Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社久世 (2708)

株式会社久世は、外食産業向け食材卸売を主力とし、首都圏中心に関東・中部・関西で業務用食材・資材を販売。子会社キスコフーズによる専門性の高いスープ・ソース等の製造も手掛ける。ISO22000/FSSC22000認証の厳格な品質管理と、低温物流を軸とした広範なネットワークが強み。国分グループ本社との提携で事業基盤を強化し、EC・DX・海外事業で持続的成長を目指す。 [本社]東京都豊島区 [創業]1950年 [上場]2001年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社久世は、外食産業向け食材等の卸売業を中核とし、ブイヨン・スープ・ソース等の製造販売、不動産賃貸業を展開する。食材卸売事業が連結売上高の9割以上を占め、首都圏中心に関東・中部・関西地区で業務用食材・資材を販売。連結子会社の旭水産は豊洲市場内の水産物仲卸として水産物を供給する。食材製造事業では、連結子会社のキスコフーズがホテル・レストラン等向けの専門性の高いスープ・ソース・ブイヨン等を製造・販売し、高品質な製品で差別化を図る。海外では中国で食材販売・物流業務を展開する。

競争優位性として、キスコフーズによる専門性の高い製品製造ノウハウ、ISO22000/FSSC22000認証取得の厳格な品質管理体制、低温物流を軸とした広範かつ効率的な物流ネットワークが挙げられる。これらは食品業界での信頼性と安定供給を支える強みであり、新規参入障壁となる。フルライン戦略で顧客ニーズに対応。2022年4月には国分グループ本社と資本・業務提携し、事業基盤を強化し、競争力を一層高めている。

2. 沿革ハイライト

当社は1950年設立、1967年に株式会社久世へ商号変更。1979年業務用高級スープ・ソース製造の子会社キスコフーズを設立し、食材製造事業を開始。2001年JASDAQ市場に株式を上場した。生鮮品取扱い強化のため、2009年株式会社久世フレッシュ・ワンを設立、2014年旭水産株式会社の株式を取得し水産物仲卸事業を強化した。海外事業基盤確立のため、2011年久世(香港)有限公司を設立し、中国での事業展開を進める。2022年国分グループ本社と資本・業務提携を締結し、事業拡大と効率化を図る。物流機能強化のため、首都圏を中心にDCの開設・統合を進めてきた。

3. 収益・成長

当社グループは、外食・中食市場の成長を見込み、持続的成長のため、関東への経営資源集中、低温物流を軸とした物流機能強化、JFSAの商品・素材及び酒・飲料の拡販を基本戦略とする。フードサービス、観光レジャー、中食・惣菜を強化市場と捉え、各種施策を進める。将来の成長ドライバーとして、EC事業、DX化推進、商品開発、海外事業、グループシナジーの推進を掲げる。人手不足への対応、物流機能強化とインフラ整備、情報システムへの積極投資も行う。

リスクとして、連結売上高の91.8%を占める食材卸売事業の外食産業への高い依存度を認識し、中食・内食分野への取り組み強化でリスク軽減を図る。原材料価格や経費の高騰リスクに対しては、コスト投入の優先順位を明確化し、コストに見合うサービス向上で収益確保に努める。食品衛生リスクに対しては、品質管理部設置、独自のグループ品質基準、ISO22000やFSSC22000認証取得による厳密な検査体制で対応する。目標とする経営指標は営業利益率2%と自己資本比率30%であり、当連結会計年度(2025年3月期)は営業利益率2.7%、自己資本比率34.5%を達成している。

4. 財務健全性

2025年3月期末時点の総資産は22,969百万円、純資産は7,919百万円であり、自己資本比率は目標の30%を上回る34.5%を維持し、財務の安定性を示す。現金及び現金同等物は4,008百万円、有利子負債は1,783百万円であり、有利子負債は現金でカバー可能。営業キャッシュフローは664百万円、投資キャッシュフローは211百万円を計上し、事業活動による資金創出力と将来への投資を両立している。

