Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

第一屋製パン株式会社 (2215)

第一屋製パンは、1947年創業の歴史を持つ食品事業を主力とし、パン、和洋菓子、クッキー等の製造販売を行う。長年培った技術力と商品力を基盤に、ロングセラー商品のリニューアルやキャラクター商品開発でブランド力を維持する。パンのホールセール市場は上位3社が過半を占める競争環境にあり、新領域として非日配品や冷凍食品の開発で成長を図る。不動産賃貸事業も営む。食品安全管理体制を強化し、国際規格FSSC22000の取得を進める。 [本社]東京都小平市 [創業]1947年 [上場]1962年

1. 事業概要と競争優位性

第一屋製パンは、1947年創業の食品事業を主力とし、パン、和洋菓子、クッキー等の製造販売を行う企業です。加えて、不動産賃貸事業も展開しています。食品事業では、長年培った技術力と商品力を競争優位性の源泉とし、「おいしさに まごころこめて」をモットーに、品質向上、原価低減、マーケティング強化による差別化商品開発を推進しています。ロングセラー商品のリニューアルやキャラクター商品開発に注力し、ブランド育成と売上拡大を図っています。パンのホールセール市場は上位3社が過半を占める厳しい競争環境にある中、同社は国際規格FSSC22000の認証取得を進め、食品安全管理体制を強化し、信頼とブランド価値向上に努めています。

2. 沿革ハイライト

1947年5月16日に設立され、1962年9月に東証二部上場、1970年11月には東証・大証一部指定替えとなりました。創業以来、全国各地に工場を新設・買収し生産体制を拡充しています。1974年にはクッキー専門のスリースター製菓、1996年には物流子会社ファースト・ロジスティックスを設立し、事業領域とサプライチェーンを強化しました。2009年には豊田通商と資本業務提携を締結。2022年4月には東証スタンダード市場へ移行しました。近年は、横浜工場閉鎖(2022年12月)や松戸の賃貸不動産売却(2024年5月)など、資産の最適化を進めています。

3. 収益・成長戦略

食品事業は、原材料・物流費等の高騰と消費者の節約志向という厳しい経営環境に直面しています。このような状況下、同社は持続的な成長のため以下の戦略を推進しています。

商品開発の強化として、マーケティング・開発部門連携を強化し、NB商品開発を推進します。強みであるキャラクター商品への注力に加え、ロングセラーのリニューアル、季節限定、人気企業とのコラボ商品を投入し、商品力向上を図ります。業務用やコンビニエンスストア等の販路開拓も進めます。中長期的には、パンと親和性の高い非日配品のロングライフ商品や冷凍品(焼き菓子、生地等)といった新領域開発に注力し、新たな売上創出を目指します。

生産性向上とコスト削減も重要な柱です。DPS(Daiichi-pan Production System)継続と積極的な設備投資で生産効率を高め、食品ロス削減のため消費期限延長にも取り組みます。物流費上昇に対し、配送コース再編や共同配送を推進し、経費抑制と効率化を図ります。部門別損益管理強化と原価管理精度向上によるコスト削減も継続します。

不動産事業では、横浜工場跡地の有効活用を推進し、収益基盤構築と企業安定性確保を目指します。横浜工場跡地賃料は2024年4月より計上され、2025年中に満額となる見込みで、収益貢献が期待されます。

4. 財務健全性

同社は営業利益を最重要指標と認識しています。2024年12月期、現金及び現金同等物3,930百万円に対し有利子負債14百万円と、実質無借金に近い状態を実現しました。前年度の有利子負債3,842百万円から大幅に改善しています。総資産15,781百万円に対し純資産8,054百万円と堅調です。2024年5月の松戸不動産売却による固定資産売却益1,366百万円が純利益2,055百万円に寄与し、純資産増加に貢献しました。営業キャッシュフローは952百万円と堅調、投資キャッシュフローは3,896百万円と積極的な投資活動を示しています。

5. 株主還元

提供テキストに株主還元に関する具体的な記述はありません。

6. 注目ポイント

第一屋製パンの注目点は、厳しい競争環境とコスト高騰が続くパン市場で、いかに収益性を向上させるかです。長年のブランド力と技術力を活かしたロングセラー・キャラクター商品の強化に加え、非日配品や冷凍品といった新領域への展開が成長ドライバーとなります。食品安全管理体制の強化(FSSC22000取得推進)は、信頼獲得とブランド価値向上に不可欠です。不動産事業における横浜工場跡地の有効活用と賃料収入の安定化は、収益基盤強化と財務安定性に寄与します。組織改革による迅速な意思決定、マーケティング・開発連携による商品開発力向上、コスト構造改革の進捗も重要な要素となるでしょう。

[本社]東京都小平市 [創業]1947年 [上場]1962年

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VIJR | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4.2B 2.0倍 0.5倍 606.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 27.2B 26.4B 24.6B
営業利益 604M 597M -547M
純利益 2.1B 474M -1.1B
EPS 296.8 68.5 -165.5
BPS 1,163.4 897.2 843.7

大株主

株主名持株比率
豊田通商㈱0.33%
平松裕将0.05%
MF資産管理合同会社0.04%
細貝理栄0.04%
㈱みずほ銀行0.03%
昭和産業㈱)0.02%
㈱ニップン0.02%
東京短資株式会社0.02%
㈱SBI証券0.01%
横井研介0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-09-07株式会社みずほ銀行 0.03%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-24TDNet人事第一パン役員の異動及び人事異動に関するお知らせ617-0.32%
2026-02-24TDNetその他第一パン支配株主等に関する事項について617-0.32%
2025-11-14TDNet決算第一パン2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)620-2.10%
2025-11-14TDNet人事第一パン役員の異動及び人事異動に関するお知らせ620-2.10%
2025-11-14TDNetその他第一パン株主優待品の内容決定に関するお知らせ620-2.10%
2025-08-14TDNet決算第一パン2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)541+8.13%
2025-08-14TDNetその他第一パン株主優待制度の再導入に関するお知らせ541+8.13%
2022-09-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.03%