Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

一正蒲鉾株式会社 (2904)

一正蒲鉾は水産練製品・惣菜、きのこの製造販売を主軸とし、運送・倉庫事業も展開。主力「サラダスティック」はシェアNo.1。DXで生産性向上、海外拡販を推進し、水産練製品業界のトップブランドを目指す。きのこ事業では「一正まいたけブランド」確立を図る。魚類筋肉細胞培養研究やネクストシーフード開発で新市場を創出。国際認証で品質保証を強化。国内市場縮小に対応し、商品・生産・販売力を強化し、ESG経営で持続的成長を目指す。 [本社]新潟市津島屋 [創業]1965年 [上場]1989年

1. 事業概要と競争優位性

一正蒲鉾は、水産練製品・惣菜、きのこの製造販売を主軸に、運送・倉庫事業を展開しています。経営理念は「安全・安心を基本に、ユーザーに信頼され、愛され、感動される商品・サービスを提供し、社会に貢献する」ことです。

主力商品「サラダスティック」はメーカーシェアNo.1を誇り、水産練製品業界のトップブランドを目指し、高品質商品を国内外に拡販しています。きのこ事業では「一正まいたけブランド」の確立を図ります。

減塩、高たんぱく、代替シーフード「ネクストシーフード」シリーズなど新商品開発を推進。魚類筋肉細胞培養研究や3Dフードプリンターを用いた次世代水産物開発で、未来の食創造にも挑戦しています。

生産体制はDXによる工場の合理化・少人化、生産性向上を図り、スマートファクトリー構築を目指します。2023年には「サラダスティック」専用の本社第二工場を新設し、量産体制を確立しました。FSSC22000など多数の国際認証を取得し、強固な品質保証体制を築いています。

2. 沿革ハイライト

1965年創業、1966年一正蒲鉾へ商号変更。1979年カニ風味かまぼこ「オホーツク」新発売。1989年店頭売買銘柄登録、1990年運送・倉庫事業の㈱イチマサ冷蔵設立。1996年きのこ事業の笹神栽培センター新設。2004年ジャスダック上場、2014年東証第一部銘柄指定。2015年インドネシアに合弁会社PT.KML ICHIMASA FOODS設立し海外展開開始。2022年東証プライム市場へ移行後、2023年スタンダード市場へ移行。同年本社第二工場新設。2024年PT.KML ICHIMASA FOODSを連結子会社化しました。

3. 収益・成長

当社グループは、2021年7月から2026年6月までの第二次中期経営計画「成長軌道への5年」で、収益力、財務基盤の強化と海外事業の拡大を図っています。国内市場は縮小が予想されるものの、商品力、生産力、販売力強化で競争優位性を確立しシェア拡大を目指します。海外市場では健康志向の高まりから水産練製品の需要が拡大しており、東南アジアを中心に北米、中東等への拡販を推進しています。

中期経営計画の最終年度数値目標は、経済・社会情勢の変化、国内市場の成長鈍化、原材料費・エネルギー価格高騰、きのこ事業の業績不振を受け下方修正されました。売上高は当初400億円から362億円へ、営業利益は26億円から11億円へ変更されています。

研究開発には当連結会計年度に総額464,645千円を投じ、「パクっとたんぱくカニカマバー」シリーズや「ネクストシーフード明太子風味」などを発売し、次世代顧客獲得とブランド育成を図っています。設備投資は当連結会計年度に総額2,495,642千円を実施し、生産性向上のための合理化投資および既存設備の維持・更新を行いました。

4. 財務健全性

当連結会計年度の総資産は30,413,028千円、純資産は14,908,270千円。有利子負債は8,335,574千円です。中期経営計画では自己資本比率を60%台から50%台へ変更しました。営業活動によるキャッシュ・フローは1,615,718千円、投資活動によるキャッシュ・フローは2,591,690千円です。

5. 株主還元

当連結会計年度の年間配当は14.0円です。前連結会計年度および前々連結会計年度は12.0円でした。

6. 注目ポイント

国内市場縮小に対応し、商品力・生産力・販売力強化で競争優位性を確立しシェア拡大を目指します。顧客ニーズに対応した新商品開発、主力商品リニューアル、サステナビリティ強化で付加価値向上を図ります。

海外市場では、健康志向の高まりと東南アジアでの水産練製品需要拡大を成長機会と捉え、インドネシア子会社を通じた輸出強化で「世界中に日本の“食”で貢献するグローバル企業」を目指します。

DX推進は、工場の合理化・少人化、生産性向上、スマートファクトリー化を実現する重要戦略です。水産練製品・惣菜、きのこ事業に続く「第3の事業」構築を目指し、新規専担部署で探索を進めます。魚類筋肉細胞培養研究は未来の食を創造する可能性を秘めています。

原材料・エネルギー価格高騰や労働力不足リスクには、調達先の分散化、代替材料検討、生産効率化、省人化で対応を強化します。ESG経営とSDGs目標達成のため、CO2排出量削減、再生可能エネルギー導入、持続可能な物流体制構築など、多岐にわたる取り組みを推進し、企業価値向上を目指します。

[本社]新潟市津島屋 [創業]1965年 [上場]1989年

出典: 有価証券報告書 (2025-06) doc_id=S100WQ1K | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
14.1B 18.7倍 0.9倍 0.0% 760.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 34.6B 34.5B 32.8B
営業利益 891M 1.3B -193M
純利益 747M 957M 84M
EPS 40.7 52.1 4.6
BPS 809.9 789.2 738.9

大株主

株主名持株比率
有限会社ノザキ0.31%
東京中小企業投資育成株式会社0.06%
野 崎 正 博0.03%
サトウ食品株式会社0.03%
川 口 栄 介0.02%
日本生命保険相互会社0.01%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付口信託 亀田製菓口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行0.01%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託E口)0.01%
農林中央金庫0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2021-05-19東京中小企業投資育成株式会社 5.94%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-23TDNetその他一正蒲鉾持株会社体制への移行に関する検討開始のお知らせ747-0.13%
2025-11-14TDNet決算一正蒲鉾2026年6月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)752-0.40%
2025-11-14TDNetその他一正蒲鉾2026年6月期第1四半期決算補足説明資料752-0.40%
2025-08-08TDNet決算一正蒲鉾2025年6月期決算短信〔日本基準〕(連結)746-0.80%
2025-08-08TDNetその他一正蒲鉾2025年6月期 決算補足説明資料746-0.80%
2025-08-08TDNet業績修正一正蒲鉾2025年6月期通期連結業績予想値と実績値との差異、個別業績の前期実績値との差異お知らせ746-0.80%
2025-08-08TDNet事業計画一正蒲鉾中期経営計画の業績目標の見直しに関するお知らせ746-0.80%
2025-06-13TDNet株主総会一正蒲鉾第61期定時株主総会後の経営体制および2025年7月1日以降の第62期執行体制に関するお知らせ784+0.00%
2021-05-19EDINET大量保有東京中小企業投資育成株式会社大量保有 5.94%