Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ファンデリー (3137)

株式会社ファンデリーは、健康食宅配『ミールタイム』、冷凍食宅配『旬をすぐに』、マーケティング事業を展開する。MFD事業は、全国19,212箇所の医療機関等紹介ネットワークと栄養士カウンセリングを競争優位性とし、生活習慣病患者向けに特化する。CID事業は、独自の食材調達網と自社工場生産、AI提案で若年層へ訴求する。両事業で定期購入サービスを展開し、顧客継続を促進する。MFDネットワークを活用したマーケティング事業も手掛ける。『一食二医』を提唱し、ヘルスケア総合企業を目指す。 [本社]東京都北区赤羽 [創業]2000年 [上場]2015年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社ファンデリーは、健康食宅配(MFD事業)、冷凍食宅配(CID事業)、マーケティング事業の3つのセグメントを展開する。

MFD事業は、健康食『ミールタイム』を提供し、生活習慣病患者等を主要顧客とする。当社栄養士による無料カウンセリングや定期購入顧客への担当栄養士によるメニュー選択サービスが差別化要因となる。全国19,212箇所(2025年3月末現在)の医療機関等紹介ネットワークを通じたカタログ配布は、強固な参入障壁と競争優位性を構築する。顧客の血液検査数値や嗜好情報を商品開発に活用し、200種類以上のメニューを提供する。定期購入サービス「栄養士おまかせ定期便」により継続利用を促進する。

CID事業は、冷凍食宅配『旬をすぐに』を展開し、若年層や多忙な層をターゲットとする。旬の国産食材を独自の調達ネットワークで仕入れ、自社工場で製造する。冷凍工学に基づいた冷凍技術、特定の食品添加物の不使用、AIが顧客の嗜好を学習し最適なメニューを提案する定期購入サービス「AI旬すぐ」が競争優位性となる。

マーケティング事業は、MFD事業で構築した紹介ネットワークを活用し、健康志向商品メーカーへの広告枠販売やサンプリング業務受託を行う。メディア運営も手掛け、収益源の多様化を図る。

当社は「食事コントロール」を重視する『一食二医』の理念を掲げ、ヘルスケア総合企業となることを目指す。

2. 沿革ハイライト

2000年9月、株式会社ファンデリーを設立する。2004年4月、健康食通販カタログ『ミールタイム』を創刊する。2005年9月、通販サイトを開設する。2009年10月、薬局向けカタログ『ミールタイム ファーマ』を創刊し、紹介ネットワークを拡大する。2015年6月、東京証券取引所マザーズ市場に上場する。2020年1月、埼玉工場を竣工する。同年7月、冷凍食宅配サービス『旬をすぐに』の販売を開始し、事業領域を拡大する。2021年12月、AIを活用した定期購入サービス「AI旬すぐ」を開始する。2022年4月、東京証券取引所の市場区分の見直しにより、グロース市場へ移行する。

3. 収益・成長

食事宅配市場は、少子高齢化や生活習慣病患者の増加、共働き世帯の増加、宅配・冷凍食品需要増により堅調に推移するが、新規参入増加で競争は激化する。

成長ドライバーは、MFD・CID両事業における定期購入顧客数の拡大と離脱率の低下である。MFD事業では紹介ネットワークの拡大・深耕が新規顧客獲得の主軸となる。顧客層の若年層・健康層への拡大、商品・製品開発の充実、独自の食材調達ネットワーク「共栄会」を活用したコスト削減、人材確保・教育体制の強化も重要課題である。

2025年3月期のMFD受注件数は287千件である。2025年3月末時点の累計会員数は、MFDが311千名、CIDが44千名である。

売上高は、2023年3月期2,810,524千円、2024年3月期2,646,721千円、2025年3月期2,464,162千円と推移する。営業利益は、2024年3月期58,710千円、2025年3月期133,610千円である。純利益は、2023年3月期284,288千円、2024年3月期66,334千円、2025年3月期183,577千円である。

4. 財務健全性

2025年3月期末の総資産は4,179,988千円、純資産は221,995千円である。有利子負債は3,715,790千円であり、2024年3月期3,986,150千円から減少するが、2023年3月期0千円と比較すると大幅に増加している。現金及び現金同等物は758,883千円を保有する。営業キャッシュフローは249,143千円のプラスを計上する。当事業年度における設備投資総額は1,395千円である。

