Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社関電工 (1942)

関電工は、電気・管工事等の設備工事業を主軸に、電気機器販売、不動産、リース、発電事業を展開する。東京電力グループからの安定受注(売上高の約3割)と、建設業法に基づく許認可、全国の子会社網が競争優位性・参入障壁となる。エネルギーマネジメントシステムや移動通信電源車等の技術開発を進める。AI・半導体関連投資、データセンター建設、電力設備更新、再生可能エネルギー導入拡大を成長ドライバーとし、DX推進や脱炭素コンサルティング事業化を図る。 [本社]東京都港区 [創業]1944年 [上場]1961年

1. 事業概要と競争優位性

関電工グループは、当社及び連結子会社30社で構成され、設備工事業を主軸に、電気機器販売業、不動産事業、リース業、発電事業を展開する。設備工事業では電気・管工事その他設備工事の施工を行う。東京電力グループより電気工事を受注し、売上高の約3割を占める安定した顧客基盤を持つ。

競争優位性及び参入障壁として、建設業法や宅地建物取引業法に基づく許認可、全国に広がる多数のグループ会社網が挙げられる。技術開発にも注力し、配電作業用アシスト工具の疲労度軽減効果確認システム、中規模施設向けエネルギーマネジメントシステム(EMS)、移動通信電源車「KANDENKO V-hub」を開発する。これらは作業効率化、省エネルギー貢献、通信・電力供給能力強化に寄与する。

2. 沿革ハイライト

1944年9月、関東電気工事株式会社として設立され、電気工事業を開始する。1961年10月に東証二部上場、1970年2月には東証一部に指定された。1984年9月に株式会社関電工へ商号を変更する。

事業領域は、土木工事、空調管工事、原子力関連工事への参入、不動産事業強化、発電事業開始など、M&Aや子会社設立を通じて拡大した。全国に支店を設置し、1993年7月には技術研究所を設立した。2022年4月には東証プライム市場へ移行した。

3. 収益・成長

当連結会計年度の完成工事高は671,888百万円、営業利益は58,326百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は42,380百万円を計上した。

今後の成長ドライバーは、国内建設投資の堅調な推移である。AI・半導体関連投資、データセンター建設、首都圏大型再開発事業が計画される。電力設備投資は、レベニューキャップ制度に基づく設備更新工事、自然災害に備えるレジリエンス強化、再生可能エネルギー導入拡大に向けた送配電網の拡充・保全工事が計画的に実施される見込みであり、規制追い風となる。

中期経営計画の2026年度業績目標を2年前倒しで達成し、数値目標を上方修正した。連結売上高7,160億円、ROE10%超、連結営業利益670億円、ROIC10%超、配当性向40%程度を新たな目標とする。

成長戦略として、成長分野への営業活動、カーボンニュートラル対応ソリューション営業、産業空調分野への参入を図る。DXによる生産性向上、脱炭素コンサルティング事業化、再生可能エネルギー導入を推進する。海外人材採用拡大やシニア社員活躍促進も図る。

4. 財務健全性

当連結会計年度末の総資産は603,220百万円、純資産は380,949百万円である。現金及び現金同等物は57,835百万円を保有し、有利子負債は20,965百万円である。

事業環境変化、資材費・労務費の価格変動、工事施工、取引先の信用、資産保有、退職給付債務、法的規制、情報流出、非常災害といったリスクを認識する。これらに対し、戦略的受注活動、原価低減、安全・品質統括ユニットによるリスクマネジメント強化、信用状況確認、政策保有株式検証、法的規制遵守、情報セキュリティ強化、非常災害対策など、多様な管理体制を構築する。

5. 株主還元

当連結会計年度の年間配当は82.0円である。中期経営計画では、配当性向40%程度を目標として掲げ、株主還元を重視する方針を示す。

6. 注目ポイント

当社グループは、社会のデジタル化や脱炭素化といったマクロトレンドを追い風に、成長戦略を推進する。脱炭素コンサルティング事業化や再生可能エネルギー発電設備取得といったグリーンイノベーション領域への注力は、将来の収益源となる可能性を秘める。

DXを通じた業務・生産プロセス改革による利益創出、ダイバーシティ推進は、持続的な成長を支える経営基盤強化に貢献する。安全・品質確保、コンプライアンス遵守を最優先事項とし、成長投資で企業価値向上を図る。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
1271.8B 29.9倍 3.4倍 0.0% 6,195.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 671.9B 598.4B 541.6B
営業利益 58.3B 40.9B 32.7B
純利益 42.4B 27.3B 21.2B
EPS 207.3 133.8 103.6
BPS 1,799.7 1,634.0 1,460.2

大株主

株主名持株比率
東京電力パワーグリッド株式会社0.46%
日本マスタートラスト 信託銀行株式会社(信託口)0.08%
株式会社日本カストディ銀行 (信託口)0.05%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人  株式会社みずほ 銀行決済営業部)0.03%
関電工グループ従業員持株会0.03%
株式会社みずほ銀行0.01%
JPモルガン証券株式会社0.01%
THE BANK OF NEW YORK, TREATY JASDEC ACCOUNT (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ 銀行決済営業部)0.01%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人  株式会社みずほ 銀行決済営業部)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-10東京電力パワーグリッド株式会社 1.00%(46.30%)
2026-03-10東京電力パワーグリッド株式会社 1.00%(43.45%)
2026-02-24東京電力パワーグリッド株式会社 35.56%(8.89%)
2026-02-09東京電力パワーグリッド株式会社 44.45%(2.85%)
2025-07-22三井住友信託銀行株式会社 4.07%(1.06%)
2024-06-20三井住友信託銀行株式会社 5.13%+5.13%
2021-04-07株式会社みずほ銀行 0.02%N/A
2021-04-06野村アセットマネジメント株式会社 3.38%(4.90%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-10EDINET大量保有東京電力パワーグリッド株式会社大量保有 1.0%6,120+1.94%
2026-03-10EDINET大量保有東京電力パワーグリッド株式会社大量保有 1.0%6,120+1.94%
2026-02-24EDINET大量保有東京電力パワーグリッド株式会社大量保有 35.56%6,617-1.30%
2026-02-16TDNetその他関電工売出価格等の決定に関するお知らせ6,284+6.62%
2026-02-09EDINET大量保有東京電力パワーグリッド株式会社大量保有 44.45%5,972+0.84%
2026-02-02TDNetその他関電工売出株式数の変更に関するお知らせ5,557+4.82%
2026-01-30TDNetその他関電工自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ5,563-0.11%
2026-01-29TDNet決算関電工2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)5,759-3.40%
2026-01-29TDNetその他関電工株式の売出しに関するお知らせ5,759-3.40%
2026-01-29TDNet配当・還元関電工自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ(会社法第165条第2項の規定による定款の定めに基づく自5,759-3.40%
2025-07-22EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 4.07%3,464-1.79%
2025-07-14TDNetその他関電工譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ3,361-0.30%
2024-06-20EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 5.13%
2021-04-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.02%
2021-04-06EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 3.38%