研究開発による新工法開発も成長に寄与する。
中期経営計画2023(2023年度~2025年度)では、連結営業利益(3年間計)161億円の実現を目指す。2025年度の営業目標として、地盤改良工事、民間受注、構造物補修工事の拡大を設定する。
2025年3月期末時点の総資産は56,946百万円、純資産は34,567百万円である。現金及び現金同等物は18,151百万円を保有する。有利子負債は696百万円と低水準であり、財務の健全性が高いことを示す。中期経営計画2023では、2025年度の財務目標としてPBR1.3倍以上、ROIC10%以上、EBITDA3ヵ年平均61億円を設定する。直近のEBITDAは、2025年3月期が4,547百万円、2024年3月期が5,137百万円である。
中期経営計画2023において、前年度実績を下回らない配当を目指す方針を掲げる。2025年3月期の年間配当は48.0円である。
公共事業への高い依存度(約8割)はリスク要因であるものの、「国土強靭化基本計画」による防災・減災関連事業の継続的な発注は安定的な事業基盤を支える。中期経営計画で民間・海外工事の拡大を掲げ、事業ポートフォリオの多様化を図る方針は注目される。「基礎工事における総合技術力」を核とした独自の技術開発力は、生産性向上、脱炭素、インフラ長寿命化といった社会課題解決に貢献し、持続的な競争優位性を確立する源泉となる。麻生フオームクリート株式会社の完全子会社化は、気泡コンクリート工事という新たな事業領域への本格参入を意味し、シナジー効果が期待される。建設資材価格や労務単価の高騰、技能労働者不足といったリスクに対し、工期が一年を超える大型工事の割合が少ないことや、交渉による影響最小限化、多能工養成といった対策を講じる。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 46.4B | 12.5倍 | 1.2倍 | 4.5% | 1,111.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 80.5B | 83.8B | 76.0B |
| 営業利益 | 5.5B | 5.8B | 5.0B |
| 純利益 | 3.7B | 4.2B | 3.4B |
| EPS | 88.6 | 99.8 | 80.2 |
| BPS | — | 902.5 | — |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 株式会社エーエヌホールディングス | 0.58% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.06% |
| 日特建設社員持株会 | 0.03% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.03% |
| 日特建設持株協力会 | 0.01% |
| BNYM RE BNYMLB RE GPP CLIENT MONEY AND ASSETS AC | 0.01% |
| 竹内理人 | 0.01% |
| BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC | 0.00% |
| THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 | 0.00% |
| BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE | 0.00% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-08-06 | 株式会社エーエヌホールディングス | 57.82 | |
| 2023-12-22 | 株式会社エーエヌホールディングス | 57.88 | |
| 2021-06-11 | 株式会社エーエヌホールディングス | 55.0 | |
| 2021-06-11 | 株式会社エーエヌホールディングス | 55.0 | |
| 2021-06-11 | 株式会社エーエヌホールディングス | 55.0 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025-12-25 | TDNet | 非上場の親会社等の中間決算に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-08-06 | TDNet | Holding change by 株式会社エーエヌホールディングス | — | — | ||
| 2025-07-18 | TDNet | 譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行の払込完了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-06-23 | TDNet | 譲渡制限付株式報酬としての新株式の発行に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-05-21 | TDNet | (訂正・数値データ訂正)「2025 年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」 の一部訂正について | — | — | ||
| 2025-05-21 | TDNet | (訂正)「2025年3月期 決算説明資料」の一部訂正について | — | — | ||
| 2025-05-21 | TDNet | earnings: (訂正・数値データ訂正)「2025 年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」 の一 | — | — | ||
| 2025-04-24 | TDNet | 代表取締役の異動(退任)に関するお知らせ | — | — | ||
| 2023-12-22 | TDNet | Holding change by 株式会社エーエヌホールディングス | — | — | ||
| 2021-06-11 | TDNet | Holding change by 株式会社エーエヌホールディングス | — | — | ||
| 2021-06-11 | TDNet | Holding change by 株式会社エーエヌホールディングス | — | — | ||
| 2021-06-11 | TDNet | Holding change by 株式会社エーエヌホールディングス | — | — |