Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

SREホールディングス株式会社 (2980)

SREホールディングスは「リアルビジネスを内包したテックプロバイダー」として、AIクラウド&コンサルティング(AICC)とライフ&プロパティソリューション(L&P)を展開する。AICCはヘルスケア・IT・金融・不動産領域でAI/DXソリューションを提供し、ストック収益を積み上げる。L&Pはテクノロジー活用のアセットマネジメントや開発を行い、リカーリングフィーを積み上げる。実業で得た知見とデータをAI開発に活用し、他社模倣困難なAI精度を追求する競争優位性を持つ。少子高齢化やAX/DX気運の高まりを成長ドライバーとし、ヘルスケア領域注力やM&Aで事業拡大を図る。 [本社]東京都港区 [創業]2014年 [上場]2019年

1. 事業概要と競争優位性

SREホールディングスは「テクノロジーを用いて暮らしと医療をアップデートする」をスローガンに、少子高齢化という社会課題解決を目指すライフテックカンパニーである。ソニーグループ株式会社はその他の関係会社である。

事業はAIクラウド&コンサルティング(AICC)とライフ&プロパティソリューション(L&P)の二つのセグメントで構成する。

AICCセグメントは、ヘルスケア・IT・金融・不動産領域を対象に、業務支援型クラウドツールやDXソリューションを提供し、安定性と収益性に優れたストック収益を積み上げるビジネスモデルを特徴とする。

L&Pセグメントは、テクノロジーを活用したアセットマネジメントや不動産開発・投資・販売を行う。アセットマネジメント事業拡大を通じ、棚卸資産を過剰に保有せず収益性に優れたリカーリングフィーを積み上げる積層型ビジネスモデルへの転換を進める。

**競争優位性(Moat)**: 当社グループの最大の競争優位性は「リアルビジネスを内包したテックプロバイダー」という独自の顧客提供価値である。実業を自ら手掛け、業務課題からテクノロジー活用を見出し、内部オペレーションに取り込み競争力・効率性を改善する。実業で効果検証されたツールを自社で磨き上げ、同業他社に提供する。この実績から様々な企業との提携やソリューション共同開発が進む。

また、クラウドサービスを通じて獲得する良質なビッグデータを活用し、事業の強みと堅牢性を高める。オープン化されていない各種データを当社固有の学習データとして活用し、不動産価格推定等の予測/推定AI精度を高めることで、他社が模倣困難な顧客価値を持続的に向上させる。これにより、当社サービスの解約率は低水準に抑えられ、LTV(ライフタイムバリュー)の最大化を図る。低水準のCAC(カスタマーアクイジションコスト)も両立させ、高い収益性を実現する。

**参入障壁**: 実業を内包することで得られる実務有用性の高いDXソリューション創出能力、他社が模倣困難なAI精度を支える固有の学習データ、そして「ライフテックカンパニー」というビジョンに共鳴する優秀な人材を継続的に獲得するエコシステムを形成する。生成AIと当社グループ固有のビッグデータを組み合わせることで、専門的かつ他社が模倣困難なAIを短期間で開発可能であると認識する。

2. 沿革ハイライト

2014年4月、ソニー不動産株式会社を設立する。2015年10月、「不動産価格推定エンジン」を開発する。2019年6月、商号をSREホールディングス株式会社へ変更する。同年12月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場する。2021年1月、東証市場第一部へ市場変更する。2022年4月、「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2021」に選定され、「DXグランプリ2021」も受賞する。同年7月、プライム市場へ移行する。2023年10月、ヘルスケアソリューション事業を開始し、株式会社メディックスを連結子会社化する。2024年4月、本社を東京都港区赤坂へ移転する。

3. 収益・成長

AICCセグメントは、少子高齢化に伴う健康寿命延伸や専門人材不足、AI技術の進化を背景に、AX/DX気運の高まりを追い風とする。2025年度の金融DX市場3.9兆円、AIビジネス市場約1.8兆円、ヘルスケアDX市場約3.2兆円、不動産DX市場1.6兆円、合計約10兆円の市場をビジネスポテンシャルと捉える。翌連結会計年度は、顧客単価および収益性の高いヘルスケア領域へのリソース優先投下により収益ミックスを改善し、AICCセグメント収益の前年度比33%増、営業利益38%増を目指す。M&Aも成長戦略の一環として積極的に活用する方針である。

L&Pセグメントは、様々なアセット種別に対する投資ニーズの高まりが継続する。不動産私募ファンド市場は2024年12月末時点で40.8兆円と、前年比17%増加した。翌連結会計年度は、AICCセグメントと共同での新規モジュール創出及び積極的な試験導入によりアセットのバリューアップや生産性の持続的向上に取り組み、アセットマネジメント事業におけるAUM43%増を通じてストック収益の拡大を加速させ、売上35%増および営業利益14%増を予想する。中期的な成長目的の投資により、翌連結会計年度に一時的に棚卸資産が増大し営業CFが悪化するものの、その後CFが改善し収益向上ドライバーとして寄与する見込みである。

