### 1. 事業概要と競争優位性
株式会社ジェイテックグループは、製造業の開発・設計部門向けに「技術職知財リース事業」を展開しています。機械、電気・電子、ソフトウエア、建築設計など多岐にわたる分野で専門技術を提供し、技術者が保有する「知恵」をリースすることで、顧客と新たな価値創造を目指す独自のビジネスモデルです。社員は「テクノロジスト」と称され、専門性と人間力を兼ね備えた高度な専門性が重視されます。取引先は自動車、航空機、産業用機器など幅広い製造業に及びます。
連結子会社は技術職知財リース事業に加え、建築設計やヒューマンリソース事業、教育・就職支援サービス「まなクル」事業も展開しています。
競争優位性は、高度先端技術に特化した上流工程のアウトソーシングを得意とする点と、独自の技術教育プラットフォームによるテクノロジスト育成体制にあります。優良派遣事業者認定も取得し、専門性と育成体制が競合との差別化要因です。
### 2. 沿革ハイライト
株式会社ジェイテックは1996年8月設立、1999年8月現社名へ変更しました。2003年研究開発室設置で技術領域を拡大し、2006年4月大阪証券取引所ヘラクレス(現東京証券取引所JASDAQグロース)に上場。子会社化による事業拡大や優良派遣事業者認定取得(2017年3月)で信頼性を高めました。2020年3月技術教育センター開設で人材育成を強化し、2022年1月新規事業「まなクル事業」を開始。上場市場は、2022年4月東証グロース市場へ移行後、2024年5月名証メイン市場へ上場、2025年5月東証スタンダード市場へ変更予定です。
### 3. 収益・成長
当社グループは、連結売上総利益率30%以上、連結売上高経常利益率10%以上を目標経営指標とします。
成長ドライバーは、国内製造業におけるIoT、AI、次世代自動車、ロボット技術などの最新技術開発需要の旺盛さです。この需要に応えるため、中期経営計画ではテクノロジスト700人体制の構築を掲げ、Web活用やSNSを通じた採用活動で優秀な人材獲得に注力しています。
技術力向上のための研修設備やカリキュラム強化、独自の技術教育プラットフォーム開発により、迅速かつ柔軟な適応力と確かな技術力を兼ね備えたテクノロジストを育成します。さらに、「技術教育+リスキリング/リカレント教育」を拡げ、新たな人的資源の発掘と創造を推進し、AIなどの先進技術分野での新規顧客獲得と収益源開拓を目指します。
直近の財務データでは、売上高33.9億円、営業利益3.2億円、純利益2.2億円と堅調な成長を示しています。
### 4. 財務健全性
当社グループの財務状況は健全です。直近で総資産22.1億円に対し純資産14.1億円、自己資本比率は高い水準です。
現金及び現金同等物を15.0億円保有し、有利子負債は0.8億円と低水準に抑えられています。これは、内部資金で事業運営資金を賄う能力が高いことを示唆します。
営業キャッシュフローは2.5億円を創出しており、安定した事業活動による資金獲得能力を持ち、大規模な設備投資を必要としないビジネスモデルも財務健全性に寄与します。
### 5. 株主還元
当社グループは、株主資本の充実を図り、株主への利益還元に努める方針です。直近の年間配当は10.0円(前年5.0円)、配当性向は35.06%です。
### 6. 注目ポイント
当社グループの最大の注目ポイントは、高度な専門技術と人間力を兼ね備えた「テクノロジスト」を育成し、顧客ニーズに応える独自の「技術職知財リース事業」です。
IoT、AI、次世代自動車などの先端技術分野における開発需要拡大が成長を牽引。テクノロジスト700人体制構築に向けた採用・育成強化、および「まなクル」事業を通じたリスキリング・リカレント教育市場への展開は、新たな成長機会を創出する可能性を秘めます。
一方で、人材派遣市場は競合が多く、優秀なテクノロジストの確保と定着が事業の鍵。特定の業界への売上依存度もリスク要因であり、収益源の多角化が今後の課題です。
[本社]東京都中央区 [創業]1996年 [上場]2006年
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 2.1B | 8.7倍 | 1.4倍 | 0.0% | 249.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3.4B | 3.2B | 3.2B |
| 営業利益 | 329M | 229M | 179M |
| 純利益 | 228M | 164M | 132M |
| EPS | 28.5 | 20.5 | 16.6 |
