Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社インタースペース (2122)

インタースペースは、成果報酬型広告「アクセストレード」を展開するパフォーマンスマーケティング事業と、国内最大級の「ママスタ」「塾シル」などを運営するメディア事業が主軸。アクセストレードは2001年からの経験と自社開発体制が強み。メディア事業はニッチ市場で支配的地位を確立。マーケティングソリューションでストック型収益も確保。インターネット広告市場の拡大を成長ドライバーとし、無借金経営で財務も健全。 [本社]東京都新宿区 [創業]1999年 [上場]2006年

インタースペースは、インターネットを活用したパフォーマンスマーケティングとメディア運営を主軸とする企業だ。事業は「パフォーマンスマーケティング事業」と「メディア事業」の二つに大別される。

パフォーマンスマーケティング事業は、日本および東南アジアで展開する成果報酬型広告「アクセストレード」と、法人向けWebマーケティングツールなどを提供する「マーケティングソリューション」で構成される。主力のアフィリエイトサービス「アクセストレード」は、2001年3月からの長年の運営経験とノウハウ、自社開発部門による迅速な対応力が競争優位性だ。マーケティングソリューションでは、法人向けWebマーケティングツール「SiteLead」などを提供し、主に月額定額課金(サブスクリプション)モデルにより安定したストック型収益を確保している。

メディア事業は、女性向け記事コンテンツの「コンテンツメディア」と、商品・サービスの比較情報を提供する「比較・検討メディア」で構成される。「ママスタ」「saita」などのコンテンツメディアは、日本最大級のママ向け情報プラットフォームとしてニッチ市場で支配的地位を確立し、主にアドネットワーク広告料で収益を得る。「塾シル」などの比較・検討メディアは、国内最大級の学習塾ポータルとして成果報酬を得るビジネスモデルだ。これらのメディアは、それぞれの分野で高い市場シェアを構築している。

インタースペースは1999年11月に設立され、2001年3月に主力のアフィリエイトサービス「アクセストレード」の運営を開始した。2006年9月に東証マザーズ市場に上場し、2022年4月にはスタンダード市場へ移行。2007年10月には育児支援サイト「ママスタジアム」の事業を譲受し、メディア事業の基盤を強化した。2013年7月以降は、インドネシア、タイ、ベトナムなど東南アジアに現地法人を設立し、パフォーマンスマーケティング事業を中心に海外展開を推進してきた。

当社グループは「Global市場に向け、パフォーマンスマーケティング領域でAsiaトップのポジションを目指す」という中期Visionを掲げ、中期経営計画(2023年10月~2026年9月)を策定したが、パフォーマンス広告およびコンテンツメディアの減益、プラットフォーマーによる規制強化など、想定を上回る事業環境の変化により、現在、中期経営計画の見直しを進めている。

インターネット広告市場は堅調な拡大が見込まれ、2025年には前年比9.7%増の3兆2,472億円まで拡大すると予想される(株式会社CARTA COMMUNICATIONS他調べ)。この市場拡大を成長ドライバーとし、当社グループは顧客提供価値の強化と新たな収益モデルの拡充を図る。具体的には、パフォーマンスマーケティング事業で蓄積した顧客データと販売力を活かし、マーケティングソリューションと組み合わせた新サービス提供を開始する。メディア事業では、コンテンツメディアの会員基盤を活かした付加価値の高いサービスを拡充し、収益力向上を目指す。また、海外事業の効率化、人員構成の最適化、AI活用によるコスト削減など、全社的なコスト構造の見直しにより、持続的な収益向上を図る方針だ。

直近の業績として、2025年9月期の売上高は8,846百万円、営業利益は371百万円、純利益は206百万円を計上した。前年同期と比較すると、売上高は増加したが、営業利益は減少し、純利益は増加した。EPSは32.82円であり、前年同期の9.48円から改善している。

当社グループの財務状況は極めて健全だ。2025年9月期の総資産は11,181百万円、純資産は5,636百万円であり、自己資本比率は約50.4%となる。現金及び現金同等物は5,594百万円を保有し、有利子負債は0円であるため、実質無借金経営を維持している。これは、外部環境の変化に対する耐性や、将来の成長投資に向けた財務的な柔軟性を示すものだ。

当社グループは、安定的な株主還元を重視する。2025年9月期および前年同期の年間配当金は30.0円であり、前々年同期の25.0円から増配傾向にある。

インタースペースは、アフィリエイトサービス「アクセストレード」における長年の運営経験と自社開発体制、および「ママスタ」「塾シル」といった国内最大級のメディアプラットフォームを競争優位性として持つ。マーケティングソリューション事業におけるサブスクリプションモデルは、安定的な収益基盤を構築する。東南アジアへの積極的な海外展開は、TAM(Total Addressable Market)拡大の成長ドライバーとなるだろう。無借金経営による強固な財務基盤も特筆すべき点だ。一方で、中期経営計画の見直しが示すように、プラットフォーマーによる規制強化や技術革新への対応、競合激化がリスク要因となる。新たな中期経営計画の策定と、それに基づく成長戦略の実行が今後の注目点となる。

[本社]東京都新宿区 [創業]1999年 [上場]2006年

出典: 有価証券報告書 (2025-09) doc_id=S100XC5E | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
9.2B 40.2倍 1.5倍 0.0% 1,321.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 8.8B 7.9B 7.3B
営業利益 371M 556M 792M
純利益 206M 60M 586M
EPS 32.8 9.5 93.4
BPS 897.9 898.8 920.9

大株主

株主名持株比率
河端  伸一郎0.47%
河端  隼平0.08%
藤田  由里子0.08%
河端  雄樹0.05%
河端  繁0.04%
光通信KK投資事業有限責任組合 無限責任組合員光通信株式会社0.03%
原田  茂行0.02%
インタースペース社員持株会0.02%
小川 三穂子0.01%
橋本 憲子0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-05-20RMB Capital Management, LLC 0.00%(6.14%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-10TDNetIRIスペース2026年9月期 第1四半期決算説明会資料1,244+1.13%
2026-02-10TDNet決算Iスペース2026年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,244+1.13%
2026-02-10TDNet人事Iスペース役員持株会設立に関するお知らせ1,244+1.13%
2025-12-22TDNetその他Iスペース支配株主等に関する事項について1,153+0.09%
2025-11-12TDNetIRIスペース2025年9月期 決算説明会資料1,225+0.73%
2025-11-11TDNet決算Iスペース2025年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)1,254-2.31%
2025-11-10TDNet業績修正Iスペース通期連結業績予想の修正に関するお知らせ1,200+4.50%
2025-09-30TDNet人事Iスペース人事異動に関するお知らせ1,235-1.62%
2025-09-16TDNetその他Iスペース株主優待制度の導入に関するお知らせ940+15.96%
2025-09-16TDNetその他Iスペース海外連結子会社2社の解散及び清算並びに休止のお知らせ940+15.96%
2025-08-12TDNetIRIスペース2025年9月期 第3四半期決算説明会資料928-0.75%
2025-08-12TDNet業績修正Iスペース通期連結業績予想の修正および役員報酬の減額に関するお知らせ928-0.75%
2025-08-12TDNet決算Iスペース2025年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)928-0.75%
2022-05-20EDINET大量保有RMB Capital Manageme変更