Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ソリトンシステムズ (3040)

ソリトンシステムズは、ITセキュリティ、映像コミュニケーション、Eco新規事業開発を主軸とするメーカーです。独自の標準製品を開発し、ITシステムの根幹を支えるソフト・ハード両面の製品・クラウドサービスを提供。国産IDaaS「Soliton OneGate」はISMAP登録により政府機関向け優位性を確立し、SmartOn IDは自治体・金融機関で広く採用されます。IoT/AI進展によるITセキュリティ市場拡大を成長ドライバーとし、自動運転関連の先端技術開発も推進。強固な財務基盤と競合にない総合力で、持続的な企業価値向上を目指します。 [本社]東京都新宿区 [創業]1979年 [上場]2007年

**1. 事業概要と競争優位性**

株式会社ソリトンシステムズは、ITセキュリティ、映像コミュニケーション、Eco新規事業開発の3セグメントで事業を展開するメーカーです。受託開発や輸入再販ではなく、独自の標準製品を開発し、オリジナル製品やサービスとして提供。ソフト・ハード両面をカバーし、ITシステムの根幹を支える製品群を有します。

ITセキュリティ事業では、情報漏洩対策、認証・アクセス制御、テレワーク・サイバーセキュリティ対策の製品/クラウドサービスを開発・販売。IoTセキュリティ対策や脆弱性検出、企業向けネットワークインテグレーションも手掛けます。主要製品は、安全な業務環境を提供する「Soliton SecureWorkspace」、DHCP/DNS専用アプライアンス「NetAttest D3」、電子証明書認証システム「NetAttest EPS」、二要素認証製品「SmartOn ID」です。特にID認証サービス「Soliton OneGate」は、国産IDaaSとして初めて政府のセキュリティ要求を満たすISMAPクラウドサービスリストに登録され、政府機関や自治体、教育機関での利用における信頼性と参入障壁を確立。SmartOn IDシリーズは自治体や金融機関で広く採用され、顧客ロックイン構造を構築しています。

映像コミュニケーション事業では、モバイル回線による高精細・短遅延の映像伝送システム「Smart-telecasterシリーズ」を開発・販売。Eco新規事業開発では、アナログ・デジタル混在半導体デバイスや映像伝送システム等の開発・販売を行います。研究開発では、JAXAとの共同研究による超低消費電力アナログ方式エッジAIチップの開発や、短遅延映像伝送・マルチリンク通信技術を基盤としたZao SDKライブラリの開発を推進。また、自動運転レベル2~4向け「N:M遠隔監視システム」の公道実証や、名古屋大学と協同で「自動運転遠隔アシストシステム」を開発し、日本初の公道実証を行うなど、先端技術分野での先行者優位性を確立しています。

当社グループは、ITシステムの根幹を支える独自の技術力と、ソフト・ハード両面を統合する総合力を競争優位性としています。IoT、AIの活用によるIT業界の大変革において、ITセキュリティがKEYとなると認識し、グローバル市場で戦うための技術と実現スピードを重視しています。

**2. 沿革ハイライト**

1979年3月に㈱カマタ研究所として設立後、1983年10月に㈱ソリトンシステムズへ商号変更。1984年には米国Bridge Communications社と業務提携しLANビジネスを開始、1996年にはITセキュリティソフトウエア体系「Soliton Security Solutions」を発表し、主力事業の礎を築きました。1998年には中国上海に子会社を設立し、海外展開を開始。2007年3月にジャスダック証券取引所に上場し、2017年11月には東証市場第一部銘柄に指定、2022年4月にはプライム市場へ移行しました。2013年以降は、国内外のLSI設計会社、デジタルフォレンジックサービス会社、スマートデバイス向けセキュリティソフト開発会社などをM&Aにより子会社化し、事業領域を拡大・再編。直近では2024年2月に㈱サイバー防衛研究所を設立し、サイバー防衛分野の強化を図っています。

**3. 収益・成長**

当社グループは、ITセキュリティをKEYに新たな技術や市場への積極的な展開により事業の拡大を図り、企業価値の持続的向上を目指します。1株当たり当期純利益を経営指標の一つとして重視。成長ドライバーは、IoTやAIの活用によるITセキュリティ市場の世界規模での拡大、海外展開、そして新市場・新製品の開発です。クラウドサービス「Soliton OneGate」のISMAP登録は、政府・公共機関市場への参入障壁をクリアし、新たな成長機会を創出します。

