Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ストレージ王 (2997)

株式会社ストレージ王は、セルフストレージ方式のトランクルームの企画、開発、運営、管理を行う。利益の8割超を占める開発分譲事業は、用地取得から建築、投資家への売却まで一貫し、大口投資家とのパイプラインを構築する。運営管理事業はストック型収益モデル。企画・開発・管理の一貫体制と開発ノウハウが競争優位性。日本市場は普及率が低く成長余地が大きい。首都圏中心にビルイン型開発を推進し、多様なサービスを展開する。特許等による法的参入障壁は持たない。 [本社]千葉県市川市市川南 [創業]2008年 [上場]2022年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社ストレージ王は、セルフストレージ方式のトランクルームの企画、開発、運営、管理を行う。「トランクルーム開発分譲事業」「トランクルーム運営管理事業」「その他不動産取引事業」の3区分で、開発分譲事業が利益の大部分を占める(2024年1月期86%、2025年1月期82%)。開発分譲は用地取得から建築、投資家への売却までを行う。運営管理は固定家賃型と変動家賃型があり、利用者からの利用料を収入とするストック型収益モデルである。

競争優位性は、企画・開発・管理の一貫体制と不動産オーナーとの信頼関係に基づく事業基盤を構築する点にある。大口投資家とのパイプラインを構築し、開発資金調達を円滑にする。ビルイン型開発では、用地取得から建築まで自社が施主となりノウハウを蓄積する。トランクルームは低建築費、低修繕頻度、経年賃料減少幅が小さく、投資物件として優位性を持つ。特許権等による法的参入障壁は持たず、ビジネスモデルはシンプルと認識する。

2. 沿革ハイライト

2008年5月、株式会社デベロップの子会社として設立され、トランクルームの運営・管理を開始する。2015年7月、株式会社アイトランク山陽と合併し、西日本での物件管理を視野に入れ規模を拡大する。2019年以降、在来建築型トランクルームの企画・開発に注力し、デベロップからの独立性を高め、企画・開発機能を移管する。2022年4月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場し、株式会社デベロップは親会社に該当しないこととなる。2024年1月には一級建築士事務所登録を行う。タスキ、パルマ、クリアルなどとの業務提携を進める。

3. 収益・成長

日本のトランクルーム市場は、世帯普及率1.04%(2022年1月1日時点)と米国10%超と比較して低く、市場拡大を見込む。収納ビジネス市場規模は拡大傾向にあり、2023年度867.7億円、2024年度918.7億円と予測する。東京圏への人口集中、不動産価格上昇期待の鈍化による住居買い替え減少、在宅勤務増加、巣ごもり消費増加が市場の追い風となる。

成長ドライバーとして、首都圏エリアでの不動産物件開発力強化、運営オペレーション能力向上による管理受託物件拡大を図る。ポータルサイトやWeb決済システム導入により、業務効率向上と販売機会拡大を目指す。大型・小規模案件投資家開拓により、多様な売却先を確保し安定的な投資資金回収を図る。新規事業・サービスとして、スチールラック付部屋、オフィスビル改装屋内型、サマリーとの配送連携、バイク専用駐車場併設、トーハンとの共同キャンペーンなど、多様な顧客ニーズに対応する。店舗数は2024年1月末165店舗から2025年1月末195店舗へと増加する。

4. 財務健全性

総資産は2023年1月期1,819,733千円から2025年1月期3,631,843千円へ、純資産は918,455千円から1,119,566千円へと増加傾向にある。新規物件開発に伴い、有利子負債も2023年1月期0千円から2025年1月期1,923,657千円へと増加する。複数の金融機関との親密な取引関係を維持し、資金調達の安定性と財務基盤の安全性を高める方針である。資金調達の多様化を図り、トランクルーム開発に長期的に対応できる財務体質強化を目指す。現金及び現金同等物は2025年1月期525,856千円である。

