Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社 高田工業所 (1966)

高田工業所は、鉄鋼、化学、石油、ガス、電力、半導体、脱炭素関連設備など多岐にわたる産業向けに、プラントの設計、製作、据付、配管、電気、計装、保全・修理を一貫して手掛ける。安定した品質の技術提供と、超音波カッティング装置の研究開発、診断システム提供で競争優位性を築く。脱炭素・半導体関連投資の増加やDX推進、日揮との資本業務提携を成長ドライバーとする。特定業界への依存リスクを抱える。 [本社]北九州市八幡西区 [創業]1948年 [上場]1983年

1. 事業概要と競争優位性

高田工業所グループは、プラント事業を主軸とし、鉄鋼、化学、石油、ガス、電力、半導体、脱炭素関連設備など多岐にわたる産業向けに、設計、製作、据付、配管、電気、計装、保全・修理を一貫して提供する総合エンジニアリング企業である。長年のノウハウと技術的専門性に基づくこの総合エンジニアリング能力が、同社の競争優位性を形成している。安定した品質提供を掲げ、ISO9001認証取得により品質管理体制を確立している。保全・修理事業では、電流情報量診断システムやクラウド型回転機械診断サービス「TM-CLOUD」を提供し、顧客の設備稼働率向上に貢献し、リカーリング収益に繋げている。装置事業では、半導体基板や電子部品を精密切断する超音波カッティング装置の研究開発・商品化を進め、ニッチな技術的優位性を追求している。高度な専門技術、大規模な設備投資、長年の実績と信頼が不可欠なプラントエンジニアリング事業は、新規参入障壁が高い分野である。

2. 沿革ハイライト

1940年9月に個人企業「高田組」として創業し、1948年6月に株式会社高田工業所を設立した。1971年にはシンガポールにプラント建設会社を設立し海外展開を開始。1983年に福岡証券取引所、1993年には大阪証券取引所市場第二部に上場した。1998年には本社でISO9001認証を取得し品質管理体制を強化。2007年に超音波関連事業へ参入し、2011年には超音波カッティング装置を商品化した。2015年には東京証券取引所市場第二部(現スタンダード市場)に上場し、同年タイの配管工事会社を子会社化して海外事業を強化した。2016年以降、電流情報量診断システムやクラウド型回転機械診断サービス「TM-CLOUD」を販売開始し、サービス事業を拡充している。2020年には国内配管工事会社を子会社化。2023年から2024年にかけ、日揮株式会社とEPC分野での業務連携および資本業務提携を締結し、競争力強化を図っている。

3. 収益・成長戦略

プラント業界は人手不足や原材料価格高騰の懸念を抱える一方、脱炭素関連設備等への環境対応投資や半導体関連プラントの建設工事増加が成長ドライバーとなる。当社グループは、これらの市場拡大要因を捉え、主要事業であるプラント事業の基盤整備と受注拡大に努める。新市場・新製品として、超音波カッティング装置、電流情報量診断システム、TM-CLOUDといった新技術・サービスが新たな収益源となる可能性を持つ。建設・保全におけるDX活用による省人化・効率化を推進し、全社基幹システム(ERP)導入や新たな設計ツールの導入により、EPCキャパシティー向上と生産性向上を目指す。M&A戦略として、海外子会社化や国内配管工事会社の子会社化を進め、事業領域の拡大を図る。日揮株式会社との資本業務提携は、EPC分野での連携強化を通じた成長ドライバーとなる。ビジネスモデルはプラントの設計・製作・据付がプロジェクト型収益中心だが、保全・修理事業や診断サービスはストック型収益の要素を持つ。特定業界(製鉄、化学)への依存度が高く、当該業界の動向が業績に影響を及ぼすリスクを認識する。その他、景気変動、資材価格変動、製品欠陥、労働災害、コンプライアンス、情報セキュリティ、感染症のリスクも存在する。

