インタースペースは、インターネットを活用したパフォーマンスマーケティングとメディア運営を主軸とする企業だ。事業は「パフォーマンスマーケティング事業」と「メディア事業」の二つに大別される。
パフォーマンスマーケティング事業は、日本および東南アジアで展開する成果報酬型広告「アクセストレード」と、法人向けWebマーケティングツールなどを提供する「マーケティングソリューション」で構成される。主力のアフィリエイトサービス「アクセストレード」は、2001年3月からの長年の運営経験とノウハウ、自社開発部門による迅速な対応力が競争優位性だ。マーケティングソリューションでは、法人向けWebマーケティングツール「SiteLead」などを提供し、主に月額定額課金(サブスクリプション)モデルにより安定したストック型収益を確保している。
メディア事業は、女性向け記事コンテンツの「コンテンツメディア」と、商品・サービスの比較情報を提供する「比較・検討メディア」で構成される。「ママスタ」「saita」などのコンテンツメディアは、日本最大級のママ向け情報プラットフォームとしてニッチ市場で支配的地位を確立し、主にアドネットワーク広告料で収益を得る。「塾シル」などの比較・検討メディアは、国内最大級の学習塾ポータルとして成果報酬を得るビジネスモデルだ。これらのメディアは、それぞれの分野で高い市場シェアを構築している。
インタースペースは1999年11月に設立され、2001年3月に主力のアフィリエイトサービス「アクセストレード」の運営を開始した。2006年9月に東証マザーズ市場に上場し、2022年4月にはスタンダード市場へ移行。2007年10月には育児支援サイト「ママスタジアム」の事業を譲受し、メディア事業の基盤を強化した。2013年7月以降は、インドネシア、タイ、ベトナムなど東南アジアに現地法人を設立し、パフォーマンスマーケティング事業を中心に海外展開を推進してきた。
当社グループは「Global市場に向け、パフォーマンスマーケティング領域でAsiaトップのポジションを目指す」という中期Visionを掲げ、中期経営計画(2023年10月~2026年9月)を策定したが、パフォーマンス広告およびコンテンツメディアの減益、プラットフォーマーによる規制強化など、想定を上回る事業環境の変化により、現在、中期経営計画の見直しを進めている。
インターネット広告市場は堅調な拡大が見込まれ、2025年には前年比9.7%増の3兆2,472億円まで拡大すると予想される(株式会社CARTA COMMUNICATIONS他調べ)。この市場拡大を成長ドライバーとし、当社グループは顧客提供価値の強化と新たな収益モデルの拡充を図る。具体的には、パフォーマンスマーケティング事業で蓄積した顧客データと販売力を活かし、マーケティングソリューションと組み合わせた新サービス提供を開始する。メディア事業では、コンテンツメディアの会員基盤を活かした付加価値の高いサービスを拡充し、収益力向上を目指す。また、海外事業の効率化、人員構成の最適化、AI活用によるコスト削減など、全社的なコスト構造の見直しにより、持続的な収益向上を図る方針だ。
直近の業績として、2025年9月期の売上高は8,846百万円、営業利益は371百万円、純利益は206百万円を計上した。前年同期と比較すると、売上高は増加したが、営業利益は減少し、純利益は増加した。EPSは32.82円であり、前年同期の9.48円から改善している。
当社グループの財務状況は極めて健全だ。2025年9月期の総資産は11,181百万円、純資産は5,636百万円であり、自己資本比率は約50.4%となる。現金及び現金同等物は5,594百万円を保有し、有利子負債は0円であるため、実質無借金経営を維持している。これは、外部環境の変化に対する耐性や、将来の成長投資に向けた財務的な柔軟性を示すものだ。
当社グループは、安定的な株主還元を重視する。2025年9月期および前年同期の年間配当金は30.0円であり、前々年同期の25.0円から増配傾向にある。
インタースペースは、アフィリエイトサービス「アクセストレード」における長年の運営経験と自社開発体制、および「ママスタ」「塾シル」といった国内最大級のメディアプラットフォームを競争優位性として持つ。マーケティングソリューション事業におけるサブスクリプションモデルは、安定的な収益基盤を構築する。東南アジアへの積極的な海外展開は、TAM(Total Addressable Market)拡大の成長ドライバーとなるだろう。無借金経営による強固な財務基盤も特筆すべき点だ。一方で、中期経営計画の見直しが示すように、プラットフォーマーによる規制強化や技術革新への対応、競合激化がリスク要因となる。新たな中期経営計画の策定と、それに基づく成長戦略の実行が今後の注目点となる。
[本社]東京都新宿区 [創業]1999年 [上場]2006年
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 9.2B | 40.2倍 | 1.5倍 | 0.0% | 1,321.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 8.8B | 7.9B | 7.3B |
| 営業利益 | 371M | 556M | 792M |
| 純利益 | 206M | 60M | 586M |
| EPS | 32.8 | 9.5 | 93.4 |
| BPS | 897.9 | 898.8 | 920.9 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 河端  伸一郎 | 0.47% |
| 河端  隼平 | 0.08% |
| 藤田  由里子 | 0.08% |
| 河端  雄樹 | 0.05% |
| 河端  繁 | 0.04% |
| 光通信KK投資事業有限責任組合 無限責任組合員光通信株式会社 | 0.03% |
| 原田  茂行 | 0.02% |
| インタースペース社員持株会 | 0.02% |
| 小川 三穂子 | 0.01% |
| 橋本 憲子 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2022-05-20 | RMB Capital Management, LLC | 0.00% | (6.14%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-10 | TDNet | IR | Iスペース | 2026年9月期 第1四半期決算説明会資料 | 1,244 | +1.13% |
| 2026-02-10 | TDNet | 決算 | Iスペース | 2026年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 1,244 | +1.13% |
| 2026-02-10 | TDNet | 人事 | Iスペース | 役員持株会設立に関するお知らせ | 1,244 | +1.13% |
| 2025-12-22 | TDNet | その他 | Iスペース | 支配株主等に関する事項について | 1,153 | +0.09% |
| 2025-11-12 | TDNet | IR | Iスペース | 2025年9月期 決算説明会資料 | 1,225 | +0.73% |
| 2025-11-11 | TDNet | 決算 | Iスペース | 2025年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結) | 1,254 | -2.31% |
| 2025-11-10 | TDNet | 業績修正 | Iスペース | 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ | 1,200 | +4.50% |
| 2025-09-30 | TDNet | 人事 | Iスペース | 人事異動に関するお知らせ | 1,235 | -1.62% |
| 2025-09-16 | TDNet | その他 | Iスペース | 株主優待制度の導入に関するお知らせ | 940 | +15.96% |
| 2025-09-16 | TDNet | その他 | Iスペース | 海外連結子会社2社の解散及び清算並びに休止のお知らせ | 940 | +15.96% |
| 2025-08-12 | TDNet | IR | Iスペース | 2025年9月期 第3四半期決算説明会資料 | 928 | -0.75% |
| 2025-08-12 | TDNet | 業績修正 | Iスペース | 通期連結業績予想の修正および役員報酬の減額に関するお知らせ | 928 | -0.75% |
| 2025-08-12 | TDNet | 決算 | Iスペース | 2025年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 928 | -0.75% |
| 2022-05-20 | EDINET | 大量保有 | RMB Capital Manageme | 変更 | — | — |