5. 株主還元

当社は、2025年3月期において年間配当42.0円を実施する。2024年3月期も年間配当42.0円を実施しており、安定的な株主還元を継続する方針が示唆される。

6. 注目ポイント

株式会社久世は、外食産業向け食材卸売を中核とし、専門性の高い食材製造事業を併せ持つ。ISO22000/FSSC22000認証に裏打ちされた厳格な品質管理体制と、低温物流を軸とした広範な物流ネットワークは、食品流通業界における強固な競争優位性と参入障壁を形成する。国分グループ本社との資本・業務提携は、今後の事業拡大と効率化に大きく寄与する可能性を秘める。EC事業、DX化推進、海外事業といった成長戦略への積極的な投資は、持続的な成長ドライバーとなる。一方で、外食市場の動向、原材料価格や物流コストの高騰、人手不足への対応が今後の経営課題となるが、これらに対する戦略的な取り組みも進められている。

[本社]東京都豊島区 [創業]1950年 [上場]2001年

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W7LO | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
10.1B 5.7倍 1.3倍 0.0% 2,175.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 68.6B 64.5B 56.5B
営業利益 1.8B 1.9B 842M
純利益 1.8B 2.0B 832M
EPS 379.4 434.1 181.0
BPS 1,711.9 1,441.5 961.1

大株主

株主名持株比率
国分グループ本社株式会社0.20%
久 世 健 吉0.10%
久 世 真 也0.06%
久 世 純 子0.05%
株式会社パートナー0.03%
株式会社トーホー0.03%
久 世 将 寛0.03%
久 世 晃 介0.03%
株式会社みずほ銀行0.03%
株式会社極楽湯ホールディングス0.03%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-05-24久世 真也 9.31%+2.56%
2023-05-24久世 純子 5.16%+0.16%
2023-05-24久世 純子 4.71%(0.45%)
2023-05-24久世 健吉 24.03%(1.75%)
2023-05-24久世 健吉 21.55%(2.48%)
2023-05-24久世 健吉 19.83%(1.72%)
2023-05-24久世 健吉 18.77%(1.06%)
2023-05-24久世 健吉 17.68%(1.09%)
2023-05-24久世 健吉 16.52%(1.16%)
2023-05-24久世 健吉 13.39%(3.13%)
2023-05-24久世 健吉 10.39%(3.00%)
2023-05-23久世 真也 5.61%+0.61%
2023-05-23久世 真也 6.75%+1.14%
2023-04-28久世 真也 5.61%+0.61%
2023-04-28久世 真也 6.75%+1.14%
2022-04-13国分グループ本社株式会社 19.99%+19.99%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-27TDNetその他久世非上場の親会社等の決算に関するお知らせ2,266-1.54%
2026-02-25TDNet業績修正久世業績予想(連結)の修正及び配当予想の修正(増配)に関するお知らせ2,254-0.40%
2025-08-13TDNet決算久世2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,760-1.14%
2025-06-26TDNetその他久世公益財団法人財務会計基準機構への加入状況等について1,602+0.25%
2025-06-26TDNetその他久世支配株主等に関する事項について1,602+0.25%
2023-05-24EDINET大量保有久世 真也大量保有 9.31%
2023-05-24EDINET大量保有久世 純子大量保有 5.16%
2023-05-24EDINET大量保有久世 純子大量保有 4.71%
2023-05-24EDINET大量保有久世 健吉大量保有 24.03%
2023-05-24EDINET大量保有久世 健吉大量保有 21.55%
2023-05-24EDINET大量保有久世 健吉大量保有 19.83%
2023-05-24EDINET大量保有久世 健吉大量保有 18.77%
2023-05-24EDINET大量保有久世 健吉大量保有 17.68%
2023-05-24EDINET大量保有久世 健吉大量保有 16.52%
2023-05-24EDINET大量保有久世 健吉大量保有 13.39%
2023-05-24EDINET大量保有久世 健吉大量保有 10.39%
2023-05-23EDINET大量保有久世 真也大量保有 5.61%
2023-05-23EDINET大量保有久世 真也大量保有 6.75%
2023-04-28EDINET大量保有久世 真也大量保有 5.61%
2023-04-28EDINET大量保有久世 真也大量保有 6.75%