Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

東京エレクトロンデバイス株式会社 (2760)

東京エレクトロンデバイスは、半導体製品、電子部品、ソフトウェア・サービスの販売、プライベートブランド(PB)製品の製造・販売を行う半導体及び電子デバイス事業と、ネットワーク、ストレージ、セキュリティ関連製品の販売・保守・監視サービスを行うコンピュータシステム関連事業を展開する。「メーカーと技術商社」の融合を掲げ、1985年開設の設計開発センターの技術力とグループ連携で高付加価値PB製品「inrevium」を開発。AI技術を活用した画像検査装置やAIプラットフォーム、再生可能エネルギー関連のSmartPowerシリーズ等、ソリューション型ビジネスを展開する。DX、EV、AI市場の成長をドライバーとし、産業機器、車載、クラウド、OTセキュリティ分野に注力する。 [本社]東京都渋谷区 [創業]1986年 [上場]2003年

1. 事業概要と競争優位性

東京エレクトロンデバイスグループは、大手エレクトロニクスメーカー等に対し、集積回路を中心とした半導体製品、ボード・電子部品、ソフトウェア・サービスの販売、プライベートブランド(PB)製品の製造・販売を行う「半導体及び電子デバイス事業」と、ネットワーク、ストレージ、セキュリティ関連製品の販売及び保守・監視サービス等を行う「コンピュータシステム関連事業」を展開する。アジア及び北米地域に営業拠点を有する。同社は「メーカーと技術商社の力で潜在的な社会課題を解決する会社」をVISIONに掲げ、PB製品の製造・販売を通じてメーカー機能を強化する。PB事業は設計・量産受託サービス、受託製品、ウェーハ検査装置等を含み、中期経営計画「VISION2030」ではPB事業の経常利益率目標を10%と、半導体及び電子デバイス事業(7%)より高く設定し、高付加価値化を志向する。ソフトウェア・サービスや保守・監視サービスの提供は、ストック型収益の獲得に寄与するビジネスモデルの質を持つ。

競争優位性(Moat)として、1985年開設の設計開発センターの豊富な経験と技術力、東京エレクトロン デバイス長崎株式会社との連携により、付加価値の高いPB製品「inrevium」の開発に注力する。自社工場での高品質・低コスト・短納期生産を目指した生産技術の研鑽も行う。半導体の専門知識を生かしたソリューション型ビジネスを展開し、顧客のDX化を支える。AI技術を併用した画像検査装置「RAYSENS」やAIプラットフォーム、再生可能エネルギー関連の「SmartPowerシリーズ」等、高付加価値ソリューションを提供する。エレクトロニクス業界の速い技術革新に対応するため、長年の設計開発経験と継続的な研究開発投資、国内外の営業拠点展開により、顧客ニーズへの迅速な対応と付加価値向上を図り、競争力を強化する。主要仕入先への依存度リスクに対し、最先端製品のマーケティング活動強化や製品仕入先・ラインアップ拡充により多様な収益源確保に努める。

2. 沿革ハイライト

1986年3月、テル管理サービス株式会社として設立する。1990年9月、東京エレクトロン デバイス株式会社へ社名変更し、外国製半導体を中心とする電子部品の販売を開始する。1998年7月、東京エレクトロン株式会社から電子部品部門に関する事業を全て譲受け、設計開発センターの業務移管を受ける。2003年3月、東証二部に上場する。2006年10月、東京エレクトロン株式会社からコンピュータ・ネットワーク事業を承継する。2014年4月、東京エレクトロン株式会社が親会社からその他の関係会社に変更する。2017年7月、東京エレクトロン デバイス長崎株式会社を連結子会社化する。2023年10月、ウェーハ検査装置事業を譲受け、PB事業を強化する。2024年10月、本社を東京都渋谷区に移転する。2022年4月、東証プライム市場へ移行する。

3. 収益・成長

DX、EV普及、AI応用拡大を背景に半導体市場の成長が見込まれる。AIやEV向け需要増加と技術革新により、半導体及び半導体製造装置市場も拡大基調で成長する。顧客のDX化に伴うサイバーセキュリティの重要性増大、AI・自動化技術活用ニーズも成長ドライバーとなる。中期経営計画「VISION2030」では、半導体及び電子デバイス事業で産業機器、車載関連機器、クラウドサービス、OTセキュリティ分野に注力し、ソリューション型ビジネスを展開する。PB事業では計測・検査技術を核にウェーハ検査装置をグローバルに提供し、医療ODM及び基板OEMサービスを強化する。コンピュータシステム関連事業では、DXを支えるソリューションとサービスを提供し、デジタル技術活用を支援する。2030年3月期には売上高300,000~350,000百万円、経常利益率8%以上、ROE20%以上を目指す。

4. 財務健全性

2025年3月期末の総資産は156,841百万円、純資産は49,004百万円である。現金及び現金同等物は8,384百万円、有利子負債は42,560百万円である。営業活動によるキャッシュ・フローは18,915百万円、投資活動によるキャッシュ・フローは2,068百万円を計上する。将来的な事業成長に必要な投資実行のため、収益性向上による内部留保蓄積と、最適な調達手段による資金確保を課題と認識する。

5. 株主還元

2025年3月期の年間配当金は119.0円である。発行済株式総数は31,336,500株である。

6. 注目ポイント

同社は「メーカーと技術商社の力」の融合をVISIONとし、PB事業の強化とソリューション型ビジネスへの転換を推進する。ウェーハ検査装置のグローバル展開、医療ODM・基板OEMサービスの強化は、高収益化と競争優位性確立に寄与する可能性がある。AI技術を活用した画像検査システムやAIプラットフォーム、産業機器の異常検知・予知保全システム「CXシリーズ」の開発・機能拡張は、DX推進と顧客の生産性向上に貢献し、成長市場での存在感を高める。再生可能エネルギー関連のSmartPowerシリーズによるBCPサポートやカーボンニュートラル貢献は、ESG経営を重視する姿勢を示す。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W1EY | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
97.6B 10.5倍 1.9倍 0.0% 3,115.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 216.4B 242.9B 240.3B
営業利益 12.5B 15.4B 14.2B
純利益 8.9B 10.0B 8.8B
EPS 295.7 333.5 294.8
BPS 1,624.1 1,501.1 1,268.2

大株主

株主名持株比率
東京エレクトロン㈱0.34%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)0.08%
東京エレクトロンデバイス社員持株会0.05%
野村信託銀行㈱(東京エレクトロンデバイス社員持株会専用信託口)0.03%
㈱日本カストディ銀行(信託口)0.02%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(役員報酬BIP信託口・75723口)0.01%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(役員報酬BIP信託口・76625口)0.01%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(株式付与ESOP信託口・76616口)0.01%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)0.01%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 ㈱みずほ銀行決済営業部)0.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-02TDNet決算東エレデバ2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)3,385+7.83%
2026-02-02TDNet人事東エレデバ代表取締役の異動に関するお知らせ3,385+7.83%
2025-10-29TDNet決算東エレデバ2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)2,983+0.20%
2025-10-29TDNet配当・還元東エレデバ剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ2,983+0.20%
2025-09-29TDNetその他東エレデバ持分法適用関連会社株式の譲渡に伴う特別利益の計上見込みに関するお知らせ2,949+1.05%
2025-07-29TDNet決算東エレデバ2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,547+2.08%
2025-06-25TDNetその他東エレデバ支配株主等に関する事項について2,668+1.46%