5. 株主還元

当社は株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識する。経営成績、財政状態、将来の成長に向けた投資のための内部留保等を勘案し、利益還元政策を決定する方針である。事業環境変化により安定的な配当を行うことが困難となる可能性も認識する。提供された財務データに年間配当の記載はない。将来の事業規模拡大に伴う増資や新株予約権の行使により、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性がある。

6. 注目ポイント

ファンデリーは、全国19,212箇所の医療機関等紹介ネットワークと栄養士カウンセリングを核とするMFD事業で、生活習慣病患者向け健康食宅配市場において独自の競争優位性を確立する。この強固な参入障壁は、顧客の健康改善をサポートするソリューションサービスとしてのブランド力を高める。CID事業では自社工場での一貫生産体制、独自の食材調達ネットワーク、AIを活用したパーソナライズされたメニュー提案により、若年層・健康層という新たな市場セグメントを開拓する。マーケティング事業は、MFD事業で培った医療機関との関係性を活用し、収益源の多様化と顧客ロックイン構造の強化に貢献する。

しかし、食事宅配市場全体の競争激化、売上高の減少傾向、有利子負債の状況は注視すべき点である。小規模組織(従業員40名)、代表取締役への依存、人材確保・育成の課題もリスクとして認識する。また、MFD事業の製造委託先(トオカツフーズ株式会社、2025年3月期仕入高の64.5%)及び保管・配送委託先への依存は、サプライチェーンリスクとして考慮すべきである。ヘルスケア総合企業への変革を目指す中で、これらの課題への対処と、新たな中期経営計画の具体化が今後の成長を左右する重要な要素となる。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W4Y8 | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
1.5B 6.6倍 232.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 2.5B 2.6B 2.8B
営業利益 -134M 59M -285M
純利益 -184M 66M -284M
EPS -29.0 10.5 -44.8
BPS 35.0 64.0 53.4

大株主

株主名持株比率
阿部 公祐0.64%
阿部 ふよう0.02%
宮入 知喜0.02%
利川 美緒0.01%
株式会社SBI証券0.01%
NSL DTT CLIENT ACCOUNT 3 (常任代理人 野村證券株式会社)0.01%
相田 泰道0.01%
阿部 美子0.01%
日本証券金融株式会社0.01%
NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C JAPAN FLOW (常任代理人 野村證券株式会社)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-07-31阿部 公祐 59.38%--
2025-07-09阿部 公祐 59.38%(4.79%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-27TDNet業績修正G-ファンデリー業績予想の修正に関するお知らせ235+23.40%
2025-10-31TDNet決算G-ファンデリー2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)204-1.96%
2025-10-31TDNetIRG-ファンデリー2026年3月期 第2四半期決算説明資料204-1.96%
2025-10-31TDNetその他G-ファンデリー2026年3月期第2四半期(中間期)の業績予想と実績値との差異に関するお知らせ204-1.96%
2025-08-15TDNet資本政策G-ファンデリー株式分割、株式分割に伴う定款の一部変更及び株主優待制度の変更に関するお知らせ482+8.30%
2025-07-31EDINET大量保有阿部 公祐大量保有 59.38%433+18.48%
2025-07-31TDNet決算G-ファンデリー2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)433+18.48%
2025-07-31TDNetIRG-ファンデリー2026年3月期 第1四半期決算説明資料433+18.48%
2025-07-09EDINET大量保有阿部 公祐大量保有 59.38%424-1.18%
2025-07-02TDNetその他G-ファンデリー株式の立会外分売終了に関するお知らせ386+3.37%
2025-07-01TDNetその他G-ファンデリー株式の立会外分売実施に関するお知らせ398-3.02%
2025-06-30TDNet事業計画G-ファンデリー事業計画及び成長可能性に関する事項410-2.93%
2025-06-25TDNetその他G-ファンデリー支配株主等に関する事項について393+1.78%
2025-06-24TDNetその他G-ファンデリー株式の立会外分売に関するお知らせ424-7.31%