Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

くら寿司株式会社 (2695)

くら寿司は、すしを主力とする直営回転すし店のチェーン展開を行う。創業以来「四大添加物」を完全に排除し、特許取得の抗菌寿司カバー「鮮度くん」や「ビッくらポン!」、非接触型「スマートくら寿司」で安心・安全と楽しさを提供する。IT化を推進し、養殖事業参入で安定調達を図る。国内全都道府県に出店し、米国・台湾で多店舗展開を加速、2030年度に全世界1,100店舗以上を目標にグローバル展開を推進する。 [本社]大阪府堺市中区 [創業]1995年 [上場]2001年

**1. 事業概要と競争優位性**

くら寿司株式会社は、すしを主力とする直営回転すし店のチェーン展開を主たる事業とする。当社グループは当社及び連結子会社4社により構成され、米国及び台湾に子会社を設立し、それぞれ現地株式市場に上場する。

競争優位性として、創業以来全食材から「四大添加物(化学調味料・人工甘味料・合成着色料・人工保存料)」を完全に排除する企業理念を掲げ、独自のブランド価値を確立する。特許取得済みの抗菌寿司カバー「鮮度くん」を全店に導入し、衛生管理を徹底する。また、「自動皿カウント水回収システム」や「QRコード時間制限管理システム」も特許を取得する。顧客体験の向上では、「ビッくらポン!」によるアミューズメント機能や、非接触型サービス「スマートくら寿司」の全店導入により、利便性と楽しさを提供する。

直営店のみの出店形態は、高いレベルでの品質維持ときめ細かなサービス提供体制を可能にする。サプライチェーンにおいては、2021年11月に養殖事業子会社「KURAおさかなファーム株式会社」を設立し、水産事業者との協力や養殖事業への参入を通じて、安定的かつ持続的な魚介類の調達を目指す。これは原材料価格変動リスクへの対応と商品競争力の向上に寄与する。国内全都道府県に出店し、国内500店舗、海外では米国79店舗、台湾60店舗を展開する。

**2. 沿革ハイライト**

1995年11月、株式会社くらコーポレーションを設立。2000年「ビッくらポン!」を導入する。2001年5月、ナスダック・ジャパン市場に上場し、2005年10月には東京証券取引所市場第一部に指定される。

海外展開は2007年米国子会社設立、2009年米国1号店開店、2014年台湾子会社設立から始まる。2019年には米国子会社がNASDAQ、2020年には台湾子会社がTaipei Exchangeに上場した。

2011年には抗菌寿司カバー「鮮度くん」の全店配置を完了。2020年11月には非接触型サービス「スマートくら寿司」の導入を開始し、2021年12月には全店装備を完了した。2021年7月には全都道府県への出店を完了し、同年12月には国内500店舗を達成。2021年11月には養殖から販売までを手掛ける子会社「KURAおさかなファーム株式会社」を設立した。2019年5月、くら寿司株式会社に商号変更。2025年12月には代表取締役社長 田中邦彦が国際的アントレプレナー表彰制度で日本代表に選出された。

**3. 収益・成長**

当社グループは、2030年度を最終年度とする「長期構想」において、全世界での売上高3,600億円以上、店舗数1,100店舗以上を目標に設定する。日本国内と海外を両輪で拡大する戦略を推進する。

成長ドライバーとして、海外展開の加速が挙げられる。米国及び台湾での多店舗展開を積極的に行い、日本の食文化を世界に広げる。IT化とDXの推進により、効率的な店舗運営と顧客満足度向上を図る。AI導入やアミューズメント機能の充実、非接触型サービスの強化は、多様化する顧客ニーズへの対応とコストパフォーマンス向上に貢献する。

商品戦略では、高付加価値商品の開発と既存商品の価値拡大に努める。漁業創生の取り組みとして、養殖事業への参入や漁協との連携を通じて、安定的・持続的な魚介類の調達と商品競争力の向上を図り、シェア拡大及び収益向上を目指す。人材の確保・育成も重要な課題と認識し、グローバル人材育成に注力する。

**4. 財務健全性**

直近連結会計年度(2025年10月期)の総資産は156,015百万円、純資産は86,258百万円である。現金及び現金同等物は24,172百万円を保有し、有利子負債は1,172百万円と低水準にあり、財務の健全性を示す。設備投資は積極的であり、直近連結会計年度では店舗設備を中心に12,220百万円を実施。新規出店に伴う造作設備等に8,779百万円、既存店舗に2,447百万円を投じ、成長戦略を支える。

**5. 株主還元**

直近連結会計年度(2025年10月期)の年間配当は20.0円である。

**6. 注目ポイント**

くら寿司は、「四大添加物」完全排除の企業理念を基盤に、特許技術「鮮度くん」や「スマートくら寿司」による衛生・利便性、そして「ビッくらポン!」によるエンターテイメント性を融合させた独自のビジネスモデルを構築する。これは外食産業における強力な競争優位性と参入障壁を形成する。

米国・台湾での子会社上場を含む積極的な海外展開と、養殖事業参入によるサプライチェーン強化は、持続的な成長ドライバーとなる。IT化とDX推進による効率化と顧客体験向上、グローバル人材育成への投資は、将来の成長基盤を盤石にする。代表取締役社長の国際的な受賞は、経営手腕と企業価値が評価されていることを示す。

出典: 有価証券報告書 (2025-10) doc_id=S100XHP5 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
145.7B 38.8倍 2.2倍 0.0% 3,520.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 245.1B 234.9B 211.4B
営業利益 5.5B 5.7B 2.5B
純利益 3.6B 3.2B 863M
EPS 90.7 81.2 21.7
BPS 1,568.5 1,419.9 1,363.3

大株主

株主名持株比率
株式会社ウォルナットコーポレーション0.29%
株式会社トラスト0.11%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.06%
田中 信0.04%
くら寿司従業員持株会0.02%
田中 邦彦0.02%
田中 節子0.01%
野村證券株式会社0.01%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-12-24田中 邦彦 45.08%--
2022-07-06田中 那彦 45.08%--
2022-02-16田中 那彦 45.08%--
2022-02-02田中 那彦 45.08%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-13TDNet決算くら寿司2026年10月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)3,585-5.02%
2026-02-18TDNet業績修正くら寿司株式分割及び定款の一部変更並びに配当予想の修正に関するお知らせ3,660-0.41%
2026-02-18TDNetその他くら寿司株主優待制度の内容変更に関するお知らせ3,660-0.41%
2025-12-17TDNet配当・還元くら寿司剰余金の配当に関するお知らせ3,145+2.23%
2025-12-10TDNet決算くら寿司2025年10月期決算短信〔日本基準〕(連結)3,365-6.39%
2025-09-12TDNet決算くら寿司2025年10月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)3,995-10.01%
2025-06-13TDNet決算くら寿司2025年10月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)3,195+0.63%
2024-12-24EDINET大量保有田中 邦彦大量保有 45.08%
2022-07-06EDINET大量保有田中 那彦大量保有 45.08%
2022-02-16EDINET大量保有田中 那彦大量保有 45.08%
2022-02-02EDINET大量保有田中 那彦大量保有 45.08%