Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社エプコ (2311)

エプコは住宅・エネルギー分野で再エネ、メンテナンス、設計の3事業を展開。再エネは東京電力EP等との合弁で太陽光・蓄電池のサブスクモデル「エネカリ」を拡大し、脱炭素政策を追い風に成長。メンテナンスは住宅会社向けに24時間365日対応のストック型ビジネスで安定収益源。設計は中国CAD連携とDXで効率化し、高精度シミュレーションを提供、建築業界の人手不足を背景に需要が増加。中期経営計画では再エネ事業拡大とDXによる利益率向上で高成長を目指す。 [本社]東京都墨田区 [創業]1990年 [上場]2002年

1. 事業概要と競争優位性

エプコは住宅・エネルギー分野で再エネ、メンテナンス、設計の3サービスを展開する。

再エネサービスは、太陽光発電システムや蓄電池等の設置を通じ、脱炭素社会実現と災害に強い住まいを提供。東京電力エナジーパートナーとの合弁会社TEPCOホームテックによる定額利用サービス「エネカリ」は、大手不動産・分譲住宅会社からの受託が急拡大。中国最大の住設管材メーカーCHINA LESSO GROUPとの合弁事業も展開する。

メンテナンスサービスは、住宅会社から既設住宅向けカスタマーセンター業務を受託。新築設計図のデータベース化と専門スタッフによる24時間365日対応体制を構築し、顧客情報一元管理システムで住宅会社の業務効率向上と顧客満足度向上に貢献する。積み上げ式のストック型ビジネスで業績は安定推移し、AIなどの最新技術導入で生産性向上を図る。

設計サービスは、低層住宅の給排水・電気設備設計、工事積算、部材情報提供、コンサルティングを手掛ける。メーカーと共同開発した標準化部材により、工事品質向上、工期短縮、コスト低減に寄与する。独自開発システムによる高精度な太陽光発電シミュレーションは、顧客のコスト削減と納期短縮に貢献。東京、沖縄、中国CADセンター連携で大量の設計依頼にスピーディーかつ高品質に対応し、建築業界の人手不足を背景に設計依頼が増加傾向。競争優位性(Moat)は、独自技術(太陽光シミュレーション、標準化部材)、顧客ロックイン(メンテナンスシステム)、運営ノウハウ(24時間365日対応)、大手との合弁による市場アクセスと信頼性である。

2. 沿革ハイライト

1990年設立、1992年株式会社へ改組。2002年店頭登録、2004年ジャスダック上場。同年中国子会社設立で海外展開を開始。2009年パナソニック電工、2011年LIXILと資本業務提携し事業基盤を強化。2017年東京電力EPとの合弁会社TEPCOホームテック設立で再エネサービスを本格化。2019年東証一部指定、2022年プライム市場移行、2023年スタンダード市場へ移行。2020年には施工会社ENE'sを子会社化し、再エネサービスの垂直統合を推進した。

3. 収益・成長

中期経営計画(2025年~2027年度)は、再エネ事業拡大と住宅領域DXによる生産性向上を基本方針とする。政府の「グリーントランスフォーメーション(GX)」推進や再エネ普及政策が成長ドライバー。EV充電器設置工事拡大、火災保険・データ活用事業の新規展開、BIMサービス加速を図る。再エネ設備工事受注拡大に向けM&A含め提携を進める方針。中期経営計画では、2024年度実績から2027年度目標にかけて、売上高は56.0億円から75.0億円へ年平均成長率+10.2%、経常利益は4.4億円から10.0億円へ年平均成長率+31.3%を目指す。特に再エネサービスは売上高+20.3%、経常利益+29.1%と高い成長を見込み、設計サービスはDXによる生産性向上で利益率を16.2%から25.8%へ大幅に改善する計画である。

4. 財務健全性

2024年12月期は総資産58.2億円、純資産46.4億円、自己資本比率約79.8%と高い水準を維持。現金同等物17.0億円を保有し、有利子負債は5.0億円に増加したが、財務基盤は堅固。営業キャッシュフロー3.2億円を計上し、安定的な資金創出能力を示す。

