シマダヤ株式会社は、麺類の製造・販売を主たる事業とし、家庭用と業務用の二部門で事業を展開しています。
**1. 事業概要と競争優位性**
家庭用事業部門では、食品スーパー等の量販店向けにチルド麺と冷凍麺を製造・販売。「流水麺」に代表される独自の技術力と商品開発力が強みです。FSSC22000認証工場での高品質生産と積極的な広告販促により、強固なブランド力を築いています。2024年度の家庭用チルド麺全国販売金額シェアは10.9%で第2位、関東エリアでは20.7%で第2位を占め、安定供給体制を構築しています。
業務用事業部門では、外食・中食向けに冷凍麺を製造・販売。FSSC22000認証製品に加え、多様なメニューに対応できる商品ラインナップ、解凍後も美味しさが持続する「流水α麺」などの付加価値商品を提供し、顧客の調理オペレーション効率化に貢献しています。提案型営業と手厚いフォロー体制により、顧客との強固な関係を構築。2024年業務用冷凍麺全国販売金額シェアは19.2%で第2位を誇り、安定供給体制を整えています。
シマダヤの競争優位性は、画期的な「流水麺」に代表される独自の技術力と商品開発力、高品質な生産体制、強固なブランド力、そして全国的な安定供給体制にあります。業務用市場においては、顧客の調理オペレーション効率化に貢献する付加価値商品と提案型営業が、高い参入障壁と顧客ロックイン構造を形成しています。
**2. 沿革ハイライト**
シマダヤは1949年3月に設立され、1988年4月に画期的な「流水麺」を発売。1997年4月に現商号に変更しました。2018年4月にメルコホールディングスの子会社となり、2024年10月にはスピンオフにより独立し、東京証券取引所スタンダード市場に新規上場を果たしました。
**3. 収益・成長**
「おいしい笑顔をお届けします」という経営コンセプトのもと、「品質」と「ブランド」を重視し、安全・安心な商品提供に努めています。開発キーワード『7K』に基づき、社会環境や市場変化への対応、社会課題への取り組みを強化しています。
現在の経営環境は、原材料・資材及びエネルギー価格の高止まり、人手不足、物流費高騰など厳しい状況が続いていますが、麺市場全体は堅調に推移しています。特に家庭用冷凍麺市場は簡便性・時短ニーズの高まりから拡大し、業務用冷凍麺市場も拡大傾向にあります。
このような市場環境を捉え、シマダヤは2025年3月期より新たな3ヵ年中期経営計画をスタートさせ、「コア事業の『深化』と『利益成長』に挑戦し、収益構造を変革する」を基本方針に掲げています。
具体的な成長戦略として、家庭用事業部門の収益改善(秋冬期・西日本での拡売、業務改善)を推進。需要が高まる冷凍麺については、商品開発やターゲット開拓に着手し、販売拡大に努めます。
生産体制の再構築も喫緊の課題であり、冷凍麺工場の生産キャパシティ確保、収益性の低い工場の業務改善、省人化・効率化に向けた投資を進めます。特に、輸出による海外売上拡大を目指す上で、生産キャパシティの確保は不可欠です。
商品力の強化も図り、基幹ブランドの原価低減と拡売、不採算商品からの戦略的撤退を検討します。お客様の潜在ニーズに対応する新規技術開発にも積極的に取り組み、持続的成長に貢献する新たなヒット商品の創出に努めます。研究開発活動では、国産原材料の拡大、健康機能研究による商品開発、食品ロス削減に向けた賞味期限延長に取り組んでいます。
**4. 財務健全性**
シマダヤは強固な財務基盤を構築しており、2025年3月期末において、総資産24,824百万円に対し、有利子負債は0円と、無借金経営を維持しています。キャッシュ・アンド・イクイバレンツは5,579百万円を保有しています。
主要なリスクとしては、原材料及びエネルギー価格の高騰、物流業界におけるドライバー不足、食の安全性に関する問題、人手不足、自然災害・感染症、情報セキュリティなどが挙げられます。
**5. 株主還元**
株主還元については、2025年3月期の年間配当として52.0円を実施する予定です。2024年10月には東京証券取引所スタンダード市場に新規上場を果たし、市場からの信頼獲得と企業価値向上を目指しています。
**6. 注目ポイント**
シマダヤの注目点は、麺市場における家庭用・業務用双方での全国第2位という高い市場シェアと、「流水麺」に代表される簡便性・健康志向に対応した独自の技術力・商品開発力です。高品質な生産体制と安定供給能力も強み。無借金経営と豊富なキャッシュによる強固な財務基盤を背景に、冷凍麺市場の拡大を捉え、生産キャパシティ増強や海外展開を目指す成長戦略を推進しています。持続可能な社会に貢献する取り組みも特筆されます。
[本社]東京都渋谷区 [創業]1949年 [上場]2024年
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 29.3B | 11.5倍 | 1.6倍 | 0.0% | 1,926.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 39.6B | 39.0B | 34.1B |
| 営業利益 | 3.4B | 3.4B | — |
| 純利益 | 2.6B | 2.5B | 1.8B |
| EPS | 168.0 | 166.1 | 120.7 |
| BPS | 1,187.7 | 1,041.6 | 1,285.8 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 株式会社メルコグループ | 0.38% |
| 牧 寛之 | 0.14% |
| 公益財団法人牧誠財団 | 0.03% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.03% |
| 株式会社ニップン | 0.02% |
| 日清製粉株式会社 | 0.02% |
| 岩崎 泰次 | 0.01% |
| JP JPMSE LUX RE NOMURA INT PLC 1 EQ CO(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.01% |
| 上田八木短資株式会社 | 0.01% |
| 牧 廣美 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-03-09 | 株式会社メルコグループ | 31.94% | -- |
| 2026-03-05 | 株式会社メルコグループ | 1.00% | (36.86%) |
| 2026-02-13 | 株式会社メルコグループ | 37.86% | -- |
| 2026-02-13 | 株式会社メルコグループ | 37.86% | -- |
| 2024-12-03 | 株式会社メルコグループ | 37.86% | -- |
| 2024-12-03 | 株式会社メルコグループ | 37.86% | -- |
| 2024-10-29 | 株式会社メルコグループ | 37.86% | -- |
| 2024-10-07 | 牧 寛之 | 15.15% | +12.15% |
| 2024-10-07 | 株式会社メルコグループ | 37.86% | +32.86% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-09 | EDINET | 大量保有 | 株式会社メルコグループ | 大量保有 31.94% | 1,875 | +1.81% |
| 2026-03-05 | EDINET | 大量保有 | 株式会社メルコグループ | 大量保有 1.0% | 1,892 | -0.58% |
| 2026-02-13 | EDINET | 大量保有 | 株式会社メルコグループ | 大量保有 37.86% | 1,892 | +0.42% |
| 2026-02-13 | EDINET | 大量保有 | 株式会社メルコグループ | 大量保有 37.86% | 1,892 | +0.42% |
| 2024-12-03 | EDINET | 大量保有 | 株式会社メルコグループ | 大量保有 37.86% | — | — |
| 2024-12-03 | EDINET | 大量保有 | 株式会社メルコグループ | 大量保有 37.86% | — | — |
| 2024-10-29 | EDINET | 大量保有 | 株式会社メルコグループ | 大量保有 37.86% | — | — |
| 2024-10-07 | EDINET | 大量保有 | 牧 寛之 | 大量保有 15.15% | — | — |
| 2024-10-07 | EDINET | 大量保有 | 株式会社メルコグループ | 大量保有 37.86% | — | — |