Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

佐藤食品工業株式会社 (2814)

佐藤食品工業は、茶エキス、天然調味料、植物エキス、粉末酒の製造販売を行う食品加工事業の単一セグメント企業とする。天然風味の粉末化における独自の開発技術と装置技術を競争優位性とする。1966年に世界初のアルコール粉末化を発表し、1981年には粉末酒の酒造免許第1号を取得、この分野で先駆的地位を確立する。FSSC22000等の認証取得による品質保証体制を構築し、高付加価値製品の開発に注力する技術立社として事業を展開する。 [本社]愛知県小牧市 [創業]1954年 [上場]1991年

1. 事業概要と競争優位性

佐藤食品工業は、茶エキス、天然調味料、植物エキス、粉末酒の製造販売を行う食品加工事業の単一セグメント企業とする。子会社及び関連会社は有しない。経営理念は「独創的な技術開発を継続する」ことであり、技術立社を基本とする高度な開発技術及び生産技術の確立に努める。

同社の競争優位性は、「天然風味の粉末化」の基礎となる独自の開発技術や装置技術を製造技術と融合させる点とする。1966年には「世界初のアルコール粉末化」を発表し、1981年には酒税法改正に伴い「粉末酒」の酒造免許第1号を取得した。これは粉末酒市場における先駆的地位を確立し、酒税法による規制が高い参入障壁を形成する。製品開発では、茶エキス、天然調味料、植物エキス、粉末酒の各分野で新製品開発を継続する。FSSC22000を導入し、品質保証体制の強化に努める。

2. 沿革ハイライト

同社は1954年10月、愛知県名古屋市に有限会社佐藤食品工業所を設立、白醤油の製造販売を開始する。1962年5月に佐藤食品工業株式会社へ組織変更。1964年3月、スプレードライヤーを設置し調味料粉末化の研究に着手、1965年5月には粉末天然調味料の製造販売を開始する。1966年11月、「世界初のアルコール粉末化」を発表。1981年5月、酒税法改正後、「粉末酒」の酒造免許第1号を取得する。1991年4月に株式を店頭登録し、2004年12月にはジャスダック証券取引所に上場した。2012年3月、FSSC22000認証を取得。2022年4月、東京証券取引所スタンダード市場へ移行する。

3. 収益・成長

同社は中長期的な経営戦略として、差別化された製品開発と用途開発に注力し、業績の安定的な成長を目指す。経営資源を高付加価値化に集中させ、茶エキス、天然粉末和風だし、植物エキス、粉末酒やその技術を応用した新製品の開発を推進する。製品上市後も継続的な品質改善に取り組み、ライフサイクルの長期化を図る。研究開発活動は技術部(17名)にて行われ、当事業年度は茶エキスで3件、天然調味料で1件の新製品を開発し、研究開発費は179百万円を計上する。

経営環境は、インバウンド需要拡大や社会経済活動の活発化に伴う需要持ち直しが見られる一方、エネルギー・原材料コスト高止まりや物価上昇による消費者の節約志向など、厳しい状況が続く。

このような状況のもと、同社は「安全・安心な製品の提供」「生産性の向上及び合理化」「高付加価値製品の開発」を重要課題とする。品質保証体制の強化、仕入ルート拡大や製法改良、製造設備更新による自動化・省人化、ITシステム投資を推進する。開発技術、製造技術及び装置技術を融合することで、事業活動全体で高い付加価値を生み出し続ける体制を構築し、顧客ニーズを的確に把握した提案型の営業活動を展開することで、成長を追求する。

4. 財務健全性

同社の財務健全性は高い。直近の財務データ(current fiscal period)では、総資産21,163,602千円に対し、純資産は19,294,294千円であり、自己資本比率は91.1%に達する。有利子負債は670,000千円と低く、現金及び現金同等物は9,722,532千円を保有する。これらの財務状況は、外部環境の変動に対する耐性と、将来の成長投資に向けた余力を示す。

5. 株主還元

同社は株主還元として配当を実施する。直近3期の年間配当額は、prior2期が35.0円、prior1期が40.0円、current期が42.0円と推移する。

6. 注目ポイント

佐藤食品工業は、独自の粉末化技術と高付加価値製品開発力を有する。粉末酒市場における先駆的地位と酒税法による高い参入障壁を形成する。FSSC22000等の認証取得による強固な品質保証体制を構築する。自己資本比率91.1%、有利子負債が低い財務基盤は、安定した事業運営と成長投資余力を裏付ける。原材料コスト高騰や人手不足に対し、生産性向上や高付加価値製品開発で対処し、企業価値向上を目指す。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
29.2B 20.8倍 0.6倍 0.0% 3,230.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 6.4B 6.1B 5.9B
営業利益 673M 664M 618M
純利益 596M 773M 385M
EPS 155.4 191.0 92.5
BPS 5,189.7 5,041.8 4,685.5

大株主

株主名持株比率
横浜冷凍株式会社0.15%
光通信株式会社0.10%
ブルドックソース株式会社0.10%
佐藤京子0.05%
株式会社名古屋銀行0.05%
株式会社あいち銀行0.05%
株式会社十六銀行0.05%
湯原善衛0.04%
株式会社日本カストディ銀行(信託E口)0.04%
湯原幸子0.04%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-09光通信株式会社 5.44%+5.44%
2022-07-22佐藤食品工業株式会社 2.19%(21.85%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-18TDNetその他佐藤食品自己株式の消却完了に関するお知らせ3,260
2026-03-06TDNetその他佐藤食品自己株式の消却に関するお知らせ3,205+0.16%
2026-02-27TDNet配当・還元佐藤食品自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ3,300-0.45%
2026-02-06TDNet決算佐藤食品2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)3,205+0.78%
2026-02-06TDNet業績修正佐藤食品業績予想の修正に関するお知らせ3,205+0.78%
2026-01-23TDNetその他佐藤食品株式無償割当てによる1株に満たない端数の処理に伴う自己株式の買取に関するお知らせ3,160-0.63%
2026-01-09EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 5.44%3,080+1.14%
2025-11-21TDNetその他佐藤食品株式の無償割当てに関するお知らせ3,085+1.30%
2025-11-07TDNet決算佐藤食品2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)3,135+3.51%
2025-11-07TDNet配当・還元佐藤食品2026年3月期 第2四半期(中間期)の業績予想値と実績値との差異及び剰余金の配当(中間配当・増配)3,135+3.51%
2025-11-07TDNet人事佐藤食品人事異動に関するお知らせ3,135+3.51%
2025-09-16TDNetその他佐藤食品自己株式の消却完了に関するお知らせ3,390+3.10%
2025-09-03TDNet配当・還元佐藤食品自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果及び自己株式の取得終了並びに自己3,095+0.81%
2025-09-02TDNet配当・還元佐藤食品自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付け並びに自己株式の3,120-0.80%
2025-08-08TDNet決算佐藤食品2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)2,602+1.27%
2025-08-08TDNetその他佐藤食品株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ2,602+1.27%
2025-07-25TDNetその他佐藤食品主要株主の異動に関するお知らせ2,390+1.42%
2025-06-24TDNet人事佐藤食品取締役の委嘱業務及び執行役員の選任に関するお知らせ2,375+0.00%
2025-06-24TDNet人事佐藤食品組織変更及び人事異動に関するお知らせ2,375+0.00%
2025-06-24TDNetその他佐藤食品上場維持基準の適合に向けた計画(改善期間入り)に基づく進捗状況について2,375+0.00%