Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社大森屋 (2917)

株式会社大森屋は1955年創業、2004年上場の海苔を中心とした食品製造販売企業です。ISO9001認証による厳格な品質管理と、国内外からの原料海苔安定調達体制が強み。少子高齢化や原料価格変動リスクに直面する中、「消費者的視点」を理念に新製品開発を強力に推進し、「サクサク職人」などを投入。中国市場を含む海外展開や、2026年稼働予定の福岡新工場建設による生産能力増強も進めます。当期は原料高騰でROEがマイナス転換し有利子負債も増加しましたが、次期は増収増益を見込みます。品質と成長戦略の実行が今後の鍵となるでしょう。

株式会社大森屋は1955年創業、2004年上場の海苔を中心とした食品製造販売企業である。国内では家庭用・業務用海苔、ふりかけ、お茶漬け海苔、即席スープなどの加工食品を製造販売し、連結子会社の大森屋(上海)貿易有限公司を通じて中国市場を中心に海外展開も行う。

同社の強みは、2000年に全工場・全製造品目で国際品質管理規格ISO9001認証を取得し、製品の安全性と品質安定性を確保する厳格な品質管理体制を確立している点にある。また、主要原材料である原料海苔の仕入においては、国内各地の生産地からの仕入体制に加え、不測の事態に備え海外からの輸入ルートも確保することで安定調達を図る。さらに、原料海苔の仕入にはおおよそ11月から3月にかけて約1年分の使用量を仕入れる必要があり、一時的に多額の資金が必要となるが、複数の金融機関との当座貸越契約により機動的かつ安定的な資金調達を可能にしている。これらの原料調達・資金調達能力は新規参入者にとって一定の障壁となっている。

沿革としては、1955年3月の設立以来、加工海苔の製造販売を主軸とし、1980年代には「しらすふりかけ」で製品ラインアップを拡充した。2000年にはISO9002(後にISO9001へ移行)認証を取得し品質管理を強化。2013年3月には中国をはじめとする海外での販路開拓のため、100%子会社大森屋(上海)貿易有限公司を設立し、海外事業を本格化させた。2022年4月にはおむすび専門店「のり結び 京都寺町店」の営業を開始し、新たな事業領域にも挑戦している。さらに、2025年9月には福岡工場隣接地に新工場を建設し、2026年3月の稼働開始を予定しており、生産能力の増強と効率化を図る計画である。

現在の経営環境は、加速する少子高齢化の進行、消費者の節約・低価格志向、そして気候変動の影響や生産漁家の減少等による原料海苔の収穫量減少と仕入価格変動リスクなど、厳しい状況にある。このような中、大森屋グループは「消費者的視点に立った製品づくり」を企業理念とし、新製品開発を強力に推進している。当連結会計年度には「おいしく元気ふりかけ」シリーズや「おうちで焼きおに」などの新製品、また「バリバリ職人」と異なる食感の「サクサク職人」を発売し、製品ラインアップの充実を図った。

成長ドライバーとしては、多様化・個性化する消費者の支持を得られる新製品の開発、新販路・新しいマーケットの開拓強化、そして中国をはじめとする海外マーケットの開拓を掲げる。特に、2025年9月に着工し2026年3月稼働予定の福岡新工場は、製品の品質向上と製造能力向上、効率化を通じて将来の成長を支える重要な設備投資である。当連結会計年度には、生産設備の更新など総額2,804百万円の設備投資を実施した。

財務健全性については、当連結会計年度末(2025年9月30日)の総資産は23,556百万円、純資産は11,528百万円である。有利子負債は8,730百万円と、前連結会計年度末の1,470百万円から大幅に増加した。これは主に設備投資や原料海苔の仕入資金に起因すると考えられる。一方で、営業キャッシュ・フローは5,011百万円と潤沢であり、投資キャッシュ・フローは1,867百万円の支出となった。

重要な経営指標とする自己資本利益率(ROE)は、当連結会計年度に△0.6%と前年同期比2.2ポイント減少し、目標の1.5%を下回る結果となった。これは原料海苔価格と資材価格の上昇が利益額を圧迫したためである。

出典: 有価証券報告書 (2025-09) doc_id=S100XBNR | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4.6B 0.4倍 0.0% 902.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 16.5B 16.3B 14.2B
営業利益 -67M 270M 375M
純利益 -74M 180M 245M
EPS -14.8 35.8 48.6
BPS 2,314.6 2,330.8 2,295.0

大株主

株主名持株比率
大森屋共栄持株会0.09%
稲 野 達 郎0.06%
稲 野 貴 之0.06%
稲 野 節 子0.04%
稲 野 惠 子0.03%
株式会社三菱UFJ銀行0.03%
株式会社三井住友銀行0.03%
大森屋社員持株会0.02%
岡 本 雅 美0.02%
稲 野 智 久0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-01佐藤 一 0.00%(8.99%)
2025-09-01末次 栄作 8.99%+3.99%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-11-11TDNetその他大森屋固定資産の譲渡に関するお知らせ892+0.34%
2025-09-01EDINET大量保有佐藤 一変更946+0.11%
2025-09-01EDINET大量保有末次 栄作大量保有 8.99%946+0.11%
2025-08-13TDNet決算大森屋2025年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)954-0.21%
2025-07-09TDNet配当・還元大森屋自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果及び取得終了に関するお知らせ946+0.42%
2025-07-08TDNet配当・還元大森屋自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ953-0.73%