当社グループは、連結の売上高及び営業利益に加えて、ARR(年間経常収益)を重要な経営指標としてモニタリングし、AICCセグメントにおけるストック収入の成長性及び継続安定性を重視する。

4. 財務健全性

2025年3月期末の総資産は30,470,305千円、純資産は14,346,248千円である。有利子負債は12,134,362千円、現金及び現金同等物は4,334,560千円を計上する。有利子負債は2023年3月期末の0千円から、2024年3月期末8,420,814千円、2025年3月期末12,134,362千円と増加傾向にある。営業キャッシュフローは435,297千円、投資キャッシュフローは1,366,219千円である。

5. 株主還元

2025年3月期の年間配当は15.0円である。

6. 注目ポイント

当社グループは「リアルビジネスを内包したテックプロバイダー」の付加価値向上と対象領域拡大を優先課題とする。経営トップ自らがシナジー追求を徹底し、新規事業企画をリードする。優秀な人材の確保及び組織体制の強化、情報管理体制の強化、生成AI等先進的技術の探索と事業活用も重要課題である。特に、生成AIと当社グループ固有のビッグデータを組み合わせることで、専門的かつ模倣困難なAIを短期間で開発可能である点を大きなビジネス機会と捉え、具体的なサービス検討を進める。M&Aも成長戦略の重要な柱であり、東京証券取引所の上場廃止基準厳格化に伴うM&A案件増加も成長機会と捉え、サステナブルグロースの目線引上げを図る。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
43.2B 25.3倍 3.1倍 0.0% 2,663.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 26.7B 24.2B 18.5B
営業利益 3.1B 2.2B 1.7B
純利益 1.7B 1.4B 1.1B
EPS 105.5 85.8 71.1
BPS 847.9 752.3 680.4

大株主

株主名持株比率
ソニーグループ株式会社0.23%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.18%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.11%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.05%
野村信託銀行株式会社(投信口)0.04%
NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB) (常任代理人 野村證券株式会社)0.02%
西山 和良0.02%
NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW (常任代理人 野村證券株式会社)0.02%
野村證券株式会社0.01%
JPモルガン証券株式会社0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-02-20アセットマネジメントOne株式会社 0.03%N/A
2026-02-05三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 7.48%+1.44%
2025-12-22野村證券株式会社 4.41%(1.40%)
2025-11-07野村證券株式会社 5.81%+0.66%
2025-08-22キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 4.31%(2.83%)
2025-08-20野村證券株式会社 5.15%+5.15%
2025-08-06野村アセットマネジメント株式会社 4.76%(1.19%)
2025-07-07キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 7.14%--
2025-07-04三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 6.04%(1.75%)
2025-06-20キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 7.14%--
2025-06-17三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 7.79%(2.25%)
2025-06-04野村アセットマネジメント株式会社 5.95%(1.25%)
2025-04-21野村アセットマネジメント株式会社 7.20%(0.49%)
2025-04-11三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 10.04%+1.21%
2025-04-04野村證券株式会社 7.69%(0.35%)
2025-03-24キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 7.14%--
2025-03-21野村證券株式会社 8.04%+1.40%
2025-03-07キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー 7.14%--
2025-03-07野村證券株式会社 6.64%+1.41%
2025-03-06りそなアセットマネジメント株式会社 6.71%+1.22%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-20EDINET大量保有アセットマネジメントOne株式会社大量保有 0.03%2,789-6.45%
2026-02-05EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 7.48%2,610-6.13%
2025-12-22EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 4.41%3,360+0.00%
2025-11-28TDNet資本政策SREHD有償ストック・オプション(新株予約権)の発行内容確定に関するお知らせ3,505-4.14%
2025-11-11TDNet資本政策SREHD有償ストック・オプション(新株予約権)の発行に関するお知らせ2,777+11.27%
2025-11-11TDNet決算SREHD2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)2,777+11.27%
2025-11-11TDNetIRSREHD2026年3月期第2四半期決算説明資料2,777+11.27%
2025-11-07EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.81%2,766+1.88%
2025-09-16TDNet配当・還元SREHD連結子会社からの剰余金の配当に関するお知らせ3,305-0.91%
2025-08-22EDINET大量保有キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメ大量保有 4.31%3,070+7.33%
2025-08-20EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.15%3,125-0.32%
2025-08-06EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 4.76%3,190+0.63%
2025-07-16TDNetその他SREHD譲渡制限付株式報酬としての新株式の払込完了に関するお知らせ3,055+1.15%
2025-07-07EDINET大量保有キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメ大量保有 7.14%3,145-0.64%
2025-07-04EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 6.04%3,135+0.32%
2025-06-26TDNetその他SREHD譲渡制限付き株式報酬としての新株発行に関するお知らせ3,515-2.84%
2025-06-20EDINET大量保有キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメ大量保有 7.14%3,600-4.86%
2025-06-17EDINET大量保有三井住友トラスト・アセットマネジメント株大量保有 7.79%3,545+3.39%
2025-06-04EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 5.95%3,730-1.07%
2025-04-21EDINET大量保有野村アセットマネジメント株式会社大量保有 7.2%3,390+1.33%