4. 財務健全性

当連結会計年度末の総資産は451億円、純資産は205億円。現金及び現金同等物は49億円、有利子負債は93億円を計上している。設備投資は、省力化・効率化に向けた生産設備の更新、人材確保、職場環境改善、福利厚生充実を目的とし、当連結会計年度の総額は27億円であった。

5. 株主還元

当連結会計年度の年間配当は70.0円を実施した。

6. 注目ポイント

第5次中期経営計画(令和4年度〜令和8年度)では、「成長する産業分野での拡大」と「既存事業の維持・拡大」を軸に、付加価値・生産性向上、事業構造変革を推進する。SDGsへの取組み、「“設備技術産業の雄”への挑戦」、新しい事業領域への挑戦を指針とする。創業85周年を節目に、持続可能な社会の実現に貢献する企業としての成長を目指している。

[本社]北九州市八幡西区 [創業]1948年 [上場]1983年

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W4O2 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
13.5B 5.1倍 0.7倍 0.0% 1,841.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 58.1B 52.3B 57.9B
営業利益 2.9B 2.4B 2.7B
純利益 2.3B 1.7B 1.6B
EPS 362.0 263.6 258.0
BPS 2,764.8 2,617.9 2,302.0

大株主

株主名持株比率
日揮株式会社0.20%
西日本興産株式会社0.11%
光通信株式会社0.07%
株式会社UH Partners 20.06%
高田工業所社員持株会0.05%
株式会社福岡銀行0.04%
株式会社UH Partners 30.03%
日本製鉄株式会社0.03%
佐藤 一孝0.02%
嶋 陽一0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-26光通信株式会社 17.91%+0.82%
2025-05-20光通信株式会社 17.09%+0.87%
2025-03-27日揮株式会社 20.00%+12.07%
2025-03-13日揮株式会社 7.93%+2.93%
2025-03-07光通信株式会社 16.22%+1.03%
2024-11-07光通信株式会社 15.19%+1.01%
2024-08-20光通信株式会社 14.18%+1.02%
2024-08-05光通信株式会社 13.16%+1.01%
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.89%(0.12%)
2024-07-04光通信株式会社 12.15%+1.02%
2024-06-26日本製鉄株式会社 3.96%+0.47%
2024-05-30光通信株式会社 11.13%+1.01%
2024-02-19株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.01%+5.01%
2024-02-09株式会社福岡銀行 3.59%(15.75%)
2024-02-09株式会社福岡銀行 3.59%(15.75%)
2024-02-07株式会社福岡銀行 3.59%(15.75%)
2024-01-10光通信株式会社 10.12%+1.01%
2023-11-29光通信株式会社 9.11%+1.08%
2022-04-13光通信株式会社 8.03%+1.01%
2022-03-07光通信株式会社 7.02%+1.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-09-26EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 17.91%1,595+0.38%
2025-08-06TDNet決算高田工業所令和8年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,565-1.34%
2025-05-20EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 17.09%1,517-1.45%
2025-03-27EDINET大量保有日揮株式会社大量保有 20.0%1,553-2.12%
2025-03-13EDINET大量保有日揮株式会社大量保有 7.93%1,556+0.58%
2025-03-07EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 16.22%1,387+2.31%
2024-11-07EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 15.19%
2024-08-20EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 14.18%
2024-08-05EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 13.16%
2024-07-29EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 4.89%
2024-07-04EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 12.15%
2024-06-26EDINET大量保有日本製鉄株式会社大量保有 3.96%
2024-05-30EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 11.13%
2024-02-19EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.01%
2024-02-09EDINET大量保有株式会社福岡銀行大量保有 3.59%
2024-02-09EDINET大量保有株式会社福岡銀行大量保有 3.59%
2024-02-07EDINET大量保有株式会社福岡銀行大量保有 3.59%
2024-01-10EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 10.12%
2023-11-29EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 9.11%
2022-04-13EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 8.03%