Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

DM三井製糖株式会社 (2109)

DM三井製糖は、砂糖事業を主力にライフ・エナジー、不動産事業を展開しています。国内砂糖事業では「業界最大の盤石な生産体制」を構築し、安定供給を担い、海外では東南アジア・中東・中国で事業拡大を推進。ライフ・エナジー事業は、機能性甘味料パラチノースの知見や糖・タンパク質のノウハウを活かし、「Nutrition by Life Stage」を掲げ、M&Aや新規事業開発で高付加価値化と成長を目指します。不動産賃貸は安定的なキャッシュ創出に貢献します。 [本社]東京都港区芝 [創業]1947年 [上場]1953年

1. 事業概要と競争優位性

DM三井製糖グループは、砂糖事業、ライフ・エナジー事業、不動産事業を柱に展開しています。

砂糖事業は売上高の約80%以上を占める主力で、国内では生産拠点再編や提携により「精製糖・ビート糖ともに業界最大の盤石な生産体制を全国規模で構築」し、支配的地位を確立しています。海外では東南アジア・中東・中国を中心に事業を拡大し、現地での高い認知度やネットワークを活かし、グローバルな収益獲得を目指します。

ライフ・エナジー事業は、食品香味料、栄養療法食品、嚥下障害対応食品などを製造販売。「Nutrition by Life Stage」をキーワードに、糖やタンパク質に関する長年の知見やノウハウ、販売チャネルを相互活用し、スポーツニュートリションやシニアニュートリション等のターゲット領域での存在価値向上を目指します。医療・介護分野で信頼される栄養療法食品を提供し、機能性甘味料「パラチノース」の機能性探索研究も推進。新規事業開発を加速しています。

不動産事業は、不動産賃貸及び太陽光発電による電気の供給・販売を行い、グループ保有不動産の有効活用により、安定的なキャッシュ創出と資産価値維持・向上を図ります。

2. 沿革ハイライト

1947年9月、湘南糖化工業株式会社として創立し、1953年12月、東京証券取引所に上場。1970年11月、3社合併により三井製糖株式会社に商号変更しました。1973年7月、不動産事業を開始。1984年11月、機能性甘味料「パラチノース」の生産・販売を開始しました。2001年、2005年には他社を吸収合併し、事業基盤を強化。2012年以降、複数企業を連結子会社化し、事業領域を拡大しました。2021年4月、大日本明治製糖株式会社との経営統合により、DM三井製糖ホールディングス株式会社に商号を変更。2023年5月、連結子会社間の合併によりDM三井製糖株式会社に商号変更し、2025年4月には親会社が連結子会社を吸収合併し、現商号であるDM三井製糖株式会社に変更予定です。

3. 収益・成長戦略

ROE 7%以上を経営目標の一つとしています。砂糖事業は国内消費量の漸減傾向にあるものの、フードテックやサステナビリティ意識向上による新たな可能性に期待。海外事業は、東南アジア・中東・中国の堅調な経済成長と砂糖需要増加を成長ドライバーとし、生産・販売体制強化によりグローバルな拡販と収益力強化を図ります。

ライフ・エナジー事業は「Nutrition by Life Stage」の実現に向け、新規事業開発及びM&Aを加速。活力健康食品、栄養療法食品、フードテック、バイオ事業を軸に、糖やタンパク質に関する知見・ノウハウを相互活用し、スポーツニュートリションやシニアニュートリション等のターゲット領域での成長を目指します。研究開発投資を積極的に行い、パラチノースの機能性探索や新規素材開発、商品開発、海外展開を推進。不動産事業は、安定的なキャッシュ創出を通じて、成長領域である海外事業やライフ・エナジー事業への経営資源再配分を支えます。

4. 財務健全性

将来の成長に向けた事業・資産取得に伴うのれん等償却負担増大の財務上の特徴を踏まえ、キャッシュ創出力を表すEBITDA指標を参考として財務の実態把握に努めています。当連結会計年度のEBITDAは8,818百万円、前連結会計年度は11,308百万円です。当連結会計年度の営業キャッシュフローは12,081百万円、投資キャッシュフローは20,652百万円です。当連結会計年度末の現金及び現金同等物は14,825百万円、有利子負債は18,520百万円です。

5. 株主還元

当連結会計年度の年間配当金は110.0円、前連結会計年度も110.0円です。当連結会計年度の1株当たり純利益(EPS)は257.0円、1株当たり純資産(BPS)は3201.11円です。

6. 注目ポイントとリスク

国内砂糖事業の「業界最大の盤石な生産体制」は、国内市場での競争優位性と参入障壁を強化します。海外事業は、東南アジア・中東・中国の砂糖需要増加を捉え、現地ブランド力やネットワークを活用した成長戦略を推進。ライフ・エナジー事業は「Nutrition by Life Stage」を軸に、機能性甘味料パラチノースの知見、栄養療法食品の医療・介護分野での信頼、フードテック技術を組み合わせた高付加価値化と新規事業開発、M&Aによる成長を加速します。不動産事業は安定的なキャッシュ創出源として、成長領域への投資を支えます。

一方で、地政学的リスクの長期化、原材料価格や光熱費の高止まり、人手不足の深刻化、為替変動、農業政策の変更、気候変動、M&Aに伴うのれん減損リスクなど、事業を取り巻く外部環境の変化とリスク要因への対応が経営課題となります。

[本社]東京都港区芝 [創業]1947年 [上場]1953年

出典: 有価証券報告書 (2025-03) | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
95.3B 13.1倍 1.1倍 0.0% 3,365.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 178.8B 170.8B 163.3B
営業利益 13.8B 4.3B 1.1B
純利益 6.3B 8.4B 7.9B
EPS 195.1 261.7 245.2
BPS 3,550.7 3,475.7 3,321.1

大株主

株主名持株比率
三井物産株式会社 (常任代理人 資産管理サービス信託銀行株式会社)0.32%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.05%
豊田通商株式会社0.04%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口)0.02%
双日株式会社0.02%
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口9)0.02%
株式会社三井住友銀行0.02%
GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.02%
双日食料株式会社0.01%
BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (PRINCIPAL ALL SECTOR SUBPORTFOLIO) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2021-04-07三菱商事株式会社 19.88%+19.88%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-06-17TDNetその他DM三井製糖資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応(アップデート)について3,075+0.33%
2021-04-07EDINET大量保有三菱商事株式会社大量保有 19.88%