Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社永谷園ホールディングス (2899)

株式会社永谷園ホールディングスは、和風・洋風即席食品、フリーズドライ食品、麺、菓子、飲食店フランチャイズを展開する。創業の精神「味ひとすじ」に基づく「永谷園ブランド」と、他社に模倣困難な独自の商品開発力が競争優位性。ISO・FSSC認証等で品質保証体制を強化する。国内外で多角的に事業を拡大し、M&Aも活用。新領域への商品ポートフォリオ拡張とグループシナジー創出を成長ドライバーとする。 [本社]東京都港区 [創業]1953年 [上場]1976年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社永谷園ホールディングスは、当社と連結子会社27社等で構成され、和風・洋風即席食品、フリーズドライ食品、麺、菓子、関連商品の製造販売を主事業とする。国内食料品事業ではお茶づけ・ふりかけ類、スープ類、調理食品類、麺類、調味料等を、海外食料品事業ではフリーズドライ食品・パン、麺商品・粉商品を、中食その他事業ではシュークリーム等の菓子製造販売、飲食店フランチャイズチェーンを展開する。

競争優位性は、創業の精神「味ひとすじ」に基づく「永谷園ブランド」の価値と、他社に模倣困難な独自の商品開発力にある。「今までにない」「お客さまに『なるほどおいしい』と感じてもらえる」「他社にマネが出来ない」商品を出し続ける決意を経営方針とする。研究開発では「パキット」シリーズや「こくだしみそ汁」等の国内食料品、フリーズドライフルーツの機能性飲料・幼児向けスナック・サプリメント向けパウダー強化、冷凍ミールキット等の海外食料品、25周年記念商品「ミルフィーユシュー」等の菓子を開発する。

参入障壁として、ISO・FSSC認証取得、HACCPやフードディフェンスを取り入れた食品安全管理システムの運用、原材料・商品の自主検査体制、トレーサビリティ構築による強固な品質保証体制を確立する。三菱商事株式会社を主な販売先とし、全国販売網を確立する。生産拠点を東西に分割し、BCPを進めることで、安定供給体制を構築する。

2. 沿革ハイライト

1952年、「お茶づけ海苔」の製造販売を永谷嘉男個人経営で開始し、1953年に株式会社永谷園本舗を設立する。1963年に三菱商事株式会社と販売網を強化し、1964年には全国販売網を確立する。1976年に東京証券取引所市場第二部、1983年には市場第一部へ上場する。

2008年以降、M&A戦略を推進し、藤原製麺、サニーフーズ、麦の穂ホールディングス(現・DAY TO LIFEホールディングス)、Chaucer Foods関連会社等の株式取得を通じて、麺類、調味料、菓子、フリーズドライ食品等の事業領域を拡大する。2015年に食料品製造販売事業を会社分割により承継させ、当社は株式会社永谷園ホールディングスに商号変更し、持株会社体制へ移行する。2022年には東京証券取引所のプライム市場へ移行する。

3. 収益・成長

当社グループは「企業戦略の充実」と「新価値提案力の更なるアップ」を経営課題とし、安定的な成長と企業価値向上を目指す。成長ドライバーとして、外部環境変化への適応、継続的なコスト管理、将来に向けた投資推進、国内外含めた世界レベルでのグループシナジー創出、新領域への商品ポートフォリオ拡張、独自性のある商品開発による新たな価値提案を重視する。

研究開発活動には当連結会計年度で1,019百万円を投じ、新素材・新技術の開発及び品質向上に取り組む。設備投資も積極的に行い、当連結会計年度で4,781百万円を実施し、製造設備の増設・更新、新規店舗出店等を通じて生産能力強化と事業拡大を推進する。

4. 財務健全性

当社グループは、社長直轄のリスクマネジメント委員会を設置し、リスクを網羅的に洗い出し、重点リスクに対する対策を講じる。特定取引先への依存、商品の欠陥、原材料の安定調達及び価格高騰、物流コスト高騰、海外事業展開、のれんの減損、天災、フランチャイズ事業、情報システム、人材確保等の事業リスクが存在する。これらに対し、信用力把握、品質保証体制強化、複数社購買、省力化、為替予約、経営効率化、BCP推進、店舗管理徹底、セキュリティ対策、生産性向上等、多角的なリスク低減策を実行する。

当連結会計年度末の有利子負債は27,138百万円、自己資本比率は約46.9%である。

5. 株主還元

当社は、当連結会計年度において年間配当金31.0円を実施する。

6. 注目ポイント

永谷園ホールディングスは、強固な「永谷園ブランド」と「味ひとすじ」の精神に基づく独自の商品開発力を核に、国内食料品、海外食料品、中食その他と多角的な事業ポートフォリオを構築する。M&Aを積極的に活用した事業領域の拡大と、持株会社体制によるグループシナジーの創出を推進する。消費者ニーズの変化に対応した新価値提案と、グローバル展開の強化が今後の成長を牽引する。リスク管理体制も整備し、持続的な企業価値向上を目指す。

出典: 有価証券報告書 (2024-03) doc_id=S100TW63 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 113.8B 110.4B 95.4B
営業利益 6.0B 5.3B
純利益 3.4B 3.1B 3.4B
EPS 192.9 177.4 195.8
BPS 2,497.4 2,149.7 1,914.9

大株主

株主名持株比率
三菱商事㈱0.12%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)0.06%
㈱三菱UFJ銀行0.04%
永 谷 栄一郎0.04%
永 谷 泰次郎0.04%
松竹㈱0.04%
大正製薬ホールディングス㈱0.03%
㈱日本カストディ銀行(信託口)0.02%
大日本印刷㈱0.02%
永谷園グループ従業員持株会0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-07-29株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 0.31%(5.27%)
2024-07-22三菱商事株式会社 77.69%+58.75%
2024-07-17エムキャップ十二号株式会社 77.69%+66.80%
2024-07-17エムキャップ十二号株式会社 77.69%--
2024-06-07三菱商事株式会社 18.94%+8.05%
2022-01-31株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.58%(1.00%)
2021-10-22株式会社みずほ銀行 0.03%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2024-07-29EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 0.31%
2024-07-22EDINET大量保有三菱商事株式会社大量保有 77.69%
2024-07-17EDINET大量保有エムキャップ十二号株式会社大量保有 77.69%
2024-07-17EDINET大量保有エムキャップ十二号株式会社大量保有 77.69%
2024-06-07EDINET大量保有三菱商事株式会社大量保有 18.94%
2022-01-31EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.58%
2021-10-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.03%