Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ヒューマンホールディングス株式会社 (2415)

ヒューマンホールディングスは、人材、教育、介護を主軸に多角的な事業を展開する持株会社である。「人を育てる」と「人を社会に送り出す」を一体化した独自のビジネスモデルで、顧客のキャリア形成からライフステージ全体を支援する。国内の人手不足、DX推進、リスキリングニーズ、高齢化といった社会課題を成長機会と捉え、海外人材活用、専門教育、施設拡充、DXコンサルティングを推進。許認可事業と業界直結型教育を強みに、社会貢献と持続的成長を目指す。 [本社]東京都新宿区 [創業]1985年 [上場]2004年

1. 事業概要と競争優位性

ヒューマンホールディングス株式会社は、持株会社として子会社を統括し、人材、教育、介護、その他(スポーツ、ネイル)の多角的な事業を展開する。

人材関連事業では、人材派遣、人材紹介、業務受託、DXソリューションを提供。教育事業では、社会人・全日制・児童・国際人教育、保育事業を手掛ける。介護事業は、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、グループホーム、介護付き有料老人ホームなど幅広いサービスを提供する。

最大の強みは、経営理念に基づき「人を育てる」事業と「人を社会に送り出す」事業を一体化した独自のビジネスモデル。これにより、顧客のキャリア形成やライフステージ全体を継続的にサポートし、高い顧客定着率と安定的な収益基盤を構築する。人材派遣・紹介・介護事業は許認可事業であり、これが新規参入障壁となる。教育事業は、業界ニーズに直結した実践的な講座展開と専門性の高い講師陣を強みとし、ノウハウ蓄積とブランド力強化を図る。

2. 沿革ハイライト

当社グループは1985年4月、教育事業会社(後のヒューマンアカデミー株式会社)の設立から始まった。1988年2月には人材派遣事業会社(後のヒューマンリソシア株式会社)を設立し、事業領域を拡大。2002年8月、両社の共同株式移転により持株会社であるヒューマンホールディングス株式会社を設立し、グループ経営体制へ移行した。

2004年10月にジャスダック証券取引所に上場。その後、スポーツエンターテインメント事業やネイルサロン運営事業を開始し、多角化を推進。2010年以降はM&Aを積極的に活用し、教育、介護、人材関連事業の再編と強化を図った。特に2015年3月には保育事業会社を取得し、教育事業の幅を広げた。2022年4月には東京証券取引所の市場再編に伴い、スタンダード市場へ移行している。

3. 収益・成長戦略

当社グループは、国内の人手不足、企業の生産性向上ニーズ、DX推進、高齢者増加といったマクロトレンドを成長機会と捉える。これらの社会課題に対し、海外人材活用、生産性向上、国内労働力確保、専門教育・リスキリングの4つの視点から解決を図り、事業の高付加価値化と利益率向上を目指す。

人材関連事業では、スタッフの無期雇用推進やリスキリング支援、海外ITエンジニア確保と日本語能力習得支援、デジタルソリューション販売やDXコンサルティングに注力。

教育事業では、教育訓練給付拡充を背景とした社会人のリスキリングニーズ拡大に対応するため、専門実践教育訓練給付金対象講座やオンライン講座を拡充し、学習サポートを強化。日本語学校の新規開校、オンラインキャンパス開講、保育・学童・児童発達支援事業の拡大を進める。

介護事業では、高齢者増加と介護スタッフ不足に対応するため、デイサービスや小規模多機能型居宅介護の稼働率向上、海外人材獲得、DX化による業務効率化を推進する。

M&Aを有効活用し、海外での事業活動拡大も戦略の一つ。従業員の賃上げを実施し、競争力強化と持続的な成長を目指す。当面の目標として、連結売上高経常利益率5%を掲げる。

4. 財務健全性

2025年3月期末の連結財務状況は、総資産50,743百万円、純資産18,096百万円。現金及び現金同等物は27,836百万円と潤沢であり、有利子負債は9,804百万円に留まる。営業キャッシュフローは1,523百万円、投資キャッシュフローは1,378百万円であり、事業活動による資金創出力と成長投資への積極性が見られる。

5. 株主還元

2025年3月期の年間配当金は75.5円。1株当たり当期純利益(EPS)は251.21円、1株当たり純資産(BPS)は1,743.7円であり、安定的な収益基盤と株主還元への意識が伺える。

6. 注目ポイント

当社グループは、国内の人口減少・高齢化社会を事業機会と捉え、「人を育てる」と「人を社会に送り出す」独自のビジネスモデルで社会課題解決に貢献する。人材、教育、介護といった許認可事業を複数展開し、長年のノウハウとブランド力により競争優位性を構築。DX推進、リスキリング、海外人材活用といった現代ニーズに対応する戦略を推進し、M&Aや海外展開を通じてさらなる成長を目指す。一方で、法的規制変更、人員確保困難、少子化進行、海外事業に伴う地政学的リスク、M&A後の統合リスク、個人情報漏洩リスクなど、事業運営上のリスク要因も認識し、対応を図る。

[本社]東京都新宿区 [創業]1985年 [上場]2004年

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W5U5 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
18.9B 7.3倍 1.0倍 0.0% 1,825.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 100.3B 95.9B 91.6B
営業利益 3.4B 3.1B 2.3B
純利益 2.6B 2.2B 1.5B
EPS 251.2 202.2 133.5
BPS 1,743.7 1,554.5 1,352.8

大株主

株主名持株比率
有限会社ペアレンツ0.22%
佐藤新悟0.10%
佐藤朋也0.08%
佐藤耕一0.05%
オフィスあぐり株式会社0.04%
ヒューマンホールディングス 従業員持株会0.04%
野村愛0.03%
有限会社JPSKN0.03%
株式会社Kobee0.03%
有限会社ハーヴェスト0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-06-26佐藤 朋也 30.58%(0.82%)
2023-11-01佐藤 朋也 31.40%(2.77%)
2023-10-11佐藤 朋也 34.17%--
2023-03-23佐藤 新悟 9.10%+9.10%
2023-03-16佐藤 朋也 34.17%(5.64%)
2021-11-19佐藤 朋也 39.81%(2.75%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-13TDNet人事ヒューマンHD当社取締役及び当社子会社代表取締役の辞任に関するお知らせ1,791+2.96%
2024-06-26EDINET大量保有佐藤 朋也大量保有 30.58%
2023-11-01EDINET大量保有佐藤 朋也大量保有 31.4%
2023-10-11EDINET大量保有佐藤 朋也大量保有 34.17%
2023-03-23EDINET大量保有佐藤 新悟大量保有 9.1%
2023-03-16EDINET大量保有佐藤 朋也大量保有 34.17%
2021-11-19EDINET大量保有佐藤 朋也大量保有 39.81%