株式会社銚子丸は、グルメ回転寿司「すし銚子丸」を主力に直営店で多店舗展開する寿司事業単一セグメント企業である。低価格帯との差別化を図り、「職人の握る寿司」と「おもてなし」を重視した上質な商品とサービスを、お得感のある価格で提供する業態を確立している。競争優位性は、産地開拓・素材吟味による独自の商品力、立ち寿司に近い職人技術の蓄積、水産物卸売市場から仕入れた鮮魚を当日中に店舗へ配送し加工する独自の仕入・物流体制にある。これにより、高価な食材を新鮮かつ食べ応えのある状態で提供し、他社との差別化を図る。
1977年11月に株式会社オールとして設立され、玩具店及び飲食店の経営を開始した。1979年5月に持ち帰り寿司「花すし」、1987年4月に回転寿司「ABC」の1号店を開設した。1998年10月には現在の主力であるグルメ回転寿司「すし銚子丸」1号店を開設。2005年4月に商号を株式会社銚子丸に変更し、2007年3月にはジャスダック証券取引所に株式を上場した。近年では、都市型コンパクト店舗「鮨Yasuke」やテイクアウト・デリバリー特化型店舗など多様な新業態を開発し、顧客層と利用シーンの拡大を図っている。2024年3月には、ロイヤルホールディングス株式会社、双日株式会社との合弁会社SUSHI-TEN USA inc.社をカリフォルニア州に設立し、海外事業へ本格的に進出した。
当社は「既存ブランドの商品・サービスを磨き上げ、より多くのお客様に銚子丸劇場を楽しんでいただく」をテーマに成長戦略を推進する。既存業態では、「職人の握る寿司」「本まぐろ」「光物」「目利き」「おもてなしの舞台」を強化・特化し、商品品質にこだわり、「新鮮」「高品質」「安全」「安定供給」「ローコスト」を追求する。サステナブルで安定供給可能な原料調達基盤の構築も目指す。
出店戦略においては、既存の「すし銚子丸」ブランドで神奈川地区をはじめとする未展開エリアでの出店を強化し、新規顧客層の獲得を図る。また、席数増加・作業性・イメージアップ・省力化を重視した大規模・中規模改装を計画的に実施し、収益性を確保する。不採算店舗の退店及び好立地へのリロケーションも推進し、利益体質の強化に努める。新業態の「Standing鮨Bar Yasuke」は、既存業態と顧客バッティングしない都内を中心としたエキナカ立地へ出店し、日常的に利用できる身近な寿司ブランドを確立することでファン層の拡大を目指す。2025年2月28日現在、一都三県に計91店舗を直営で展開する。
DX戦略では、タッチパネルによるフルオーダー化で集積したデータから商品施策やサービスを確立し、オペレーション効率化と食材管理を実現する。2023年11月導入の「縁アプリ」で蓄積した顧客データを基にピンポイントの販売促進施策や特典施策を展開し、来店客数の増大を図る。デジタルマーケティングにも着手し、新規顧客層の開拓とブランディングを効率化する。店舗におけるDXとして、テーブル決済導入など利便性向上とスムーズなオペレーションシステム構築に努める。
人財戦略では、「採用」「育成」「リテンション」をテーマに優秀な人財の確保を推進する。働き方改革の推進による労働環境の改善と給与体系の見直し、キャリアデベロップメントプログラムと新しい評価制度の導入により、人財の確保・育成を図る。女性が働きやすい職場環境及びキャリアアップ支援体制の整備、女性正社員の採用強化、女性店長・女性管理職の積極的な登用にも取り組む。
海外事業では、米国での日本食レストラン市場の堅調な増加傾向を捉え、合弁会社を通じて2025年度中にカリフォルニア州にて1号店の出店を行うとともに、その後の多店舗展開の礎を築く。経営目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、売上高経常利益率、自己資本比率、ROEを重視する。
2025年2月期末時点の総資産は10,798百万円、純資産は7,870百万円であり、自己資本比率は約72.9%と高い水準を維持する。現金及び現金同等物は4,003百万円、有利子負債は480百万円と、有利子負債比率は約6.1%に留まり、財務基盤は安定している。当社は安定した財務基盤を維持しつつ、売上高を着実に増加させ、適正な利益の確保を図ることを経営の目標とする。
年間配当金は直近3期にわたり12.0円を維持する。2025年2月期末時点の自己株式数は2,031,400株である。
株式会社銚子丸は、グルメ回転寿司業態における「職人の握る寿司」と「おもてなし」を核とした差別化戦略を継続し、独自の仕入・物流体制を競争優位性として確立する。多様な新業態開発とDX戦略による顧客体験向上・効率化は、国内市場での成長ドライバーとなる。特に、ロイヤルホールディングス、双日との合弁による米国市場への本格参入は、新たな成長機会として注目される。一方で、原材料価格の高騰、労働力不足に伴う人件費上昇、競合激化、食中毒リスクといった外食産業特有の課題への対応が、今後の業績を左右する重要な要素となる。人財確保と育成も事業継続・拡大のための優先課題である。
[本社]千葉市美浜区 [創業]1977年 [上場]2007年
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 23.2B | 37.3倍 | 2.5倍 | 0.0% | 1,597.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 17.4B | 21.4B | 21.4B |
| 営業利益 | 1.1B | 1.7B | 1.7B |
| 純利益 | 582M | 1.1B | 1.1B |
| EPS | 42.8 | 78.3 | 78.3 |
| BPS | 628.0 | 676.3 | 676.3 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 有限会社オール・エム | 0.31% |
| 堀地 かなえ | 0.23% |
| 堀地 元 | 0.02% |
| 堀地 篤人 | 0.01% |
| 銚子丸社員持株会 | 0.01% |
| BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH - PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 0.00% |
| モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 0.00% |
| 石田 満 | 0.00% |
| 阿部 豊一 | 0.00% |
| BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.00% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-01-30 | 堀地 かなえ | 48.13% | (8.68%) |
| 2025-01-08 | 堀地 かなえ | 56.81% | (0.93%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-19 | TDNet | 業績修正 | 銚子丸 | 2026年2月期 配当予想の修正(増配)に関するお知らせ | 1,670 | +0.12% |
| 2026-01-13 | TDNet | 決算 | 銚子丸 | 2026年2月期 第3四半期決算短信[日本基準](非連結) | 1,606 | +2.49% |
| 2026-01-13 | TDNet | その他 | 銚子丸 | 株主優待制度の拡充に関するお知らせ | 1,606 | +2.49% |
| 2025-11-28 | TDNet | 資本政策 | 銚子丸 | ストックオプション(新株予約権)の発行内容確定に関するお知らせ | 1,524 | +0.39% |
| 2025-10-10 | TDNet | 決算 | 銚子丸 | 2026年2月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](非連結) | 1,560 | -2.18% |
| 2025-09-24 | TDNet | その他 | 銚子丸 | 食中毒事故発生に関するお詫びとお知らせ | 1,589 | +0.00% |
| 2025-07-11 | TDNet | 決算 | 銚子丸 | 2026年2月期 第1四半期決算短信[日本基準](非連結) | 1,524 | +0.00% |
| 2025-06-27 | TDNet | その他 | 銚子丸 | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ | 1,507 | -0.13% |
| 2025-06-12 | TDNet | その他 | 銚子丸 | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ | 1,506 | +0.13% |
| 2025-01-30 | EDINET | 大量保有 | 堀地 かなえ | 大量保有 48.13% | — | — |
| 2025-01-08 | EDINET | 大量保有 | 堀地 かなえ | 大量保有 56.81% | — | — |