株式会社ビースタイルホールディングスは、純粋持株会社として、派遣・紹介事業、メディア事業、DX事業の3セグメントを中心に人材関連事業を展開する。
主力である派遣・紹介事業(2025年3月期売上構成比61.9%)では、ハイスキル人材向け時短派遣・紹介「スマートキャリア」としゅふ層向け派遣「しゅふJOBスタッフィング」を運営する。約20年の事業運営で培った豊富な求人情報と膨大な求職者データベースを強みとし、パートタイム派遣比率約82%を維持する。企業の採用課題に対し、「求人のスマート化」を提案し、採用力強化とコスト削減を実現する。派遣事業はストック型収益構造を持つ。
メディア事業(同31.2%)では、しゅふ採用特化の求人メディアサイト「しゅふJOB」を運営する。しゅふ層への高い認知度を特徴とし、女性採用ニーズに対応する。採用課金型など3つの課金形態を提供し、リカーリング要素を持つ。1社あたり取引金額は2023年3月期の50,683円から2025年3月期の83,270円へ増加する。
DX事業(同6.9%)では、業務自動化BPAソリューションとITエンジニア派遣・業務委託サービスを提供する。1社あたり取引金額は2023年3月期の951,680円から2025年3月期の1,145,006円へ増加する。
競争優位性(Moat)は、約20年間の事業運営で蓄積された「しゅふ、フレキシブルワーカーが求む豊富な求人情報と膨大な求職者データベース」、しゅふ層に特化した「しゅふJOB」の高い認知度と集客力、そして「求人のスマート化」という独自のソリューション提供力に存在する。これにより、先行参入企業として顧客基盤と低単価での人材募集における優位性を確保する。参入障壁として、労働者派遣法や職業安定法に基づく許可制の許認可、長年のノウハウと顧客・求職者データベースの構築が挙げられる。ニッチ市場において、先行者としての実績と特化戦略により優位な地位を築く。
2002年7月、株式会社ビースタイル(現ビースタイルスマートキャリア)を創業し、「しゅふJOBスタッフィング」を開始する。2010年4月には求人媒体「しゅふJOB」事業を開始し、2012年9月には「スマートキャリア」を開始する。2020年2月に株式会社ビースタイルホールディングスを設立し、持株会社体制へ移行する。2024年12月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場する。
成長ドライバーとして、日本における「人的資本経営」の重要性、多様な働き方ニーズ、労働力不足が挙げられる。女性労働力の必要性が高まり、労働人口は50代以上を中心に増加すると予想される。人材紹介市場規模は3,510億円、人材派遣市場規模は88,600億円(2022年度)と巨大である。
成長戦略として、派遣・紹介事業では「しゅふJOB」を活用した集客強化と「スマートキャリア」のリブランディングにより労働参加率向上を目指す。メディア事業では、労働需要が逼迫する業界への対応強化、全国エリア拡大、機能強化、アプリ開発を進める。DX事業では営業力強化によるエンドユーザー比率向上と取引単価拡大を図る。新規事業創出にも取り組み、2つの新規事業を立ち上げている。システム刷新やグループ全体のシステム基盤開発への投資も強化し、クロスセル推進と売上総利益の最大化を目指す。
収益性指標として営業利益率を重視し、2025年3月期は2.9%を達成する。売上総利益は2023年3月期の3,604,237千円から2025年3月期の4,910,888千円へ増加する。重要KPIとして、派遣・紹介事業は「派遣就業者数、取引社数、1社あたり取引金額」、メディア事業は「掲載社数、1社あたり取引金額」、DX事業は「取引社数、1社あたり取引金額」を重視する。
2025年3月期末の総資産は4,150,714千円、純資産は1,263,165千円である。現金及び現金同等物は2,245,797千円を保有する。有利子負債は2023年3月期に0円であったが、2024年3月期に1,664,300千円を計上し、2025年3月期には1,521,500千円へ減少する。純資産の積み上げが十分でないと認識しており、事業拡大や投資に備えるため、財務基盤の安定性向上が課題であると明記する。
財務基盤の安定化のための内部留保の充実を勘案しつつ、株主還元との適切なバランスを模索する方針を示す。具体的な配当政策や自社株買いに関する記載はない。
労働力不足と多様な働き方ニーズの高まりを背景に、しゅふ層・フレキシブルワーカー特化の人材サービスで先行者優位性を確立する。約20年で培ったデータベースと「しゅふJOB」の高い認知度が競争優位性の源泉となる。「求人のスマート化」という独自のソリューションで企業の採用課題を解決し、顧客満足度向上を図る。DX事業による業務自動化推進は社会課題解決にも貢献する。システム刷新や新規事業創出への戦略的投資を強化し、持続的な成長を目指す。人材サービス業界は景気変動や法改正の影響を受けやすい特性があり、社会保険料負担増加のリスクも存在する。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 1.7B | 7.2倍 | 1.4倍 | — | 1,199.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 11.2B | 10.8B | 1.0B |
| 営業利益 | 323M | 276M | — |
| 純利益 | 196M | 345M | 88M |
| EPS | 167.4 | 362.8 | 92.2 |
| BPS | 871.4 | 653.3 | 184.7 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 合同会社Original3  代表社員三原邦彦 | 0.21% |
| 合同会社ファースト・ステージ代表社員増村一郎 | 0.16% |
| 島田亨 | 0.11% |
| 増村一郎 | 0.06% |
| ビー・スタイル従業員持株会 | 0.03% |
| 株式会社SBI証券 | 0.03% |
| 楽天証券株式会社 | 0.02% |
| 宮内修 | 0.02% |
| 稲見吉邦 | 0.02% |
| 肥田義光 | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-01-24 | 合同会社Original3 | 21.03% | +16.03% |
| 2025-01-24 | 増村 一郎 | 21.28% | +18.28% |
| 2025-01-10 | 合同会社Original3 | 21.03% | +16.03% |
| 2025-01-10 | 増村 一郎 | 21.28% | +18.28% |
| 2025-01-10 | 島田 亨 | 10.76% | +5.76% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025-01-24 | EDINET | 大量保有 | 合同会社Original3 | 大量保有 21.03% | — | — |
| 2025-01-24 | EDINET | 大量保有 | 増村 一郎 | 大量保有 21.28% | — | — |
| 2025-01-10 | EDINET | 大量保有 | 合同会社Original3 | 大量保有 21.03% | — | — |
| 2025-01-10 | EDINET | 大量保有 | 増村 一郎 | 大量保有 21.28% | — | — |
| 2025-01-10 | EDINET | 大量保有 | 島田 亨 | 大量保有 10.76% | — | — |