Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

プリマハム株式会社 (2281)

プリマハムは加工食品と食肉の製造・販売が主軸。加工食品ではセブン-イレブンへの調理パン・惣菜供給を行うベンダー事業を展開し、食肉では国産豚肉の生産から販売までインテグレーションを強化する。独自の研究開発で食物アレルゲン検査キットの性能優位性や特許技術を有し、茨城工場を基盤としたコスト競争力と供給能力が強み。伊藤忠商事との連携やシンガポール企業買収を通じ、東南アジア市場でのグローバル展開を推進する。 [本社]東京都品川区 [創業]1931年 [上場]1961年

1. 事業概要と競争優位性

プリマハムは加工食品と食肉の製造・販売を主軸とする。加工食品ではハム・ソーセージ等の製造・販売に加え、セブン-イレブンへの調理パン・惣菜供給を行うベンダー事業を展開。食肉では国産豚肉の生産から販売までインテグレーションを強化し、海外ではタイ、シンガポールで事業展開する。

競争優位性は、長年の製造技術革新と研究開発力に支えられる。開発本部基礎研究所は「おいしさ、安全・安心、健康、環境負荷低減、細胞工学」の5分野で先端研究を推進し、食物アレルゲン検査キットの性能優位性や、次世代食品開発、減塩技術等で特許出願や準備を進める。食肉事業では国産豚肉のインテグレーション強化とオリジナルブランド開発・拡販を推進。加工食品では茨城工場を基盤としたコスト競争力と供給能力が強みであり、市場シェア拡大を目指す。セブン-イレブンへのベンダー事業は安定的な収益基盤を形成。親会社である伊藤忠商事との連携は、国内外事業拡大とグローバル展開を強力に推進するドライバーである。

2. 沿革ハイライト

プリマハムは1931年9月、竹岸ハム商会として創業し、食肉加工製造を開始。1948年7月に竹岸畜産工業株式会社を設立した。1961年10月、東京・大阪両証券取引所市場第二部に上場し、1965年5月にプリマハム株式会社へ商号変更。1972年2月には米国オスカー・マイヤー社と資本・技術提携し、1986年10月にはプライムデリカ株式会社を設立してベンダー事業を開始した。2022年4月、東京証券取引所プライム市場へ移行。近年は茨城工場や鹿児島新工場を開設し、生産体制を強化している。

3. 収益・成長

当社グループは「おいしさと感動で、食文化と社会に貢献」を目指し、持続的成長と企業の永続性を追求する。中期経営計画(2025年度初年度の3ヶ年)では、売上高4,800億円、営業利益120億円、親会社株主に帰属する当期純利益80億円を目標とする。

成長ドライバーとして、加工食品事業では茨城工場を基盤としたコスト競争力と供給能力強化により市場シェア拡大を図り、独自技術と顧客ニーズを反映した商品開発で価値提供を推進する。食肉事業ではオリジナルブランド開発・拡販と国産豚肉のインテグレーション強化により収益力向上と安定供給体制を構築する。グローバル展開では、伊藤忠商事との連携を主体に国内外事業領域を拡大。特に東南アジア市場への参入基盤としてシンガポール企業を買収し、タイの生産子会社と連携して売上拡大を推進する。業務の標準化・自動化、デジタル技術活用による効率的な業務プロセス構築、マーケティング本部によるブランド・商品ポートフォリオ戦略に基づく収益の柱開発・育成も成長を牽引する。

4. 財務健全性

2025年3月31日時点の総資産は239,610百万円、純資産は130,228百万円。自己資本比率約54.3%、有利子負債比率約16.0%と財務健全性を維持する。当連結会計年度の設備投資額は13,411百万円、研究開発費は365百万円を投じ、将来の競争力強化を図る。

5. 株主還元

当社グループは、中期経営計画において自己資本利益率(ROE)10%以上及び配当性向40%以上を目標とし、安定的配当を継続的に実施する方針。2024年度の配当性向は56.8%と目標水準を上回る。

6. 注目ポイント

当社グループは、原材料価格の市況変動、為替変動、食の安全・安心の確保、公的規制、災害・感染症、大規模システム障害といった事業リスクに対し、複数仕入先からの購買、代替原料確保、商品売価への適正反映、厳格な品質管理等でリスク軽減を図る。持続可能な経営基盤強化のため、脱炭素・循環型社会への取り組み、再生可能エネルギー活用拡大、温室効果ガス排出量削減を推進する。人材確保・育成にも注力し、多様な人材獲得と社員教育プログラム拡充を図る。伊藤忠商事との連携を最大限に活用し、国内外での事業領域拡大や食肉輸出促進、生成AI活用によるITスキル向上を進める。これらの取り組みは、外部環境変化に対応し、持続的な成長を実現するための重要な要素である。

[本社]東京都品川区 [創業]1931年 [上場]1961年

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W0KK | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
136.1B 19.1倍 1.1倍 0.0% 2,693.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 458.4B 448.4B 430.7B
営業利益 8.9B 11.8B 9.7B
純利益 7.1B 7.5B 4.5B
EPS 140.8 149.0 89.7
BPS 2,375.2 2,374.2 2,252.1

大株主

株主名持株比率
伊藤忠商事株式会社0.46%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.07%
伊藤忠食品株式会社0.04%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.03%
学校法人竹岸学園0.02%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%
株式会社サンショク0.01%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
日本生命保険相互会社0.01%
UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATEDCLIENT ACCOUNT(シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2021-05-24伊藤忠商事株式会社 49.67%+1.03%
2021-04-02伊藤忠商事株式会社 48.64%+1.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-10TDNet人事プリマハム代表取締役の異動に関するお知らせ2,799+3.11%
2026-02-04TDNet決算プリマハム(訂正・数値データ訂正)「2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について2,761+1.20%
2026-02-02TDNet決算プリマハム2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,757-1.63%
2025-12-22TDNetその他プリマハム連結子会社 有限会社かみふらの牧場における火災発生に関するお知らせ2,662+0.15%
2025-11-10TDNet配当・還元プリマハム剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ2,394+0.54%
2025-10-31TDNet決算プリマハム2026年3月期第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)2,475-0.65%
2025-10-06TDNet人事プリマハム執行役員の異動に関するお知らせ2,302-0.22%
2025-07-31TDNet決算プリマハム2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,390+0.50%
2025-06-24TDNetその他プリマハム支配株主等に関する事項について2,285-1.09%
2021-05-24EDINET大量保有伊藤忠商事株式会社大量保有 49.67%
2021-04-02EDINET大量保有伊藤忠商事株式会社大量保有 48.64%