Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

イーサポートリンク株式会社 (2493)

イーサポートリンクグループは、生鮮青果物流通業界に特化し、ITシステムと365日対応の業務受託サービスを提供。生鮮食品特有の複雑な流通をITでデータベース化・ネットワーク化し、ロス削減とサプライチェーン全体の効率化を実現する「イーサポートリンクシステム」が主力。専門知識とシステム開発力で競争優位性を確立し、従量課金モデルで安定収益を得る。DX投資、AI技術活用、M&Aを成長戦略とし、小売・中間流通・農業の効率化ニーズに対応する。 [本社]東京都新宿区 [創業]1998年 [上場]2006年

1. 事業概要と競争優位性

イーサポートリンクグループは、生鮮青果物流通業界に特化し、ITシステムと業務受託サービスを提供。青果売場構築支援や国産農産物の仕入販売・生産も手掛ける。主力は、生鮮食品特有の複雑な流通プロセスをITでデータベース化・ネットワーク化し、ロス削減とサプライチェーン全体の効率化を実現する「イーサポートリンクシステム」と「生鮮MDシステム」。これらは生産者から量販店までの情報共有を促進し、ネットワーク効果を生む。システム利用を基盤とした業務代行サービスは、受注から買掛管理までを365日体制で全国3拠点からサポート。この専門ノウハウと年中無休の対応体制は高い参入障壁となる。小売量販店向け「es-Marché」やドラッグストア向け「青果売場構築支援事業」も展開し、顧客の基幹業務に深く組み込まれることで、高いスイッチングコストと継続的な従量課金収益モデルを構築。ISO認証取得により、システム運用・管理の信頼性も確保する。農業支援事業では、国産農産物や有機農産物の仕入販売と生産を行う。

2. 沿革ハイライト

当社は2000年、生鮮青果流通業界のIT化と業務アウトソーシングを目的に営業を開始。2001年にイーサポートリンク株式会社へ商号変更し、業務受託事業を開始した。2002年には基幹システム「イーサポートリンクシステムVer.1」を提供開始。2006年8月には大阪証券取引所ヘラクレスに新規上場。2009年には「生鮮MDシステム」を提供開始した。その後もシステム機能強化や農業支援事業の強化を進め、2024年には「青果売場構築支援事業」を事業譲受し、事業領域を拡大している。

3. 収益・成長戦略

当社グループは、システムと業務受託を通じて青果物流通の全プレイヤーを支援し、業界で圧倒的な優位性を持つオペレーション会社となることを目指す。生鮮流通業界は、人口減少に伴うDX投資の加速、企業の統合・再編、物流の2024年問題、スマート農業の推進など、大きな変革期にある。これを成長ドライバーと捉え、基幹事業の収益維持・拡大のため、顧客ニーズに合わせた追加機能開発、システム間連携強化、業務オペレーションの生産性向上に継続的に投資する。特に、AI技術を活用したサービス開発やシステム機能追加、M&Aを積極的な成長戦略として推進。AI画像解析による小売店舗内生鮮売場状態変化判定や物流情報可視化システム、バナナ病害早期判定システム開発など、研究開発にも注力する。事業ポートフォリオの組み換えとして、地産地消促進、青果物を取り扱っていない業態への売場構築・運営支援拡大、国内農業生産基盤強化を図る。直近会計年度の売上高は6,470百万円、営業利益は141百万円、純利益は146百万円、EBITDAは392百万円を計上した。

4. 財務健全性

直近会計年度末の総資産は6,106百万円、純資産は3,707百万円で、自己資本比率は約60.7%と健全な財務基盤を維持。現金同等物は1,406百万円、有利子負債は654百万円と低水準。営業キャッシュフローは225百万円と安定的に創出しており、事業活動による資金生成能力が高い。

5. 株主還元

株主還元については、直近3会計年度において年間配当金5.0円を継続して実施しており、安定的な配当政策を維持している。

6. 注目ポイント

イーサポートリンクグループは、生鮮青果物流通というニッチ市場で、長年の経験と専門知識に基づくITシステムと業務受託サービスで独自の競争優位性を確立。生鮮流通のDX推進、物流2024年問題、スマート農業といった社会課題が事業成長の追い風となる。AI技術を活用した新サービス開発やM&Aを積極的な成長戦略とし、基幹システムと業務受託による継続的な従量課金収益モデルはビジネスモデルの質が高い。一方で、特定の取引先への依存、生鮮青果物の流通量・価格変動、人材確保・育成は事業リスクとして認識する必要がある。

[本社]東京都新宿区 [創業]1998年 [上場]2006年

出典: 有価証券報告書 (2025-11) doc_id=S100XNBS | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4.4B 30.2倍 1.2倍 0.0% 1,003.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 6.5B 5.4B 4.6B
営業利益 142M 164M 82M
純利益 147M 135M 47M
EPS 33.2 30.6 10.6
BPS 838.0 797.6 769.5

大株主

株主名持株比率
株式会社ファーマインド0.10%
株式会社FRACORA0.07%
株式会社フォーカスシステムズ0.02%
ピー・エス・アセット・ホールディングス株式会社0.02%
住友商事株式会社0.02%
上田八木短資株式会社0.01%
JPモルガン証券株式会社0.01%
福間 美貴恵0.01%
堀内 信介0.01%
楽天証券株式会社共有口0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-04-21株式会社FRACORA 6.99%+0.05%
2022-09-16株式会社 協和 6.94%+1.94%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-25TDNet人事イーサポート役員及び執行役員の異動に関するお知らせ1,010+0.40%
2026-01-14TDNet人事イーサポート役員の異動に関するお知らせ976+0.72%
2026-01-14TDNet特損・減損イーサポート特別損失の計上及び個別業績の前期実績値との差異に関するお知らせ976+0.72%
2026-01-14TDNet決算イーサポート2025年11月期 決算短信〔日本基準〕〈連結〉976+0.72%
2025-10-20TDNetその他イーサポート子会社の設立に関するお知らせ919+0.33%
2025-10-02TDNet決算イーサポート2025年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)936-1.07%
2025-07-22TDNet事業計画イーサポート中期経営計画策定に関するお知らせ899-0.11%
2025-07-03TDNet決算イーサポート2025年11月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)930-2.58%
2025-04-21EDINET大量保有株式会社FRACORA大量保有 6.99%1,023+0.20%
2022-09-16EDINET大量保有株式会社 協和大量保有 6.94%