Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社STIフードホールディングス (2932)

STIフードホールディングスは、水産原料調達から製造・販売まで一貫する中食メーカーです。コンビニエンスストア等へ水産惣菜・食材を3温度帯で提供。特許取得のイクラ静菌管理技術やサーモンフレーク特殊製法、チルド惣菜の消費期限を約10日間延長する配合ガス置換包装技術が強みです。MSC/ASC認証原料を優先し、徹底したトレーサビリティと品質管理を確立。 [本社]東京都港区 [創業]1988年 [上場]2020年

**1. 事業概要と競争優位性**

株式会社STIフードホールディングスは、水産原料の調達から製造、販売までを一貫して手掛ける食品製造販売企業です。中食ビジネスを主軸とし、海外および国内で確立した厳格な検品体制のもと調達した水産原材料を使用。持続可能性と美味しさを追求し、特許技術を含む独自の製造技術を駆使して、冷凍、冷蔵、常温の3温度帯で消費者向けの最終商品を製造し、コンビニエンスストア等の小売チェーン店へ供給しています。主要製品は、コンビニ向け水産惣菜(焼き魚、煮魚、カップデリなど)や、おにぎり・弁当・パスタ・サラダ等に使用される水産食材(サーモンフレーク、イクラ、タラコ、辛子明太子など)です。

競争優位性(Moat)は以下の3点に集約されます。

第一に、**技術的優位性及び特許**です。生鮮イクラの静菌管理技術(1997年特許取得)、家庭での焼き立ての味や食感を再現するサーモンフレークの特殊製法(2018年特許取得)、焼きタラコの特殊製法(2019年特許出願中)など、独自の製造技術を多数保有しています。特に、チルド惣菜の消費期限を約2日間から約10日間へと大幅に延長する特殊な配合ガス置換包装機械の導入と操作ノウハウは、販売機会ロスやフードロス削減に大きく貢献し、ビジネスモデルの質を高めています。

第二に、**参入障壁となるノウハウ蓄積と品質管理体制**です。水産原材料の調達においては、現地社員が立ち会い、水質・養殖状況・抗生物質残留分析証明の確認を含む徹底した検品体制とトレーサビリティを確保しています。特にチリ産養殖素材の調達では、子会社STI CHILE S.A.が重要な役割を担っています。また、MSC-CoC認証およびASC-CoC認証を取得した原材料を優先的に使用することで、持続可能な水産資源利用への取り組みを強化し、企業の社会的責任を果たしています。

第三に、**顧客ロックイン構造**です。主な販売先は株式会社セブン-イレブン・ジャパンの加盟店および直営店であり、連結売上高の89.3%(2024年12月期)を占めています。これは特定の取引先への高い依存度を示すものの、同社が当社グループの開発力、供給力に大きく依存する特許技術を含む独自製造技術を駆使した商品であるため、単なるメーカーと小売の関係を超えた強固なパートナーシップを構築しています。

**2. 沿革ハイライト**

1988年12月、水産原材料および水産食材の輸出入販売を目的に新東京インターナショナル株式会社として設立されました。1997年8月には生鮮イクラの静菌管理技術を開発し、コンビニエンスストア向けおにぎり用味付イクラの製造販売を開始、特許権を取得しました。2000年3月にはチリ共和国にSTI CHILE S.A.を設立し、養殖サーモンの高品質原材料調達体制を構築。2006年2月には株式会社セブン-イレブン・ジャパン向け惣菜の製造・販売事業を開始し、消費者向け最終食品メーカーとしての基盤を確立しました。2010年4月には為替予約における多額の損失により民事再生法の適用を申請しましたが、同年9月に株式会社極洋をスポンサーとするエス・ティー・アイ株式会社へ事業譲渡を行い、再建を果たしました。2014年5月にはチルド惣菜の消費期限を大幅に延長する配合ガス置換包装機を導入し、フードロス削減に貢献。2018年1月にはおにぎり用サーモンフレークの製造特許を出願し、2019年6月にはMSC-CoC認証およびASC-CoC認証を取得し、持続可能な水産資源への取り組みを強化しました。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VGXQ | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
7.4B 13.2倍 2.7倍 0.1% 1,251.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 35.6B 31.8B 27.6B
営業利益 2.9B 2.3B 1.5B
純利益 1.7B 1.6B 1.0B
EPS 94.8 87.9 58.1
BPS 471.7 418.9 348.8

大株主

株主名持株比率
㈱十見0.34%
十見 裕0.12%
㈱極洋0.08%
㈱セブン-イレブン・ジャパン0.08%
㈱日本カストディ銀行(信託口)0.02%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人ゴールドマン・サックス証券㈱)0.02%
㈱キャメル珈琲0.02%
NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB) (常任代理人野村證券㈱)0.01%
ECM MF (常任代理人立花証券㈱)0.01%
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券㈱)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-12-23十見 裕 45.69%--
2022-10-05十見 裕 45.69%(0.90%)
2022-10-05十見 裕 45.69%(0.90%)
2022-02-04三井住友DSアセットマネジメント株式会社 4.45%(1.85%)
2021-12-06三井住友DSアセットマネジメント株式会社 6.30%+1.27%
2021-10-08十見 裕 46.59%(7.02%)
2021-10-04十見 裕 53.61%--
2021-10-01十見 裕 53.61%--
2021-09-30株式会社 極洋 9.10%(0.33%)
2021-09-29株式会社セブン‐イレブン・ジャパン 9.10%(0.33%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-23TDNet配当・還元STIフードHD連結子会社からの配当金受領に関するお知らせ
2026-02-19TDNet配当・還元STIフードHD剰余金の配当に関するお知らせ1,281-0.31%
2026-01-08TDNet人事STIフードHD取締役人事に関するお知らせ1,275+0.63%
2022-12-23EDINET大量保有十見 裕大量保有 45.69%
2022-10-05EDINET大量保有十見 裕大量保有 45.69%
2022-10-05EDINET大量保有十見 裕大量保有 45.69%
2022-02-04EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 4.45%
2021-12-06EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 6.3%
2021-10-08EDINET大量保有十見 裕大量保有 46.59%
2021-10-04EDINET大量保有十見 裕大量保有 53.61%
2021-10-01EDINET大量保有十見 裕大量保有 53.61%
2021-09-30EDINET大量保有株式会社 極洋大量保有 9.1%
2021-09-29EDINET大量保有株式会社セブン‐イレブン・ジャパン大量保有 9.1%