5. 株主還元

2024年12月期の年間配当金は32.0円で、過去3期同額を維持。安定的な配当を継続する方針である。

6. 注目ポイント

エプコは脱炭素社会への移行と建築業界DX推進という二つの社会課題を解決する事業を展開。大手との合弁による再エネ市場浸透力、メンテナンスのストック型収益、設計のグローバル生産体制が持続的成長を支える。中期経営計画では、再エネ領域の積極拡大と住宅領域DXによる利益率向上を打ち出し、高成長と収益性改善の両立を目指す。政府・自治体による再エネ普及政策強化は、再エネサービスの強力な外部環境要因であり、業績を左右する可能性を秘める。

[本社]東京都墨田区 [創業]1990年 [上場]2002年

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VG6T | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
7.5B 22.0倍 1.5倍 0.0% 803.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 5.6B 5.1B 4.8B
営業利益 335M 162M 66M
純利益 327M 627M 359M
EPS 36.6 70.1 40.3
BPS 519.2 523.5 492.1

大株主

株主名持株比率
岩崎  辰之(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.28%
パナソニックホールディングス株式会社0.11%
株式会社LIXIL0.05%
松浦 一夫0.02%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社0.02%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社0.02%
和田 祐宏0.02%
エプコ社員持株会0.01%
恒川 拓也0.01%
土門 尚三0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-09-02株式会社LIXIL 4.99%(2.42%)
2022-09-01パナソニックホールディングス株式会社 10.73%(2.09%)
2022-04-04パナソニックホールディングス株式会社 12.82%--
2022-01-12株式会社LIXIL 7.41%(2.04%)
2021-12-28株式会社LIXIL 7.41%(2.04%)
2021-12-24パナソニック株式会社 12.82%(2.08%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-06TDNetIRエプコ第26回 経営計画説明会資料806-2.36%
2026-03-06TDNetIRエプコ2025年12月期本決算 経営計画説明会 説明内容書き起こし資料806-2.36%
2026-03-06TDNetIRエプコ2025年12月期本決算 経営計画説明会 質疑応答要旨806-2.36%
2026-02-25TDNetその他エプコ2026年1月度 月次業績に関するお知らせ815+0.25%
2026-01-26TDNetその他エプコ2025年12月度 月次業績に関するお知らせ825+0.36%
2025-12-25TDNet人事エプコ組織変更および執行役員の管掌変更に関するお知らせ852-0.82%
2025-12-25TDNetその他エプコ資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応に関するお知らせ (アップデート)852-0.82%
2025-12-25TDNetその他エプコ2025年11月度 月次業績に関するお知らせ852-0.82%
2025-11-25TDNetその他エプコ株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ806+4.47%
2025-11-25TDNet業績修正エプコ2025年12月期(第36期)配当予想の修正(記念配当)に関するお知らせ806+4.47%
2025-11-25TDNetその他エプコ2025年10月度 月次業績に関するお知らせ806+4.47%
2025-10-27TDNetその他エプコ2025年9月度 月次業績に関するお知らせ807+0.00%
2025-09-25TDNetその他エプコ2025年8月度 月次業績に関するお知らせ868-3.57%
2025-09-05TDNet不祥事・訂正エプコ(訂正)「2025年12月期第2四半期 経営計画説明会 質疑応答要旨」の一部訂正について912-2.30%
2025-09-04TDNetIRエプコ2025年12月期第2四半期 経営計画説明会 説明内容書き起こし882+3.40%
2025-09-04TDNetIRエプコ2025年12月期第2四半期 経営計画説明会 質疑応答要旨882+3.40%
2025-08-25TDNetその他エプコ2025年7月度 月次業績に関するお知らせ775+3.23%
2025-07-25TDNetその他エプコ2025年6月度 月次業績に関するお知らせ730-0.41%
2025-06-26TDNet業績修正エプコ2025年12月期連結業績予想の修正に関するお知らせ744+2.42%
2025-06-25TDNetその他エプコ2025年5月度 月次業績に関するお知らせ738+0.81%