| BPS | 177.2 | 150.6 | 134.1 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 藤本 彰 | 0.20% |
| 星川 輝 | 0.02% |
| ジェイテック従業員持株会 | 0.02% |
| 仲西 啓 | 0.02% |
| 黒米 克巳 | 0.02% |
| 藤本 信 | 0.01% |
| 株式会社SBI証券 | 0.01% |
| 楽天証券株式会社 | 0.01% |
| 佐伯 高史 | 0.01% |
| 上田八木短資株式会社 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2023-12-01 | 藤本 彰 | 18.68% | (0.16%) |
| 2023-10-03 | 藤本 彰 | 18.84% | (1.12%) |
| 2023-09-21 | 藤本 彰 | 19.96% | (1.06%) |
| 2023-09-20 | 藤本 彰 | 21.02% | (1.12%) |
| 2023-09-14 | 藤本 彰 | 22.14% | (1.06%) |
| 2023-09-14 | 藤本 彰 | 21.02% | (1.12%) |
| 2023-09-05 | 藤本 彰 | 22.14% | (1.06%) |
| 2023-06-22 | BofA証券株式会社 | 3.70% | (1.73%) |
| 2023-06-07 | BofA証券株式会社 | 5.43% | +2.43% |
| 2021-11-09 | 藤本 彰 | 23.20% | +0.21% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-13 | TDNet | 業績修正 | ジェイテック | 2026年3月期通期連結業績予想および配当予想の修正に関するお知らせ | 241 | +2.07% |
| 2026-03-13 | TDNet | その他 | ジェイテック | 「従業員に対する譲渡制限付株式報酬制度の導入及び自己株式処分に関するお知らせ」の内容変更についてのお | 241 | +2.07% |
| 2026-01-30 | TDNet | 決算 | ジェイテック | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 254 | -5.12% |
| 2025-12-12 | TDNet | その他 | ジェイテック | 従業員に対する譲渡制限付株式報酬制度の導入及び自己株式処分に関するお知らせ | 234 | +1.28% |
| 2025-10-31 | TDNet | 決算 | ジェイテック | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | 246 | -4.47% |
| 2025-07-31 | TDNet | 決算 | ジェイテック | 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 264 | -7.58% |
| 2023-12-01 | EDINET | 大量保有 | 藤本 彰 | 大量保有 18.68% | — | — |
| 2023-10-03 | EDINET | 大量保有 | 藤本 彰 | 大量保有 18.84% | — | — |
| 2023-09-21 | EDINET | 大量保有 | 藤本 彰 | 大量保有 19.96% | — | — |
| 2023-09-20 | EDINET | 大量保有 | 藤本 彰 | 大量保有 21.02% | — | — |
| 2023-09-14 | EDINET | 大量保有 | 藤本 彰 | 大量保有 22.14% | — | — |
| 2023-09-14 | EDINET | 大量保有 | 藤本 彰 | 大量保有 21.02% | — | — |
| 2023-09-05 | EDINET | 大量保有 | 藤本 彰 | 大量保有 22.14% | — | — |
| 2023-06-22 | EDINET | 大量保有 | BofA証券株式会社 | 大量保有 3.7% | — | — |
| 2023-06-07 | EDINET | 大量保有 | BofA証券株式会社 | 大量保有 5.43% | — | — |
| 2021-11-09 | EDINET | 大量保有 | 藤本 彰 | 大量保有 23.2% | — | — |