5. 株主還元

提供された情報からは、株主還元に関する具体的な方針や実績は確認できない。

6. 注目ポイント

日本におけるトランクルーム市場の高い成長潜在力は、事業拡大の大きな機会となる。利益の大部分を占める開発分譲事業において、企画・開発・運営・管理の一貫体制と大口投資家との強固なパイプラインが競争優位性を支える。ビルイン型トランクルーム開発への注力は、初期投資を要するものの、高付加価値サービス提供と収益性向上に寄与する可能性がある。特許権等による法的参入障壁が低いと認識する中で、競合激化リスクへの対応策として、開発力強化や差別化サービス提供が継続的な成長の鍵となる。開発用地仕入れ、販売用不動産の売却遅延、マスターリース契約、建築費高騰、資金調達などの事業リスクに対する対応策の実行状況が、今後の経営成績に影響を与える。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VOTU | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
1.8B 13.5倍 1.4倍 0.0% 949.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 4.0B 4.4B 4.3B
営業利益 191M 185M 172M
純利益 117M 130M 75M
EPS 63.3 70.4 40.8
BPS 668.6 606.0

大株主

株主名持株比率
株式会社デベロップ0.34%
寺田倉庫株式会社0.03%
株式会社細谷工業所0.03%
株式会社九州リースサービス0.02%
須田 忠雄0.02%
打田 保貴0.02%
内藤 真一郎0.01%
朝日 一良0.01%
株式会社AGSコンサルティング0.01%
BARCLAYS CAPITAL SECURITIES LIMITED (常任代理人 バークレイズ証券株式会社)0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-07-15株式会社デベロップ 9.89
2025-07-07株式会社ケイ・エル・アイ 26.19
2025-07-02株式会社ケイ・エル・アイ 26.19
2025-07-02株式会社デベロップ 33.96
2023-11-14藤本 茂 4.92
2023-11-13藤本 茂 5.22
2023-11-13藤本 茂 6.54
2023-10-24藤本 茂 6.54
2023-10-23藤本 茂 5.22
2023-09-20株式会社デベロップ 34.0
2023-09-05株式会社デベロップ 34.0
2023-08-31株式会社デベロップ 36.94
2023-08-18株式会社デベロップ 38.0
2023-08-04三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.65
2023-07-25株式会社デベロップ 39.05
2023-07-21株式会社デベロップ 40.45
2023-06-21三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 6.98
2023-06-14株式会社デベロップ 41.46
2023-06-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 8.35
2023-06-02株式会社デベロップ 50.76

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-03TDNet2026年3月月次実績
2026-03-31TDNet販売用不動産用地の取得(土地購入)に関するお知らせ
2026-03-18TDNet2026年1月期決算説明 及び 2027年1月期事業計画 中期経営計画
2026-03-16TDNet2026年1月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
2026-03-16TDNet法人税等調整額の計上に関するお知らせ
2026-03-16TDNetearnings: 2026年1月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
2026-03-05TDNet2026年2月月次実績
2026-02-05TDNet2026年1月月次実績
2026-01-30TDNet中期経営計画についての補足(一部履行事項に係る意思決定のお知らせ)
2026-01-20TDNet中期経営計画(2027/1期~2029/1期)
2026-01-08TDNet2025年12月月次実績
2025-12-15TDNetearnings: 2026年1月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2025-12-15TDNet2026年1月期第3四半期決算説明資料
2025-12-15TDNet販売用不動産の売却並びに借入金の返済に関するお知らせ
2025-12-15TDNet株主優待内容の一部変更(デジタルギフト化)に関するお知らせ
2025-12-15TDNet2026年1月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2025-12-05TDNet2025年11月月次実績
2025-11-05TDNet2025年10月月次実績
2025-10-03TDNet2025年9月月次実績
2025-09-12TDNet法人税等調整額(益)の計上及び業績予想値と決算値との差異に関するお知らせ