Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社紀文食品 (2933)

紀文食品は、スリミ製品(国内シェアNo.1)、惣菜、水産珍味の製造販売を主軸とする。全国販売網とチルド配送システム、原材料調達から製造までの一貫体制が強み。海外ではカニカマ等スリミ製品を北中米、アジア、欧州に供給し、和食・健康志向の高まりを成長機会と捉える。特許出願済みの「液状おから」技術や、生産工程の省人化・自動化を推進。 [本社]東京都中央区 [創業]1938年 [上場]2021年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社紀文食品は、スリミ製品(蒲鉾、竹輪、はんぺん、さつま揚、カニカマ等)、惣菜、水産珍味の製造・販売、及び食品の仕入販売を主軸とする。事業は国内食品事業、海外食品事業、食品関連事業の三つのセグメントで構成される。

国内食品事業では、全国に工場を有し、関連会社と連携して製品を安定供給。海外食品事業では、タイ、台湾、韓国に製造拠点、米国、香港、シンガポール、オランダ、中国に販売拠点を持ち、カニカマを中心としたスリミ製品を北中米、アジア、欧州に供給する。米国子会社がアラスカ産スケソウダラのすり身等を調達し、グループ生産拠点に供給することで、グローバルなサプライチェーンを構築している。

食品関連事業は、紀文フレッシュシステムによるチルド食品のロジスティクス事業が主軸であり、当社グループの国内物流を核に、3PLビジネスや共同配送事業を展開する。情報システム事業、リース、飲食、保険代理業、食品安全衛生検査受託事業も手掛ける。

競争優位性として、スリミ製品で国内シェアNo.1(㈱富士経済「2024年食品マーケティング便覧」より)の地位を確立。流通企業との直接取引による全国販売網とチルド配送システムを強みとする。原材料調達から製造段階までの一貫した競争優位性を追求し、企業ブランド力、タンパク加工技術、調達ネットワーク、物流・販売ネットワークを事業上の強みとする。研究開発では、低粘度・低粒度でなめらかな口当たりの「液状おから」に関する技術で特許を出願。カニカマや糖質0g麺、おせち商品の製造工程において、生産ラインの整流化装置や梱包装置、自動投入装置、検査装置を開発し、省人化、効率化、品質保証体制の向上を図る。

2. 沿革ハイライト

1938年6月、保芦邦人が「山形屋米店」を個人創業。1945年11月「紀文商店」として海産物卸売業を再開。1957年11月、㈱紀文商店と釜文蒲鉾㈱の新設合併により、製販一体での事業展開を目的とした㈱紀文を設立。1977年11月には豆乳を発売し飲料事業に参入。1978年以降、北米、香港、シンガポール、タイに海外子会社を設立し、海外展開を加速する。1992年4月に㈱紀文食品へ商号変更。1993年1月、物流と情報処理インフラの複合ロジスティクス業務を目的として㈱紀文フレッシュシステムを設立。2005年1月には㈱紀文産業を設立し、食品の卸売事業を開始、原材料調達力を強化する。2021年4月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場。2024年3月、マルハニチロ㈱と資本業務提携契約を締結。2025年2月には「水産練り製品」を「スリミ(SURIMI)製品」と呼称変更し、グローバルでの魅力発信を開始。2025年4月には㈱紀文西日本を吸収合併し、国内事業再編を進める。

3. 収益・成長

当社グループを取り巻く経営環境は、地政学リスク、世界的なインフレ、消費活動の減退が混在する。

国内食品事業では、物価高と節約志向が継続する一方、「内食需要」「健康志向」「時短・簡便ニーズ」の高まりを受け、スリミ製品市場は伸長。中長期的には、ロイヤルユーザー層の人口増加、共働きや単身世帯の増加による簡便性・即食性の高い商品や高付加価値食品の需要増加、宅配・中食市場の拡大を成長機会と捉える。中期経営計画では、カニカマ・竹輪カテゴリーの供給能力増強と製品ラインアップ拡充を重点的に強化し、健康志向対応商品(高たんぱく、低脂質、低糖質)の充実、業務用チャネルの拡大を図る。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W1Z4 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
23.7B 9.2倍 1.1倍 0.0% 1,039.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 108.9B 106.5B 105.5B
営業利益 4.5B 4.7B 2.0B
純利益 2.6B 2.8B 431M
EPS 113.4 123.9 18.9
BPS 908.8 821.2 591.4

大株主

株主名持株比率
公益財団法人紀文・保芦記念財団0.16%
マルハニチロ㈱0.10%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)0.09%
㈱みずほ銀行0.04%
落合 正行0.03%
キッコーマン㈱0.02%
紀文グループ社員持株会0.02%
㈱日本カストディ銀行(信託口)0.02%
キッコーマンソイフーズ㈱0.02%
㈱プロネクサス0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-10-22株式会社みずほ銀行 0.04%N/A
2024-08-07株式会社みずほ銀行 0.04%N/A
2024-08-02公益財団法人紀文・保芦記念財団 15.92%--
2024-04-22株式会社みずほ銀行 0.04%N/A
2024-04-01保芦 惠子 1.36%(4.40%)
2024-03-29マルハニチロ株式会社 9.90%+9.90%
2024-03-28保芦 惠子 1.36%(4.40%)
2024-03-28保芦 さち子 0.00%(5.76%)
2024-03-28保芦 育子 0.00%(5.76%)
2024-03-28公益財団法人紀文奨学財団 15.92%+15.92%
2024-03-27株式会社紀鳳産業 0.00%(5.47%)
2024-03-27保芦 惠子 5.76%(1.48%)
2024-03-27保芦 さち子 5.76%(1.48%)
2024-03-27保芦 育子 5.76%(1.48%)
2024-03-08保芦 將人 5.47%(21.71%)
2024-03-08保芦 惠子 7.24%+7.24%
2024-03-08保芦 さち子 7.24%+7.24%
2024-03-08保芦 育子 7.24%+7.24%
2023-02-07株式会社みずほ銀行 0.04%N/A
2021-11-08保芦 將人 27.18%(0.75%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-12TDNet決算紀文食品2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,133-3.18%
2026-02-12TDNet業績修正紀文食品2026年3月期通期業績予想の修正及び配当予想の修正(減配)に関するお知らせ1,133-3.18%
2025-11-13TDNet人事紀文食品取締役の辞任及び委嘱内容の変更に関するお知らせ1,106-2.08%
2025-11-13TDNet決算紀文食品2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)1,106-2.08%
2025-09-12TDNetその他紀文食品株主優待の内容決定に関するお知らせ1,190+1.43%
2025-08-12TDNet決算紀文食品2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,131-0.35%
2025-06-24TDNet人事紀文食品新役員体制の決定に関するお知らせ1,085-0.46%
2025-06-18TDNet決算紀文食品(訂正・数値データ訂正)「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について1,071+0.84%
2024-10-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.04%
2024-08-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.04%
2024-08-02EDINET大量保有公益財団法人紀文・保芦記念財団大量保有 15.92%
2024-04-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.04%
2024-04-01EDINET大量保有保芦 惠子大量保有 1.36%
2024-03-29EDINET大量保有マルハニチロ株式会社大量保有 9.9%
2024-03-28EDINET大量保有保芦 惠子大量保有 1.36%
2024-03-28EDINET大量保有保芦 さち子変更
2024-03-28EDINET大量保有保芦 育子変更
2024-03-28EDINET大量保有公益財団法人紀文奨学財団大量保有 15.92%
2024-03-27EDINET大量保有株式会社紀鳳産業変更
2024-03-27EDINET大量保有保芦 惠子大量保有 5.76%