Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

高橋カーテンウォール工業株式会社 (1994)

高橋カーテンウォール工業は、ビル外壁材のプレキャストコンクリートカーテンウォール(PCCW)の設計・製造・施工を主力とする。1960年代参入後、PCCW事業で「業界シェアトップ」を確立する。アーキテクチュラルコンクリート開発や炭素固定性PC部材の特許取得等、技術力で差別化を図る。ホテル・学校向け水施設のアクア事業も展開し、メンテナンス案件引き継ぎでストック型収益を強化する。脱炭素技術開発やアクア事業の業容拡大を成長ドライバーとする。 [本社]東京都中央区 [創業]1965年 [上場]1990年

1. 事業概要と競争優位性

高橋カーテンウォール工業グループは、建設業を主な事業とする。主力はプレキャストコンクリートカーテンウォール(PCCW)事業であり、ビル外壁材や建築用プレキャストコンクリート部材の設計・製造・施工を行う。PCCWはオーダーメードで製造し、中国子会社へ設計を委託する。

PCCW事業は1960年代に後発参入後、「業界シェアトップ」の地位を確立する。工場新設による生産設備増強、人材採用・育成を通じて総合力を高め、PCCW市場における参入障壁を形成する。

競争優位性として、コンクリートの調合を工夫した「アーキテクチュラルコンクリート」を開発し、設計事務所に提案、多数採用される。2004年10月には「ペニンシュラホテル東京」を受注する。CO2削減研究を推進し、2024年10月には炭素固定性PC部材に関する特許を取得する。NEDOのCUCOに参画し、カーボンネガティブコンクリートの製品化を目指す。これらの技術開発は、高品質・高付加価値製品による同業他社との差別化を図る。

アクア事業では、ホテル・学校・スポーツ施設等のプール、各種温浴施設などの水施設・水空間・水環境の企画・提案・設計・施工を行う。メンテナンス案件引き継ぎによりストック型収益を強化し、業容拡大を目指す。連結子会社㈱タカハシテクノは不動産賃貸事業を行う。

2. 沿革ハイライト

1965年1月、株式会社高橋商会を設立する。1981年6月に高橋カーテンウォール工業株式会社に商号を変更する。1990年7月、社団法人日本証券業協会へ株式店頭登録を行う。1992年12月、中国遼寧省大連市に合弁会社大連高連幕墻有限公司を設立する。1993年10月、アクア施設部を設置する。2004年10月、アーキテクチュラルコンクリートを開発し、「ペニンシュラホテル東京」を受注する。2024年10月、ホタテ貝殻砂入プレキャストコンクリート部材の特許を取得する。

3. 収益・成長

経営目標は、景気低迷期を除き経常利益率10%以上、低迷期は5%以上とする。2024年度の経常利益率は7.2%であった。資本効率指標としてWACCを採用し、2024年のWACC5.7%に対しROIC3.8%と、1.9%の改善を目指す。

PCCW事業では、人材強化を継続し、デザイン面や脱炭素等の環境性能向上について設計事務所やゼネコンのリクエストに応える。日射を遮る庇形状のPC版やSDGs対応壁形式をPRし、採用面積の増加に努める。建設業界でPCCWを使う大型案件の出現を成長機会と捉える。

アクア事業では、人材強化を進め、新築・メンテ需要に対応できる体制を整える。拡大するステンレスプールマーケットの需要を取り込み、メンテナンス案件を引き継ぎ、周辺分野にも進出して業容拡大を目指す。

研究開発活動として、炭素固定性海洋生物殻廃棄物を用いたPC部材の開発や、NEDOのCUCOに参画しカーボンネガティブコンクリートの製品化を目指す。2024年度の研究開発費は38,307千円であり、全てPCCW事業に投下する。これらの活動は、新市場・新製品創出を通じた成長ドライバーとなる。

