Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

石光商事株式会社 (2750)

石光商事は1906年創業の専門商社で、コーヒー・茶類、食品、農産物、海外事業を展開する。海外からの輸入・国内仕入れを通じ、全国の業務用顧客へ販売するビジネスモデルを構築する。長年の業歴で培った高度な専門知識、生産者・供給元との強固なパートナーシップ、東西の焙煎工場機能、海外拠点との連携が競争優位性。海外事業拡大、サステナブルな取り組み、健康・簡便ニーズ対応、日本食の世界需要増を成長ドライバーとする。 [本社]神戸市灘区 [創業]1951年 [上場]2002年

1. 事業概要と競争優位性

石光商事グループは、コーヒー・茶類、食品、農産物、海外事業を主要な柱とする専門商社である。主に業務用分野で事業を展開し、海外からの輸入または国内仕入れを通じ、全国のコーヒー焙煎業者、業務用食品問屋、飲料メーカー、食品加工メーカー、量販店、外食チェーン店等に品目を販売する。連結子会社はコーヒー生豆の焙煎・加工・製造販売も行う。

競争優位性(Moat)は、1906年創業の長い業歴で培われた「高度な専門知識や経験に基づくノウハウ」と「顧客・取引先との相互の信頼関係」に立脚する。コーヒー・茶類事業では、業界をリードする知見と有資格人材、生産者・輸出業者との長年のパートナーシップ、海外拠点との連携、東西の焙煎工場機能(アライドコーヒーロースターズ㈱)が強みとなる。食品事業では、国内外の多数の供給元・製造元とのつながり、ニーズ先との接点結合力が競争力となる。農産事業では、高度な専門性と安定的な供給網を確立する。海外事業においては、深く広範な食品知識と国内メーカーとの信頼関係、輸出先国の規制・貿易知識が優位性となる。加工工場資本設備を除けば比較的少額の資本で新規参入が可能と認識されるものの、上記ソフト面の知見や基盤が実質的な参入障壁として機能する。

2. 沿革ハイライト

当社グループは1906年に創業。1951年5月に㈱石光季男商店として設立され、コーヒー生豆・紅茶原料の取扱を開始した。1963年7月に石光商事㈱へ社名変更する。1970年代にはコーヒー焙煎会社を設立し加工能力を強化した(2024年10月にアライドコーヒーロースターズ㈱へ合併)。2002年11月に店頭登録、2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場した。2011年4月には海外事業部門を新設し、中国、タイ、インドに連結子会社を設立するなど、海外展開を加速する。2022年4月には東証スタンダード市場へ移行した。

3. 収益・成長

当社グループは、中期経営計画「SHINE2024」から「SHINE2027」へ移行し、GHG(温室効果ガス)削減と企業成長、社会的課題解決のビジネス化を推進する。成長ドライバーは、コーヒー・茶類事業における世界的な消費量増加、国内業務用需要回復、カフェインレス市場拡大、サステナブルコーヒーへの関心。食品事業では外食市場拡大、中食需要増、健康・簡便調理商品、冷凍食品分野での人手不足対応需要。農産事業では気候変動対応の安定供給ニーズ。海外事業では日本食市場の成長、輸出増加、現地需要拡大、訪日外国人需要を捉える。海外グループ会社とのシナジー活用と日本の食文化・技術の海外展開、国内需要の限界から海外事業拡大を中長期戦略の柱とする。

4. 財務健全性

当社グループは、運転資金及び設備投資資金を金融機関からの借入れで調達し、2025年3月期における有利子負債の総資産比率は31.5%(有利子負債残高12,374百万円/総資産39,231百万円)である。収益力向上とキャッシュ・フロー重視でこの水準を引き下げる。経営目標は最終利益及び営業利益の絶対額確保。自己資本当期純利益率(ROE)は2024年3月期9.48%から2025年3月期7.45%へ低下し、8%を下回る。株価純資産倍率(PBR)も1を割れており、安定した水準確保とPBR改善への取り組みを認識する。国際商品相場・為替変動、サプライチェーン、食の安全、競合、海外事業展開、人財、IT、取引先の信用、物流インフラ機能不全、感染症、保有資産の減損、有利子負債の依存度、気候変動といった多岐にわたるリスクに対し、適切な対策を講じる。

5. 株主還元

経営の基本方針は「株主に愛され、満足し続けていただくこと」であり、ガバナンス強化と適切な還元・発信を規定する。2025年3月期の年間配当は30.0円である。

6. 注目ポイント

当社グループは、1906年創業の専門商社として深い知見と国内外ネットワークを競争優位性の源泉とする。国内業務用市場での地位を確立しつつ、中長期的な海外事業拡大を推進する。世界的なコーヒー消費量増加、日本食ブーム、健康・簡便調理ニーズ等の市場トレンドを捉え、サステナブルな取り組みと社会課題解決型商品の開発で持続的成長を目指す。自社焙煎工場を持つことで、原料調達から加工・販売までの一貫したバリューチェーンを構築し、品質管理と顧客対応力を高める。ROE8%超えとPBR1倍超えに向けた経営努力が今後の注目点となる。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W1AI | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
11.0B 12.0倍 0.9倍 0.0% 1,372.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 65.0B 62.0B 59.0B
営業利益 1.6B 1.7B 1.3B
純利益 888M 1.0B 792M
EPS 114.5 135.6 102.6
BPS 1,576.4 1,500.9 1,362.4

大株主

株主名持株比率
マリンフード㈱0.06%
石光商事従業員持株会0.05%
㈱三井住友銀行0.03%
石光輝男0.03%
駒澤孝江0.03%
日米珈琲㈱0.03%
㈱トーホー0.03%
㈱みなと銀行0.03%
丸紅㈱0.02%
石光輝信0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-03-26マリンフード株式会社 5.02%+0.02%
2024-03-08マリンフード株式会社 5.02%+3.02%
2024-03-08マリンフード株式会社 5.07%+0.05%
2024-02-16マリンフード株式会社 5.07%+0.05%
2024-01-30マリンフード株式会社 5.07%+0.07%
2024-01-22マリンフード株式会社 5.02%+0.02%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-23TDNetその他石光商事株主優待制度の一部変更に関するお知らせ1,370-1.02%
2026-01-23TDNetその他石光商事2025年12月度 月次売上高(速報)に関するお知らせ1,370-1.02%
2025-07-10TDNetその他石光商事2025年6月度 月次売上高(速報)に関するお知らせ1,126+0.18%
2024-03-26EDINET大量保有マリンフード株式会社大量保有 5.02%
2024-03-08EDINET大量保有マリンフード株式会社大量保有 5.02%
2024-03-08EDINET大量保有マリンフード株式会社大量保有 5.07%
2024-02-16EDINET大量保有マリンフード株式会社大量保有 5.07%
2024-01-30EDINET大量保有マリンフード株式会社大量保有 5.07%
2024-01-22EDINET大量保有マリンフード株式会社大量保有 5.02%