Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ハイパー (3054)

株式会社ハイパーは、法人向けITサービス事業とアスクルエージェント事業を展開する。ITサービス事業では、専任ITコンシェルジュが特定のメーカーに縛られず最適なソリューションを提供し、設置・保守・ヘルプデスクまで一貫支援する。これにより顧客のスイッチングコストを高め、継続的な収益基盤を構築する。IT投資活発化やAI・セキュリティ技術革新を成長ドライバーとし、M&Aで事業領域を拡大する。価格競争激化が課題である。 [本社]東京都中央区 [創業]1990年 [上場]2006年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社ハイパーは、法人向けITサービス事業とアスクルエージェント事業を主軸に展開しています。ITサービス事業では、上場企業や従業員100人以上の法人を主要顧客とし、コンピュータ・周辺機器販売からネットワーク構築、システム保守、ヘルプデスク、Webサイト制作まで、ITに関する幅広いサービスをワンストップで提供します。専任のITコンシェルジュが顧客の課題をヒアリングし、特定のメーカーに縛られないベンダーニュートラルな視点で最適なソリューションを提案。導入から運用・保守まで一貫して支援することで、顧客のスイッチングコストを高め、長期的な関係構築と安定的な収益基盤を築いています。セキュリティシステム企画・販売、ITコンサルティング、ソフトウェア開発・保守等も手掛けています。アスクルエージェント事業では、アスクル株式会社の代理店として事務用品やオフィス家具等を販売し、ITサービス事業の既存顧客へのクロスセルを促進し、リカーリング収益の機会を創出します。その他、就労移行支援事業も展開しています。

2. 沿革ハイライト

1990年5月、ハイパーコンセプション株式会社として設立され、電話一体型通信端末やビジネスホン販売から始まり、1993年にパソコン事業へ参入しました。2001年にアスクル事業を本格化させ、2006年9月にジャスダック証券取引所に上場。2009年には商号を株式会社ハイパーに変更し、本社を東京都中央区に移転しました。その後、大阪、広島、名古屋、福岡に支店を開設し全国展開を推進。事業領域拡大のため、2012年の株式会社リステック設立を皮切りに、M&Aを積極的に活用してITサービス事業の強化を図っています。2020年3月に東証一部へ指定替え、2022年4月にプライム市場へ移行しましたが、2023年10月にスタンダード市場へ移行しました。

3. 収益・成長

当社グループは、売上高の安定的拡大と営業利益・経常利益の継続的向上を経営目標としています。現在の経営環境は、緩やかな景気回復と企業のIT投資活発化が特徴であり、特にAIの進化、量子コンピューティングの実用化、サイバーセキュリティの強化といった技術革新が今後の成長ドライバーとなります。これらの市場機会を捉えるため、ソリューション営業の強化、顧客開拓と関係強化、ストックビジネスの強化、セキュリティサービスの開発、子会社との相乗効果最大化に注力する方針です。M&Aによる事業領域の拡大・強化も重要な成長戦略と位置付けています。

4. 財務健全性

当連結会計年度末の総資産は7,463,366千円、純資産は2,920,467千円です。現金及び現金同等物は2,358,821千円を保有し、有利子負債は775,430千円です。自己資本比率は約39.1%と安定した財務基盤を有し、営業キャッシュフローも198,288千円を計上し、事業活動による資金創出能力を示しています。

5. 株主還元

安定した財政基盤の維持を前提に、株主への安定的利益還元により資本効率の改善を進める方針であり、直近の年間配当金は7.0円です。

6. 注目ポイント

ハイパーの最大の強みは、ITサービス事業における「専任ITコンシェルジュによるベンダーニュートラルな最適なソリューション提案」と「ワンストップでの導入から保守・運用支援」です。これにより、顧客の課題解決に深くコミットし、高いスイッチングコストを伴う顧客ロックイン構造を構築。価格競争が激しいIT市場において、単なる商品販売に留まらない高付加価値提供による競争優位性を確立しています。システム保守やヘルプデスク、アスクルエージェント事業はストック型収益の要素を持ち、経営課題として「ストックビジネスの強化」を掲げることから、収益基盤の安定化と質の向上が期待されます。AIやサイバーセキュリティといった技術革新によるIT投資の拡大は、今後の成長ドライバーであり、M&Aを積極的に活用した事業領域の拡大・強化戦略も注目されます。一方で、コンピュータ販売市場の飽和と価格競争の激化、特定の仕入先への依存、M&Aに伴うリスクは継続的な課題として認識されています。

[本社]東京都中央区 [創業]1990年 [上場]2006年

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2.3B 22.3倍 0.7倍 3.0% 236.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 3.3B 11.1B 13.8B
営業利益 73M 129M 320M
純利益 83M 102M 241M
EPS 8.6 10.6 24.9
BPS 319.9 314.9

大株主

株主名持株比率
ララコーポレーション株式会社0.24%
玉田 宏一0.13%
エプソン販売株式会社0.07%
遠藤 孝0.05%
株式会社ミートプランニング0.04%
ハイパー従業員持株会0.03%
関根 俊一0.03%
株式会社庚伸0.02%
望月 真貴子0.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-04-13玉田 宏一 13.34
2022-03-14関根 俊一 26.48
2022-03-14関根 俊一 28.45
2022-03-10関根 俊一 26.48
2021-07-02エプソン販売株式会社 7.13

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-27TDNet支配株主等に関する事項について
2026-02-26TDNet(訂正)取締役候補者及び監査役候補者の選任に関するお知らせの一部訂正について
2026-02-24TDNet取締役候補者及び監査役候補者の選任に関するお知らせ
2026-02-05TDNet通期業績予想の修正に関するお知らせ
2026-02-05TDNetforecast_revision: 通期業績予想の修正に関するお知らせ
2025-10-22TDNetアスクル株式会社におけるシステム障害の影響に関するお知らせ
2025-08-12TDNet2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-08-12TDNetearnings: 2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-05-20TDNet非上場の親会社等の決算情報に関するお知らせ
2025-03-28TDNet支配株主等に関する事項について
2023-04-13TDNetHolding change by 玉田 宏一
2022-03-14TDNetHolding change by 関根 俊一
2022-03-14TDNetHolding change by 関根 俊一
2022-03-10TDNetHolding change by 関根 俊一
2021-07-02TDNetHolding change by エプソン販売株式会社