建設業界の人手不足リスクに対し、安定した財務基盤を背景に人材採用・育成を強化し、供給力維持を図る。これは、将来的な供給力不足に対応し、競争優位性維持に寄与する。

4. 財務健全性

2024年12月31日時点の総資産は13,876,896千円、純資産は10,772,742千円である。自己資本比率は約77.6%と高く、安定した財務基盤を構築する。現金及び現金同等物は1,028,871千円、有利子負債は1,329,000千円である。有利子負債は2022年12月31日時点の0千円から、2024年12月31日には1,329,000千円へ増加する。しかし、純資産に対する有利子負債比率は低水準を維持する。

5. 株主還元

直近3会計年度において、年間配当金は一貫して20.0円を維持する。

6. 注目ポイント

PCCW事業の「業界シェアトップ」の地位と、アーキテクチュラルコンクリートや炭素固定性PC部材の特許取得に代表される技術力は、同社の競争優位性を示す。環境配慮型製品開発は、脱炭素社会への移行期に新たな需要を創出し、持続的な成長に貢献する可能性を持つ。アクア事業のメンテナンス案件引き継ぎ戦略は、安定的な収益源確保と市場シェア拡大に寄与する。建設業界の人手不足に対し、安定した財務基盤を活かした人材投資と供給力維持の戦略は、長期的な競争力維持に不可欠である。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VH3I | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
5.4B 13.0倍 0.4倍 3.5% 569.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 3.4B 2.0B 8.2B
営業利益 -95M 340M 450M
純利益 -64M 231M 347M
EPS -8.1 29.2 43.8
BPS

大株主

株主名持株比率
高 橋 武 治0.19%
高 橋 敏 男0.11%
岩 崎 陽 子0.06%
高 橋 宗 敏0.06%
高 橋 亜 紀 子0.05%
高 橋 雅 代0.02%
BNYM RE BNYMLB RE GPP CLIENT MONEY AND ASSETS AC(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
昭和化学工業株式会社0.02%
 INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-02-26高橋 敏男 11.83
2026-02-26高橋 敏男 9.35
2026-02-26高橋 敏男 10.59
2026-02-26高橋 敏男 9.35
2026-02-24高橋 敏男 9.35
2026-01-08株式会社SBI証券 5.92
2026-01-06高橋 武治 10.08
2026-01-06高橋 武治 15.31
2025-11-20株式会社SBI証券 7.04
2025-07-04高橋 武治 10.08
2025-07-02高橋 武治 15.31
2025-01-21株式会社SBI証券 5.73
2025-01-14高橋 武治 10.74
2025-01-09株式会社SBI証券 0.48
2025-01-07高橋 武治 16.28
2024-12-19株式会社SBI証券 5.72
2024-12-09高橋 武治 10.74
2023-07-07SMBC日興証券株式会社 4.03
2023-06-07高橋 敏男 10.59
2023-06-01高橋 敏男 10.59

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-27TDNet主要株主の異動に関するお知らせ
2026-02-26TDNetHolding change by 高橋 敏男
2026-02-26TDNetdividend: 剰余金の配当に関するお知らせ
2026-02-26TDNet剰余金の配当に関するお知らせ
2026-02-26TDNetHolding change by 高橋 敏男
2026-02-26TDNetHolding change by 高橋 敏男
2026-02-26TDNetHolding change by 高橋 敏男
2026-02-24TDNetHolding change by 高橋 敏男
2026-02-04TDNet業績予想の修正に関するお知らせ
2026-02-04TDNetforecast_revision: 業績予想の修正に関するお知らせ
2026-01-08TDNetHolding change by 株式会社SBI証券
2026-01-06TDNetHolding change by 高橋 武治
2026-01-06TDNetHolding change by 高橋 武治
2025-11-20TDNetHolding change by 株式会社SBI証券
2025-11-06TDNet業績予想の修正に関するお知らせ
2025-11-06TDNetforecast_revision: 業績予想の修正に関するお知らせ
2025-10-20TDNet自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2025-10-20TDNetbuyback: 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ
2025-10-02TDNetbuyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ
2025-10-02TDNet自己株式の取得状況に関するお知らせ