Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ピックルスホールディングス (2935)

ピックルスホールディングスは、浅漬・キムチ・惣菜の製造販売を主軸とする持株会社である。全国を網羅する生産・物流体制、JFS-BやISO14001に基づく食の安全・安心への取り組み、乳酸菌Pne-12を活用した独自製品開発力、販売先のニーズに対応するベンダー機能を競争優位性とする。中食需要拡大を背景に、新製品開発、西日本エリアでの販売強化、ドラッグストア等への販路拡大、外食・農業・冷凍食品等の新規事業を成長ドライバーとする。 [本社]埼玉県所沢市 [創業]1977年 [上場]2001年

1. 事業概要と競争優位性

ピックルスホールディングスは、2022年9月1日に株式会社ピックルスコーポレーションの持株会社として設立された。子会社14社及び関連会社3社により構成され、浅漬・惣菜等の製造、販売及び漬物等の販売を主たる業務とする。主力製品は浅漬、キムチ(「ご飯がススムキムチ」含む)、惣菜であり、主要原料に国産野菜を使用する。事業セグメントは単一である。

競争優位性として、全国を網羅した生産・物流体制を構築する。食品安全規格JFS-B及び環境管理国際規格ISO14001の取得、フードディフェンス強化による食の安全・安心への取り組みを徹底する。独自の乳酸菌Pne-12を活用した製品開発力、得意先の要望に応じたスピーディーなオーダーメードの商品開発力も強みとする。販売先のニーズに対応するベンダー機能を発揮し、コンビニエンスストアや全国の量販店に製品を販売する。漬物市場全体は縮小傾向にあるものの、惣菜を中心とした中食需要は拡大が見込まれる。特定の得意先であるセブン&アイ・ホールディングスグループへの売上高は2025年2月期で26.6%を占める。

2. 沿革ハイライト

事業中核の株式会社ピックルスコーポレーションは、1977年2月に設立され、漬物及び佃煮の製造販売を開始した。1993年9月に商号を変更。2001年12月に株式を店頭登録し、その後、東京証券取引所プライム市場へ移行した。

2022年9月1日、単独株式移転によりピックルスホールディングスが設立され、東京証券取引所プライム市場に上場し、持株会社体制へ移行した。全国各地に工場を新設・取得し、複数の企業を子会社化することで、全国的な生産・販売ネットワークを構築した。近年、外食・小売、農業、農産物加工販売を行う子会社を設立し、事業領域の拡大を図る。2024年12月には生産効率化のため、茨城工場を新設した。

3. 収益・成長

継続的な成長を実現するため、連結売上高、連結営業利益を経営指標に設定する。中期経営計画の最終年度である2028年2月期は連結売上高43,000百万円、連結営業利益1,700百万円を目標とする。

成長ドライバーとして、製品開発強化(新製品、Pne-12活用、冷凍食品)、販売エリア拡大(西日本エリア強化)、販売先拡大(ドラッグストア等新たな売場)、新規事業への取り組み(外食・小売、農業、さつまいも加工、冷凍食品)、企業買収を推進する。研究開発費は当連結会計年度で259百万円を計上し、差別化されたスピーディーな商品開発を得意とする。

事業リスクとして、原材料価格の変動、特定の得意先への高い依存度、競合他社の存在、異常気象による原材料調達リスク、食品の安全性問題、新規事業や企業買収の不確実性、業績の季節変動(第1・2四半期に利益が偏重)などを認識する。

4. 財務健全性

2025年2月期において、総資産30,242百万円、純資産18,884百万円を計上する。現金及び現金同等物は4,974百万円、有利子負債は4,818百万円である。

キャッシュフローの状況では、2025年2月期に営業活動によるキャッシュフローは831百万円、投資活動によるキャッシュフローは4,693百万円の支出を計上する。EBITDAは2,382百万円を計上する。当連結会計年度中における設備投資総額は4,700百万円であり、茨城工場の新築が主たるものである。

5. 株主還元

株主への利益還元を経営の重要課題の一つと認識する。2023年2月期には年間配当22.0円、2024年2月期には24.0円、2025年2月期には26.0円と、安定的な配当の増加を継続する。

6. 注目ポイント

ピックルスホールディングスは、漬物市場縮小下で中食需要拡大を捉え、惣菜分野を強化する戦略を推進する。全国生産・物流ネットワーク、JFS-B/ISO14001に基づく品質管理、乳酸菌Pne-12を活用した独自製品開発力は競争優位性の源泉となる。

今後は、西日本エリアでの販売強化、販路拡大、外食・農業・冷凍食品といった新規事業の育成、M&A戦略を通じて、事業領域の多角化と成長加速を図る。2024年12月に稼働した茨城工場による生産効率化と供給力強化は、今後の収益改善に寄与する可能性がある。原材料価格の変動リスクや特定の得意先への依存度、新規事業の確立状況は注視すべき点となる。

出典: 有価証券報告書 (2025-02) doc_id=S100VTEP | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
15.1B 15.2倍 0.8倍 0.0% 1,175.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 41.5B 43.0B
営業利益 1.3B 1.7B 1.5B
純利益 958M 1.2B 1.1B
EPS 77.1 94.3 88.8
BPS 1,482.4 1,438.5 1,362.1

大株主

株主名持株比率
東海漬物株式会社0.16%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.09%
荻野 芳隆0.04%
株式会社埼玉りそな銀行0.03%
BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.03%
ピックルスホールディングス取引先持株会0.03%
株式会社セブン-イレブン・ジャパン0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
野村信託銀行株式会社(投信口)0.02%
STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-23FMR LLC 7.19%--
2026-03-23三井住友DSアセットマネジメント株式会社 5.31%+5.31%
2026-03-06FMR LLC 7.99%--
2025-11-21FMR LLC 7.99%(1.05%)
2024-02-07FMR LLC 9.04%+1.00%
2023-01-11FMR LLC 8.04%+1.35%
2022-09-26FMR LLC 6.69%+6.69%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-23EDINET大量保有FMR LLC変更
2026-03-23EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有
2026-03-06EDINET大量保有FMR LLC大量保有 7.99%1,203-0.58%
2025-12-29TDNet決算ピックルスHD2026年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,351-1.92%
2025-12-03TDNetその他ピックルスHD株主優待制度の一部変更(拡充)及び優待内容決定に関するお知らせ1,253-0.40%
2025-11-21EDINET大量保有FMR LLC大量保有 7.99%1,181-1.44%
2025-09-30TDNet決算ピックルスHD2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)1,163-2.92%
2025-09-22TDNet業績修正ピックルスHD業績予想の修正及び配当予想の修正(増配)に関するお知らせ1,156+2.68%
2025-07-23TDNet資本政策ピックルスHD株式報酬型ストックオプション(新株予約権)の発行内容確定に関するお知らせ984+0.71%
2025-06-30TDNet決算ピックルスHD2026年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)970+1.75%
2025-06-30TDNet資本政策ピックルスHD株式報酬型ストックオプション(新株予約権)の発行に関するお知らせ970+1.75%
2024-02-07EDINET大量保有FMR LLC大量保有 9.04%
2023-01-11EDINET大量保有FMR LLC大量保有 8.04%
2022-09-26EDINET大量保有FMR LLC大量保有 6.69%