佐藤食品工業は、茶エキス、天然調味料、植物エキス、粉末酒の製造販売を行う食品加工事業の単一セグメント企業とする。子会社及び関連会社は有しない。経営理念は「独創的な技術開発を継続する」ことであり、技術立社を基本とする高度な開発技術及び生産技術の確立に努める。
同社の競争優位性は、「天然風味の粉末化」の基礎となる独自の開発技術や装置技術を製造技術と融合させる点とする。1966年には「世界初のアルコール粉末化」を発表し、1981年には酒税法改正に伴い「粉末酒」の酒造免許第1号を取得した。これは粉末酒市場における先駆的地位を確立し、酒税法による規制が高い参入障壁を形成する。製品開発では、茶エキス、天然調味料、植物エキス、粉末酒の各分野で新製品開発を継続する。FSSC22000を導入し、品質保証体制の強化に努める。
同社は1954年10月、愛知県名古屋市に有限会社佐藤食品工業所を設立、白醤油の製造販売を開始する。1962年5月に佐藤食品工業株式会社へ組織変更。1964年3月、スプレードライヤーを設置し調味料粉末化の研究に着手、1965年5月には粉末天然調味料の製造販売を開始する。1966年11月、「世界初のアルコール粉末化」を発表。1981年5月、酒税法改正後、「粉末酒」の酒造免許第1号を取得する。1991年4月に株式を店頭登録し、2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場した。2012年3月、FSSC22000認証を取得。2022年4月、東京証券取引所スタンダード市場へ移行する。
同社は中長期的な経営戦略として、差別化された製品開発と用途開発に注力し、業績の安定的な成長を目指す。経営資源を高付加価値化に集中させ、茶エキス、天然粉末和風だし、植物エキス、粉末酒やその技術を応用した新製品の開発を推進する。製品上市後も継続的な品質改善に取り組み、ライフサイクルの長期化を図る。研究開発活動は技術部(17名)にて行われ、当事業年度は茶エキスで3件、天然調味料で1件の新製品を開発し、研究開発費は179百万円を計上する。
経営環境は、インバウンド需要拡大や社会経済活動の活発化に伴う需要持ち直しが見られる一方、エネルギー・原材料コスト高止まりや物価上昇による消費者の節約志向など、厳しい状況が続く。
このような状況のもと、同社は「安全・安心な製品の提供」「生産性の向上及び合理化」「高付加価値製品の開発」を重要課題とする。品質保証体制の強化、仕入ルート拡大や製法改良、製造設備更新による自動化・省人化、ITシステム投資を推進する。開発技術、製造技術及び装置技術を融合することで、事業活動全体で高い付加価値を生み出し続ける体制を構築し、顧客ニーズを的確に把握した提案型の営業活動を展開することで、成長を追求する。
同社の財務健全性は高い。直近の財務データ(current fiscal period)では、総資産21,163,602千円に対し、純資産は19,294,294千円であり、自己資本比率は91.1%に達する。有利子負債は670,000千円と低く、現金及び現金同等物は9,722,532千円を保有する。これらの財務状況は、外部環境の変動に対する耐性と、将来の成長投資に向けた余力を示す。
同社は株主還元として配当を実施する。直近3期の年間配当額は、prior2期が35.0円、prior1期が40.0円、current期が42.0円と推移する。
佐藤食品工業は、独自の粉末化技術と高付加価値製品開発力を有する。粉末酒市場における先駆的地位と酒税法による高い参入障壁を形成する。FSSC22000等の認証取得による強固な品質保証体制を構築する。自己資本比率91.1%、有利子負債が低い財務基盤は、安定した事業運営と成長投資余力を裏付ける。原材料コスト高騰や人手不足に対し、生産性向上や高付加価値製品開発で対処し、企業価値向上を目指す。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 29.2B | 20.8倍 | 0.6倍 | 0.0% | 3,230.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 6.4B | 6.1B | 5.9B |
| 営業利益 | 673M | 664M | 618M |
| 純利益 | 596M | 773M | 385M |
| EPS | 155.4 | 191.0 | 92.5 |
| BPS | 5,189.7 | 5,041.8 | 4,685.5 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 横浜冷凍株式会社 | 0.15% |
| 光通信株式会社 | 0.10% |
| ブルドックソース株式会社 | 0.10% |
| 佐藤京子 | 0.05% |
| 株式会社名古屋銀行 | 0.05% |
