Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社タウンニュース社 (2481)

株式会社タウンニュース社は、神奈川県全域と東京都町田市・八王子市・多摩市で地域情報紙「タウンニュース」を36地区36版発行し、広告枠販売を主業務とする。購読料無料のフリーペーパーとして、長年培った地域密着の情報収集力、人的ネットワーク、地域からの信頼を競争優位性とする。Web版などデジタルメディアとの連携を強化し、地域プロデュースや公共施設の指定管理業務(PPP事業)を非紙面事業の柱とし、総合情報企業化を進める。 [本社]神奈川県横浜市青葉区 [創業]1977年 [上場]2006年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社タウンニュース社は、購読料無料の地域情報紙「タウンニュース」の発行と広告枠販売を主業務とする。紙面には地域の政治、経済、社会、文化、スポーツ等の身近な情報を継続的に掲載し、企画特集や特別号の発行にも注力する。主たる収益源は紙面の広告枠販売であり、クライアントへの直接販売と広告代理店経由での販売を行う。発行エリアは基本的に行政区単位とし、神奈川県全域と東京都町田市、八王子市、多摩市において計36地区36版(2025年6月末時点)を展開する。紙面発行は仕入印刷業者に印刷を、折込配送委託業者に配布を委託し、日刊紙に折込み各家庭や事業所等に配布する。2010年4月には「Web版タウンニュース」を開始し、2012年2月には政治家データベース「政治の村」、2016年2月にはご近所情報サイト「RareA(レアリア)」、2017年7月には「メール版タウンニュース」、2022年2月には「タウンニュースfor LINE」の配信サービスを開始し、デジタルメディア展開を進める。

競争優位性(Moat)は、長年の地域密着型事業で培われた多様な情報、人的ネットワーク、地域からの信頼とする。これにより、地域との強い関係性を背景に「地域の総合メディア」としての地位を確立する。編集記者が取材と営業を兼務する体制は、地域のお客様の声に根差した提案型営業を可能にする。参入障壁は、長年の事業活動で蓄積された地域情報収集ノウハウ、地域社会における信頼関係、人的ネットワークとする。報道の公平性、広告内容の適切性に関する厳格な社内体制も構築する。

2. 沿革ハイライト

1977年7月、(旧)株式会社タウンニュース社を設立し秦野版を発行する。1982年10月、セントラル印刷株式会社から株式会社タウンニュース社に商号を変更する。1998年4月、本社機能を横浜市青葉区に移転する。2001年6月、神奈川県外初の東京都町田版を創刊する。2006年4月、ジャスダック証券取引所に株式を上場し、同年6月には神奈川県全域を網羅する発行体制を確立する。2010年4月、「Web版タウンニュース」を開始しデジタル展開を本格化する。2015年6月、東京都八王子市、多摩市に版を創刊し発行エリアを拡大する。2022年4月以降、秦野市文化会館、茅ヶ崎公園体験学習センター、小田原市民ホールの指定管理業務を開始し、PPP(公民連携)事業を非紙面事業の柱として展開する。

3. 収益・成長

ビジネスモデルの質として、主たる収益源は広告枠販売であり、継続的な紙面発行によりリカーリング収益の基盤を構築する。PPP事業は公共施設の指定管理業務を通じて安定的な収益源となる可能性を持つ。成長ドライバーは多岐にわたる。既存発行版の深耕と媒体価値向上を図り、地域のお客様の声に根差した提案型営業を通じ広告受注機会の拡大と業績伸長に努める。紙面以外の広告需要開拓・創出として、新媒体発行、各種出版・印刷物、物販、イベントプロモーション、Web広告事業、動画制作、電波媒体との連携など、紙媒体にとらわれない戦略的展開を図る。発行エリアの拡大も計画し、過去の創刊実績や経営環境を総合的に判断の上、順次紙面の発行エリアを拡大する。デジタルメディアとのシナジーを強化し、Web版、メール版、LINE版、政治の村、RareAなどのコンテンツを充実させ、紙面との相乗効果により読者拡大とブランド力向上を目指す。地域プロデュース事業およびPPP(公民連携)事業の展開を非紙面事業の柱と位置づけ、長年培った情報や人的ネットワークを活かし、行政や市民、地元事業者との協同による事業を強力に展開する。

