株式会社フュートレック 企業概要
株式会社フュートレックは、音声認識事業とデジタルマーケティング事業を主軸に展開しています。音声認識事業では、サーバ型・ローカル型音声認識「vGate ASR」、声認証「vGate Authentication」、異音検知「vGate Aispect 音のAI検査」等の先進技術を開発・販売。NTTテクノクロス、ATR-Promotions、NICTからの技術使用許諾を受け、子会社ATR-Trekが要素技術の研究開発を担い、NTTドコモ向け携帯電話や「しゃべってコンシェル」への提供実績を持ちます。
デジタルマーケティング事業では、統合型CRMソリューション「Visionary」の開発・販売、特にマルチテナント版「Visionary Cloud」を展開し、顧客の会員管理基盤として実績を築いています。
競争優位性は、音声認識分野の長年の技術蓄積、大手企業への採用実績、ATR-Trekによる研究開発体制、NTTテクノクロス等との強固なパートナーシップによる技術基盤にあります。
2024年10月1日(予定)には株式会社エーアイと合併し、フュートレックの音声認識技術とエーアイの音声合成技術を統合することで、音声関連技術の研究開発において「国内の新たなトップランナー」を目指します。この合併は、両社の技術シナジーを創出し、市場での地位を一層強化するものです。Visionary Cloudは、顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を強力に支援します。
フュートレックは2000年4月にシステムLSI設計技術を活かした受託設計で設立され、2005年12月に東証マザーズへ上場しました。2006年5月にはNTTドコモと業務・資本提携を結び、2007年5月にはATR-Lang(現ATR-Trek)を子会社化して音声認識技術開発を強化。2011年4月にはイズ(現ライトポケット、スーパーワン)を子会社化しCRMソリューション事業を開始し、2012年3月にはNTTドコモの「しゃべってコンシェル」に音声認識エンジンを提供しました。その後、2016年8月に東証市場第二部へ、2022年4月には東証スタンダード市場へ移行しました。そして2024年5月、株式会社エーアイとの合併契約を締結し、新たな成長ステージへと進むことを決定しました。
成長ドライバーは、音声認識事業におけるAI技術の進歩と自然言語処理技術の性能向上に伴う市場拡大です。話者識別・分離技術向上や新規採用件数増加を図り、異音検知技術「vGate Aispectアプリ for Windows」の拡販と商用ライセンス獲得を目指します。デジタルマーケティング事業では、DX推進の時流により市場拡大が見込まれる中、「Visionary Cloud」の機能強化と競争力強化、Visionary利用料の価格改定による利益率向上に取り組んでいます。
M&A戦略も積極的に活用し、技術開発や市場獲得を図ります。特に、エーアイとの合併は、音声関連技術の事業展開拡大、研究開発強化、事業多角化、経営基盤確立・管理機能スリム化を実現する重要な成長戦略です。研究開発活動では、音声認識技術、音のAI検査技術、Visionary Cloudの開発に注力し、当連結会計年度の研究開発費用総額は124,465千円でした。高付加価値商品の開発と高収益なビジネスモデル構築に努め、売上高営業利益率及び1株当たり当期純利益を経営指標としています。
2024年3月期末の現金及び現金同等物は1,886,451千円と豊富な手元資金を維持しています。有利子負債は2023年3月期に増加したものの、2024年3月期には413,600千円に減少しており、削減を進めています。
2023年3月期は年間配当3.0円、2022年3月期は年間配当4.0円を実施しました。2024年3月期の年間配当については記載がありません。
最も注目すべきは、2024年10月1日(予定)に株式会社エーアイとの合併契約を締結した点です。フュートレックの音声認識技術とエーアイの音声合成技術を統合することで、音声関連技術の研究開発において「国内の新たなトップランナー」を目指す戦略的意義は極めて大きいと言えます。
また、2024年3月に発生した不正アクセスによるシステム障害を受け、外部専門調査会社による調査結果や外部専門家の知見を活かしたセキュリティ対策、社内システムのセキュリティ体制見直し、従業員教育等、情報セキュリティ対策のさらなる強化に取り組んでいます。
IT技術者不足が課題となる中、当社グループはテレワークの定着等、ライフスタイルに合った勤務形態を選択できる環境を整備することで、モチベーション向上を図り、優秀な技術者の獲得と社員の育成に注力する方針です。
NTTテクノクロス、ATR-Promotions、NICTからの音声認識に関するソフトウェア等の使用許諾は、事業基盤の一部を形成する重要なパートナーシップです。知的財産権に関する紛争防止策も講じています。
[本社]大阪府大阪市淀川区 [創業]2000年 [上場]2005年
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| — | — | — | — | — |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1.3B | 1.7B | 1.6B |
| 営業利益 | -179M | -253M | — |
| 純利益 | -246M | -664M | 133M |
| EPS | -26.3 | -71.0 | 14.2 |
| BPS | 167.2 | 193.2 | 269.5 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 株式会社エーアイ | 0.41% |
| 和田  章 | 0.02% |
| 株式会社SBI証券 | 0.01% |
| 上田八木短資株式会社 | 0.01% |
| BARCLAYS CAPITAL SECURITIES LIMITED (常任代理人  バークレイズ証券株式会社) | 0.01% |
| フュートレック役員持株会 | 0.01% |
| 有限会社みんみん | 0.01% |
| 西田  明弘 | 0.01% |
| 河合  謙一郎 | 0.01% |
| 鈴木  智博 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2023-06-14 | グローリー株式会社 | 0.00% | (39.91%) |
| 2023-06-09 | 株式会社エーアイ | 39.91% | +39.91% |
| 2023-05-15 | グローリー株式会社 | 39.91% | (0.03%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023-06-14 | EDINET | 大量保有 | グローリー株式会社 | 変更 | — | — |
| 2023-06-09 | EDINET | 大量保有 | 株式会社エーアイ | 大量保有 39.91% | — | — |
| 2023-05-15 | EDINET | 大量保有 | グローリー株式会社 | 大量保有 39.91% | — | — |