Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

テクノアルファ株式会社 (3089)

テクノアルファは、エレクトロニクス、マリン・環境機器、SI、サイエンスの4事業を展開。エレクトロニクスではKulicke & Soffa社製ワイヤボンダーの独占販売と技術サポート、自社FA装置開発が強みです。SI事業を第三の柱として育成し、「日本一のエンジニアリング力を誇るソリューションカンパニー」への変革を目指します。半導体市場の成長や製造自動化ニーズを成長ドライバーとし、商社機能とモノづくりを融合した高付加価値ソリューション提供企業への転換を図ります。 [本社]東京都品川区 [創業]1989年 [上場]2007年

1. 事業概要と競争優位性

テクノアルファ株式会社は、エレクトロニクス、マリン・環境機器、SI(システムインテグレーター)、サイエンスの4事業を展開しています。

エレクトロニクス事業では、Kulicke & Soffa社製ウェッジワイヤボンダーの日本独占販売を主力とし、パワー半導体製造後工程装置、研究開発機器、電子材料を輸入販売。技術サポートと自社開発のフリップチップ・ダイボンダー、FA装置も手掛けます。

マリン・環境機器事業は舶用機器の調達・販売、食品・化学業界向けろ過システムの設計・製造・販売。SI事業は連結子会社ペリテックが試験・計測システム等の受託開発・販売、一貫したシステムインテグレーションを提供。サイエンス事業は理化学機器の開発・製造・販売を大学・研究所向けに行います。

当社グループは、専門技術サポートと商品販売で高い顧客ロックインを構築。Kulicke & Soffa社との独占販売契約は参入障壁として機能します。商社機能と自社製品開発・製造能力を融合したエンジニアリング力を競争優位性としています。

2. 沿革ハイライト

1989年12月設立、半導体装置等の輸入販売を開始。1990年1月、Kulicke & Soffa社とウェッジワイヤボンダーの日本独占販売代理店契約を締結。2001年12月、接合技術センター開設。2004年9月、自社ブランド卓上型フリップチップ・ダイボンダー販売開始。2007年10月、大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場。2011年9月、株式会社ペリテックを子会社化しSI事業を強化。2012年5月、神奈川エンジニアリングセンター開設。2013年7月、東証JASDAQ(スタンダード)上場、2022年4月東証スタンダード市場へ移行。

3. 収益・成長

当社グループは、AI、CASE、5G普及による半導体市場の中長期的な成長を主要ドライバーと認識。エレクトロニクス製品の高度化、労働力不足やDXを背景とした製造工程の自動化・省人化ニーズ加速も成長機会と捉えています。

中期経営計画(2026年11月期から2028年11月期)では、「ソリューションの洗練化に向けた経営・事業基盤の強化」を中期ビジョンに掲げ、「日本一のエンジニアリング力を誇るソリューションカンパニー」達成に向けた基盤強化期間と位置付けます。事業横断による提案力強化、エンジニアリング力の深化、組織力向上を基本方針とし、エレクトロニクスとマリン・環境機器事業で成長市場での事業拡大と安定収益を確保。SI事業を収益の第三の柱として成長を加速させ、サイエンス事業は中長期的な育成準備を進めます。防衛産業の強化機運も、マリン・環境機器事業の成長を後押ししています。

4. 財務健全性

当社グループの財務状況は、2025年11月期末時点で現金及び現金同等物が725百万円、有利子負債が300百万円であり、ネットキャッシュポジションを維持しています。総資産3,329百万円に対し、純資産は2,313百万円、自己資本比率は約69.5%と高い水準です。営業キャッシュフローは606,589千円と安定的に創出しており、財務健全性は高いと判断できます。

5. 株主還元

当社は、2025年11月期、2024年11月期、2023年11月期と3期連続で年間配当金35.0円を実施しています。

6. 注目ポイント

当社グループは、従来の商社ビジネスから「日本一のエンジニアリング力を誇るソリューションカンパニー」への変革を目指し、モノづくりを通じた顧客への提供価値拡大を重視しています。Kulicke & Soffa社との独占販売契約による強固な仕入れチャネルと専門技術サポートを基盤に、自社製品開発やSI事業強化を通じて高付加価値ソリューション提供企業への転換を図る点が注目されます。半導体市場の構造的成長、製造業の自動化・省人化ニーズ、防衛産業強化を成長機会と捉え、事業間連携とエンジニアリング力の深化を中期経営計画の柱としています。エレクトロニクス事業への依存リスクを認識しつつ、SI事業を第三の柱として育成する戦略は、事業ポートフォリオの多角化と安定成長に寄与する可能性があります。

[本社]東京都品川区 [創業]1989年 [上場]2007年

出典: 有価証券報告書 (2025-11) doc_id=S100XN4S | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2.6B 4.8倍 0.9倍 0.0% 1,117.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 4.5B 4.0B 4.4B
営業利益 587M 277M 196M
純利益 413M 212M 166M
EPS 233.7 120.3 94.1
BPS 1,310.1 1,107.6 1,020.7

大株主

株主名持株比率
青島 勉0.12%
古川 雄一0.04%
中村 泰三0.03%
塩崎 五月0.03%
平 豊0.02%
槇田 重夫0.02%
楠目 常男0.02%
大和証券株式会社0.02%
テクノアルファ株式会社社員持株会0.02%
テクノアルファ取引先持株会0.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-14TDNet決算テクノアルファ2025年11月期 決算短信[日本基準](連結)1,386-4.62%
2026-01-14TDNetその他テクノアルファ2025年11月期業績と2024年11月期業績との差異に関するお知らせ1,386-4.62%
2025-09-30TDNet決算テクノアルファ2025年11月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)1,128+14.36%
2025-06-30TDNet決算テクノアルファ2025年11月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](連結)893-0.56%