Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社あじかん (2907)

株式会社あじかんは、卵・野菜・水産練製品等の加工食品製造販売および農産物生産を行う。主力は業務用食品等、ヘルスフード事業。製造直販を堅持し、技術力を核とした研究開発力と独自のコールドチェーン・システムを強みとする。ISO9001、HACCP、FSSC22000認証で食品安全性を確保。中食市場向け業務用食品を基盤に、ヘルスフード、海外、市販事業を成長ドライバーとし、ごぼうの機能性研究や賞味期限延長技術開発に注力する。 [本社]広島市西区 [創業]1965年 [上場]1990年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社あじかんグループは、卵・野菜・水産練製品等の加工食品製造販売および農産物の生産・販売を行う。事業セグメントは業務用食品等、ヘルスフード、その他で構成する。

同社は「製造直販」を堅持し、技術力を核とした研究開発力の強化、独自の「コールドチェーン・システム(低温流通体制)」の整備を強みとする。これらは顧客ニーズへの迅速な対応と商品の品質・安全を確保する。研究開発では、高付加価値製品開発を志向し、賞味期限延長や添加物低減技術、ごぼうの機能性・用途研究に注力する。

品質管理体制として、ISO9001、HACCP、FSSC22000認証を取得し、トレーサビリティとフードディフェンスを強化する。独自のコールドチェーンシステム、ノウハウ蓄積、厳格な品質管理体制は、事業における競争優位性および参入障壁を形成する。

2. 沿革ハイライト

1965年3月、株式会社三栄製玉として設立し、食料品製造業を開始する。1978年3月、商号を株式会社あじかんに変更した。

1990年12月、広島証券取引所に株式上場。2022年4月、東京証券取引所スタンダード市場へ移行した。

海外展開は1992年中国での合弁会社設立以降、中国・米国に子会社を設立し強化する。

事業領域も拡大し、2012年4月には農業分野へ参入、2019年4月には運輸業を開始した。

3. 収益・成長

あじかんグループは、中食市場向け業務用食品事業の基盤強化に加え、ヘルスフード、海外、市販事業を新たな成長ドライバーと位置付け、展開を図る。

長期ビジョン“あじかんV30 ver.2.0”は収益構造改革と価値創造ビジネスの展開をミッションとする。経営戦略は国内事業基盤強化、海外・ヘルスフード・市販事業の成長、需要創造とブランド価値向上を基本とし、収益構造改革の完遂や各事業の質的成長・拡大、経営品質の向上を重点項目とする。

研究開発活動はごぼうの基礎研究、新技術開発、高品質玉子焼開発、新製品開発、SDGsへの取組を推進し、当連結会計年度の研究開発費総額は402百万円である。

設備投資は、第13次中期経営計画に基づき、当連結会計年度に総額1,530百万円を実施し、業務用食品等セグメントを中心に事業基盤強化を図る。

同社は、2030年3月期に売上高 590億円、営業利益率 4.5%以上、ROE 8%以上、ROIC 6%以上、PBR 1倍以上を目標とする。

4. 財務健全性

2025年3月期末の総資産は26,897,028千円、純資産は17,388,775千円である。自己資本比率は64.65%であり、財務体質は健全である。

有利子負債は3,086,090千円と前連結会計年度から減少した。現金及び現金同等物は2,255,586千円である。

営業活動によるキャッシュ・フローは3,455,446千円、投資活動によるキャッシュ・フローは763,490千円である。

同社は、ROE、ROICを判断軸に資本コストを上回る収益基盤構築に努める。

5. 株主還元

DOE(自己資本配当率)を基準とした適時適切な株主還元を行う方針である。2030年3月期にはDOE 3%以上を目標とする。

年間配当金は、2025年3月期30.0円、2024年3月期25.0円、2023年3月期16.0円と推移する。

6. 注目ポイント

経営環境は、主要原材料価格高騰、鳥インフルエンザ発生リスク、人件費・エネルギーコスト上昇、為替変動、競合激化など、厳しい状況が継続する。

同社は契約購買や分散調達、為替予約、品質保証システム、BCP整備で対応力を強化する。

中長期的な成長戦略として、ヘルスフード、海外、市販事業への注力と、ごぼうの機能性研究を核とした高付加価値製品開発が鍵となる。「製造直販」と「コールドチェーン・システム」による品質・安全の強みを活かし、収益構造改革と価値創造ビジネスの展開を通じて持続的成長を目指す。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W2R5 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
11.3B 7.2倍 0.6倍 0.0% 1,468.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 51.0B 50.2B 47.4B
営業利益 2.0B 1.7B 89M
純利益 1.5B 1.5B 268M
EPS 203.5 198.4 35.2
BPS 2,284.7 2,081.8 1,860.1

大株主

株主名持株比率
㈱足利興産0.23%
あじかん三栄持株会0.09%
㈱広島銀行0.05%
あじかん株式持株会0.03%
㈱山口銀行0.03%
㈱三菱UFJ銀行0.03%
明治安田生命保険相互会社0.02%
広島海苔㈱0.02%
共栄火災海上保険㈱0.02%
西和興産㈱0.02%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-03TDNet配当・還元あじかん自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果に関するお知らせ1,495-3.61%
2026-03-02TDNet配当・還元あじかん自己株式の取得および自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知ら1,480+1.01%
2026-02-02TDNet決算あじかん2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,363-0.81%
2025-11-17TDNetその他あじかん2026年3月期 第2四半期(中間期)決算概要1,239-0.65%
2025-11-11TDNet決算あじかん2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)1,255-1.51%
2025-11-04TDNet業績修正あじかん業績予想の修正に関するお知らせ1,274-4.40%