4. 財務健全性

2025年6月30日時点の総資産は5,792,005千円、純資産は5,108,088千円とする。有利子負債は0円であり、現金及び現金同等物は1,222,521千円を保有し、強固な財務基盤を構築する。

5. 株主還元

2025年6月30日時点の年間配当金は1株あたり20.0円とする。継続的な配当を実施し、株主への利益還元を重視する姿勢を示す。

6. 注目ポイント

フリーペーパー業界はデジタルメディア化の進展や価格競争により厳しい経営環境が続く。これに対し、同社は「地域の総合情報企業」への転換を掲げ、紙媒体の深耕に加え、デジタルメディアとのシナジー強化、地域プロデュース事業やPPP事業といった非紙面事業の拡大を成長戦略の柱とする。新聞購読率低下による新聞折込配布への影響や、用紙代高騰といったコスト上昇リスクに対し、デジタル配信の強化や最適用紙選定で対応する。編集記者が取材と営業を兼務するビジネスモデルにおいて、有能な人材の確保・育成は競争力維持の鍵となる。未来戦略HR室を設置し、採用活動と教育・研修の拡充に努める。地域密着型メディアとしての信頼性と公平性を維持するため、報道記事や広告内容の適切性に関する厳格なチェック体制を構築する。

出典: 有価証券報告書 (2025-06) doc_id=S100WPVC | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
3.8B 9.6倍 0.7倍 0.0% 680.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 3.7B 3.7B 3.7B
営業利益 462M 577M 570M
純利益 389M 493M 430M
EPS 70.5 89.2 77.9
BPS 925.3 869.5 788.3

大株主

株主名持株比率
株式会社カネマス0.40%
大津 勝美0.10%
光通信株式会社0.08%
宇山 忠男0.07%
宇山 知成0.07%
タウンニュース社社員持株会0.04%
株式会社UHPartners20.03%
吉田 昭彦0.01%
関谷 幸平0.01%
古川 正芳0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-26光通信株式会社 11.30%+0.21%
2025-08-26光通信株式会社 11.09%+1.01%
2025-04-14光通信株式会社 10.08%+1.00%
2024-11-05光通信株式会社 9.08%+1.02%
2024-01-10光通信株式会社 8.06%+1.01%
2023-10-02光通信株式会社 7.05%+1.03%
2023-06-01宇山 知成 7.17%--
2021-11-22光通信株式会社 6.02%+1.01%
2021-08-25宇山 忠男 7.17%(4.08%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-30TDNetその他タウンニュース2026年6月期第2四半期累計期間の業績予想と実績値との差異に関するお知らせ683-1.46%
2026-01-30TDNet決算タウンニュース2026年6月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)683-1.46%
2025-10-31TDNet決算タウンニュース2026年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)659+3.64%
2025-09-26EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 11.3%685+1.02%
2025-08-26EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 11.09%709+0.14%
2025-08-15TDNet配当・還元タウンニュース剰余金の配当に関するお知らせ784-9.95%
2025-08-15TDNet決算タウンニュース2025年6月期 決算短信[日本基準](非連結)784-9.95%
2025-08-15TDNet人事タウンニュース取締役及び補欠監査役候補者の選任に関するお知らせ784-9.95%
2025-04-14EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 10.08%715+0.00%
2024-11-05EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 9.08%
2024-01-10EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 8.06%
2023-10-02EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 7.05%
2023-06-01EDINET大量保有宇山 知成大量保有 7.17%
2021-11-22EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 6.02%
2021-08-25EDINET大量保有宇山 忠男大量保有 7.17%