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株式会社ヒガシマル (2058)

ヒガシマルは養魚用配合飼料等の水産事業と、乾麺・即席めん・調味料等の食品事業を展開する。創業以来の研究開発に注力し、水産事業では産官学連携による革新的な飼料開発や魚病対策研究を進める。食品・水産両事業でISO22000を取得し、品質・安全性を追求する。国内市場縮小を見据え、アジア・北中南米を中心とした海外市場開拓を成長戦略とする。魚粉に過度に依存しない飼料開発も推進し、持続可能性にも貢献する。 [本社]鹿児島県日置市 [創業]1979年 [上場]1998年

株式会社ヒガシマルは、養魚用配合飼料等の水産事業と、乾麺・即席めん・調味料等の食品事業を主要な事業として展開する。

1. 事業概要と競争優位性

水産事業では、養魚用配合飼料の製造販売を中核に、魚介類種苗・養魚用栄養強化剤、生鮮魚介類・配合飼料の販売、養殖生産販売も手掛ける。食品事業では、乾麺、即席めん、調味料類、粉末食品、冷凍食品の製造販売を行う。

競争優位性は、創業以来の研究開発への注力にある。革新的な研究により、収益性が高く競争力のある製品開発を目指す。特に水産事業では、串木野臨海研究所を拠点に、原材料の組成変更や藻類・植物性原料素材を活用した飼料開発の実証実験を進める。主力のエビ・魚飼料類では、成長促進、抗病効果、顧客の採算性向上を追求した飼料開発に取り組む。また、水産養殖における魚病対策として、魚病診断と蔓延防止策のアドバイスを行う。藻類などの飼料応用研究や魚の品種改良、種苗生産分野では産学官連携での研究開発を推進する。

品質・安全性の追求も競争優位性の一つであり、食品事業は2019年5月、水産事業は2020年7月に食品安全マネジメントシステムに関する国際規格「ISO22000」を取得している。飼料メーカー・食品メーカーとしてトレーサビリティを徹底し、原材料及び製品の品質管理を厳格に行う。研究開発力、品質管理体制、設備投資は、事業の参入障壁となる。

2. 沿革ハイライト

1979年10月に株式会社ヒガシマルを設立し、麺及び養魚用配合飼料の製造販売を開始した。1981年5月、農林水産省の補助を受け養魚用配合飼料開発研究所を完成させ、飼料実証試験事業を継承。1984年3月、鹿児島工場を新設し、クルマエビ用配合飼料の製造を移転。1993年11月、臨海研究所を新設し、研究開発体制を強化。1998年3月、福岡証券取引所に株式を上場。

その後、M&A戦略により事業領域を拡大し、マリンテック、コスモ食品、向井珍味堂など複数の企業を子会社化し、事業領域を拡大した。2017年11月、ヤンバル琉宮水産を設立し、養殖生産販売事業を強化。2022年7月、串木野第2工場を新設し、生産能力を増強。

3. 収益・成長

当社グループは、売上高及び経常利益の持続的な成長を目標とする。成長ドライバーは、革新的な研究開発による競争力のある製品開発と、海外市場の開拓である。将来的な国内市場の縮小に備え、水産飼料部門ではアジア・北中南米向けの売上及び利益拡大を図り、食品部門では各営業所において海外向け販売を強化する。また、水産資源の持続可能性への対応として、原材料である魚粉に過度に依存しない飼料の開発にも取り組む。M&Aによるグループシナジーの発揮も企業価値向上に貢献する。

4. 財務健全性

生産能力増強と合理化のための設備投資を継続し、自己資金及び借入金で賄う。事業等のリスクとして、水産事業における自然環境や漁獲量・輸入量、主要原材料の価格変動、製品事故、固定資産の減損、情報システム障害、関係会社業績変動、大規模自然災害などが挙げられる。当社グループは、代表取締役社長をリスク管理最高責任者とし、「リスクマネジメント規程」に基づき、危機の未然防止と被害最小化に努める。

5. 株主還元

提供テキストに株主還元方針に関する記述はない。

6. 注目ポイント

当社グループの注目ポイントは、創業以来の研究開発力を基盤としたニッチ市場での競争力維持・強化、特に水産事業における産学官連携による持続可能な飼料開発と魚病対策への取り組みである。また、国内市場の課題に対応するための海外市場開拓戦略の進捗と、M&Aによる事業多角化とシナジー創出能力が、今後の成長を左右する。

[本社]鹿児島県日置市 [創業]1979年 [上場]1998年

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W3RZ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 14.1B 13.0B 11.7B
営業利益 146M -11M -33M
純利益 80M -104M -75M
EPS 20.4 -26.5 -19.2
BPS 1,298.2 1,319.3 1,325.2

大株主

株主名持株比率
東      勤0.15%
東      実0.14%
有限会社ヒガシマル開発0.11%
ヒガシマル共栄会0.10%
株式会社鹿児島銀行0.04%
東  吉太郎0.04%
東    久江0.04%
鹿児島ビル不動産株式会社0.02%
ヒガシマル従業員持株会0.02%
日本生命保険相互会社0.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-11-27TDNetその他ヒガシマル連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