研究開発活動には、基礎的な要素技術開発と既存製品の改善開発があり、2024年12月期における開発費は2,523百万円に上ります。ITセキュリティ事業では、Soliton SecureWorkspace、NetAttest D3、NetAttest EPS、SmartOn ID、Soliton OneGateの新バージョン開発・機能追加を継続的に実施。Eco新規事業開発では、超低消費電力エッジAIチップやZao SDKライブラリの開発を進め、自動運転関連ではN:M遠隔監視システムや遠隔アシストシステムの実証を行うなど、将来の成長に向けた積極的な投資を行っています。クラウドサービスの提供拡大は、ストック型収益の比率を高め、ビジネスモデルの質向上に寄与します。

**4. 財務健全性**

2024年12月期末の総資産は23,286百万円、純資産は12,283百万円であり、自己資本比率は約52.7%と高い水準を維持しています。現金及び現金同等物は14,692百万円と潤沢であり、有利子負債は63百万円と極めて少ないため、実質的に無借金経営に近い状態であり、強固な財務基盤を示します。

**5. 株主還元**

2024年12月期の年間配当は52.0円であり、当期純利益に対する配当性向は約55.8%です。経営方針では1株当たり当期純利益を経営指標の一つとして重視していますが、具体的な株主還元方針に関する直接的な記載はありません。

**6. 注目ポイント**

ソリトンシステムズは、ITセキュリティと映像コミュニケーションを核に、ITインフラの根幹を支える独自の技術力と製品群を持つ企業です。IoT、AI、自動運転といった将来の成長市場を見据えた積極的な研究開発投資と、ISMAP登録による政府・公共機関市場での優位性は、今後の成長ドライバーとなるでしょう。強固な財務基盤と潤沢な現金は、さらなる事業拡大やM&A戦略の柔軟性を高めます。継続的な技術革新と市場ニーズへの対応力が、同社の持続的な企業価値向上を支える重要な要素です。

[本社]東京都新宿区 [創業]1979年 [上場]2007年

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VFG5 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
35.6B 19.4倍 2.7倍 0.0% 1,804.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 18.6B 19.1B 19.8B
営業利益 2.0B 2.6B 2.0B
純利益 1.7B 1.9B 1.6B
EPS 93.1 104.5 85.7
BPS 662.0 599.9 518.3

大株主

株主名持株比率
有限会社Zen-Noboks0.44%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.08%
ソリトンシステムズ従業員持株会0.04%
株式会社三井住友銀行0.03%
鎌田 信夫0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.02%
JPモルガン証券株式会社0.01%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.01%
鎌田 祥志0.01%
三好 修0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2021-09-14鎌田 信夫 44.54%(0.01%)
2021-09-14鎌田 信夫 43.56%(0.99%)
2021-09-10鎌田 信夫 43.56%(0.98%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-19TDNet事業計画ソリトンシステムズ中期経営計画の策定に関するお知らせ
2025-12-08TDNet配当・還元ソリトンシステムズ2025年12月業績予想(上方)および期末配当予想(増配)の修正に関するお知らせ1,999+1.65%
2025-11-10TDNet人事ソリトンシステムズ社外取締役の辞任に関するお知らせ1,750+2.00%
2025-11-07TDNetその他ソリトンシステムズ2025年12月期 第3四半期決算補足説明資料1,771-1.19%
2025-08-08TDNetその他ソリトンシステムズ2025年12月期 中間決算補足説明資料1,323+0.15%
2025-06-20TDNetその他ソリトンシステムズ非上場の親会社等の決算に関するお知らせ1,337-0.67%
2025-06-16TDNetその他ソリトンシステムズ譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ1,336+0.22%
2021-09-14EDINET大量保有鎌田 信夫大量保有 44.54%
2021-09-14EDINET大量保有鎌田 信夫大量保有 43.56%
2021-09-10EDINET大量保有鎌田 信夫大量保有 43.56%