| 株式会社あいち銀行 | 0.05% |
| 株式会社十六銀行 | 0.05% |
| 湯原善衛 | 0.04% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託E口) | 0.04% |
| 湯原幸子 | 0.04% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-01-09 | 光通信株式会社 | 5.44% | +5.44% |
| 2022-07-22 | 佐藤食品工業株式会社 | 2.19% | (21.85%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-18 | TDNet | その他 | 佐藤食品 | 自己株式の消却完了に関するお知らせ | 3,260 | — |
| 2026-03-06 | TDNet | その他 | 佐藤食品 | 自己株式の消却に関するお知らせ | 3,205 | +0.16% |
| 2026-02-27 | TDNet | 配当・還元 | 佐藤食品 | 自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ | 3,300 | -0.45% |
| 2026-02-06 | TDNet | 決算 | 佐藤食品 | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) | 3,205 | +0.78% |
| 2026-02-06 | TDNet | 業績修正 | 佐藤食品 | 業績予想の修正に関するお知らせ | 3,205 | +0.78% |
| 2026-01-23 | TDNet | その他 | 佐藤食品 | 株式無償割当てによる1株に満たない端数の処理に伴う自己株式の買取に関するお知らせ | 3,160 | -0.63% |
| 2026-01-09 | EDINET | 大量保有 | 光通信株式会社 | 大量保有 5.44% | 3,080 | +1.14% |
| 2025-11-21 | TDNet | その他 | 佐藤食品 | 株式の無償割当てに関するお知らせ | 3,085 | +1.30% |
| 2025-11-07 | TDNet | 決算 | 佐藤食品 | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結) | 3,135 | +3.51% |
| 2025-11-07 | TDNet | 配当・還元 | 佐藤食品 | 2026年3月期 第2四半期(中間期)の業績予想値と実績値との差異及び剰余金の配当(中間配当・増配) | 3,135 | +3.51% |
| 2025-11-07 | TDNet | 人事 | 佐藤食品 | 人事異動に関するお知らせ | 3,135 | +3.51% |
| 2025-09-16 | TDNet | その他 | 佐藤食品 | 自己株式の消却完了に関するお知らせ | 3,390 | +3.10% |
| 2025-09-03 | TDNet | 配当・還元 | 佐藤食品 | 自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果及び自己株式の取得終了並びに自己 | 3,095 | +0.81% |
| 2025-09-02 | TDNet | 配当・還元 | 佐藤食品 | 自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付け並びに自己株式の | 3,120 | -0.80% |
| 2025-08-08 | TDNet | 決算 | 佐藤食品 | 2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) | 2,602 | +1.27% |
| 2025-08-08 | TDNet | その他 | 佐藤食品 | 株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ | 2,602 | +1.27% |
| 2025-07-25 | TDNet | その他 | 佐藤食品 | 主要株主の異動に関するお知らせ | 2,390 | +1.42% |
| 2025-06-24 | TDNet | 人事 | 佐藤食品 | 取締役の委嘱業務及び執行役員の選任に関するお知らせ | 2,375 | +0.00% |
| 2025-06-24 | TDNet | 人事 | 佐藤食品 | 組織変更及び人事異動に関するお知らせ | 2,375 | +0.00% |
| 2025-06-24 | TDNet | その他 | 佐藤食品 | 上場維持基準の適合に向けた計画(改善期間入り)に基づく進捗状況について | 2,375 | +0.00% |