Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

シュッピン株式会社 (3179)

シュッピンは、インターネットと実店舗でカメラ、時計、筆記具、自転車の新品・中古品を扱う。専門知識を持つ「エキスパート」による鑑定・メンテナンス、独自の買取査定データベース、品質保証で安心・安全な取引環境を構築する。販売と買取を行う循環型ビジネスモデルでロイヤルカスタマーを創出し、これが競争優位性となる。EC化率上昇と中古品市場拡大を成長機会とし、AI活用による価格設定支援やECサイト機能強化で収益力向上を図る。Web会員数728,424人(2025年3月31日時点)。海外展開や新規商材も検討する。 [本社]東京都新宿区 [創業]2005年 [上場]2012年

1. 事業概要と競争優位性

シュッピンは、インターネットと実店舗でカメラ、時計、筆記具、自転車の新品・中古品の買取と販売を行う。初心者から愛好家まで幅広い層を対象に、価値ある新品と中古品の安心・安全な取引を目指す。国内物販系EC化率は9.38%(2023年)と進展し、中古品市場は拡大する一方、コピー商品等のトラブルが課題となる。

競争優位性(Moat)は以下の要素で構築する。専門知識・経験を持つ「エキスパート」が、当社独自の買取査定データベースを活用し、適正に鑑定した上で買取を行い、本物の商品であることを保証する。リペア・クリーニングノウハウも保有し、インターネット上でもランク付き情報提供や品質保証を行い、安心・安全な取引環境を提供する。

ビジネスモデルの質として、商品の販売と買取を行う循環型ビジネスモデルを構築する。顧客は当社を通して売り買い双方が可能となり、中古品を下取し新品を提供することで利便性を高め、リピート客の増加を図る。豊富な品揃え、エキスパート、インターネットサイトが、顧客に繰り返し取引を行ってもらう環境を整備し、ロイヤルカスタマーの創出に繋がる。2025年3月31日時点のWeb会員数は728,424人である。

技術的優位性として、カメラ事業のAI自動価格設定「AIMD」、時計事業のAI価格決定支援「AIサポートMD」、Web情報レコメンド「AIコンテンツレコメンド」を導入し、事業効率化と顧客体験向上を図る。参入障壁として、各事業の専門性追求のため、事業ごとに異なる屋号(Map Camera、GMT、BRILLER、KINGDOM NOTE、CROWN GEARS)で事業展開する。基本的に1事業1店舗運営で、実店舗とECサイトの相乗効果による質の高いサービス提供を可能とする仕組みを構築する。

2. 沿革ハイライト

2005年8月設立。同年12月カメラ事業EC部門を譲受し事業を開始する。2006年6月時計事業「GMT」、2008年4月筆記具事業「KINGDOM NOTE」、2008年11月スポーツ自転車事業(2013年7月「CROWN GEARS」に屋号変更)を順次開始する。2012年12月東証マザーズに上場、2015年12月東証一部、2022年4月プライム市場へ移行する。2019年12月レディース腕時計専門サイト「BRILLER」をオープンする。2022年1月、2024年3月に資本業務提携を締結する。

3. 収益・成長

長期的には売上高経常利益率8%を目標とし事業展開を行う。EC市場の進展と中古品市場の拡大が成長ドライバーとなる。

以下の戦略を実行する。ECサイトの継続的機能強化と利便性の追求として、買取・販売時の新機能実装、情報掲載・動画の充実、運用コスト削減を図る。EC取引拡大に対応したオペレーション構築として、業務オペレーションの見直しと仕組み化により、速やかな取引を維持し顧客満足度を高める。バックオフィス業務効率改善で利益率増加を目指す。新規取引への取り組みとして、海外顧客取引を拡大し、新たな商材展開も国内外で検討する。ブランド認知度の向上、新規Web会員数・アクセス・ページビュー数の増加のため、各ブランド関連情報サイトからの情報発信、SNS活用、コミュニティ運営、情報アプリ配信を強化する。One to Oneマーケティング、AIコンテンツレコメンド、動画コンテンツ制作等を通じて、当社及びブランド認知度向上と集客プロモーションを積極的に行う。

4. 財務健全性

在庫取得資金を主に金融機関からの借入金により調達する。2025年3月31日時点の有利子負債は総資産の24.8%を占め、金利水準変動は支払利息増加を通じて業績に影響を及ぼす可能性がある。

事業上のリスクとして、中古品の安定確保、コピー商品・盗品の買取、新品供給不足、商品価値下落、営業エリア集中、競合激化、個人情報漏洩、システムトラブル、古物営業法規制、人材確保・育成、法的規制、感染症発生が挙げられる。これらに対し、仕入チャネル多様化、エキスパート育成、古物台帳管理、価格調整、セキュリティ強化、システム強化、プライバシーマーク取得、古物営業法遵守等の対策を講じる。

5. 株主還元

株主還元については、株主価値最大化のための重要な指標としてROE(株主資本利益率)を注視する方針である。

6. 注目ポイント

エキスパートによる専門性の高い鑑定・メンテナンスと、独自のデータベースやAIを活用した安心・安全な取引環境の提供は、顧客からの信頼を獲得し、ロイヤルカスタマーを創出する強固な競争優位性となる。販売と買取を両立する循環型ビジネスモデルは、顧客のスイッチングコストを高め、安定的な収益基盤を形成する。EC化率上昇と中古品市場の拡大は事業の追い風であり、AIを活用した価格設定支援やレコメンド機能の導入は、在庫管理の最適化と顧客体験の向上に寄与し、収益性改善と成長ドライバーとなる。海外展開や新規商材への取り組みは、さらなる成長機会を創出する可能性がある。一方で、商品価値下落リスク、競合激化、優秀な人材の確保・育成、有利子負債への依存が継続的な課題となる。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W1QS | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
28.2B 13.1倍 2.6倍 0.0% 1,214.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 52.7B 48.8B 45.6B
営業利益 3.4B 3.3B 2.5B
純利益 2.0B 2.3B 1.7B
EPS 93.0 110.0 81.2
BPS 466.4 390.4 307.8

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.10%
BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.10%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC)RE NON TREATY CLIENTS ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.05%
株式会社エムジー0.05%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.05%
Goldman Sachs Bank Europe SE, Luxembourg Branch(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)0.04%
野村信託銀行株式会社(投信口)0.03%
鈴木 慶0.02%
CACEIS BANK/QUINTET LUXEMBOURG SUB AC / UCITS CUSTOMERS ACCOUNT(常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.02%
STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT COMPANY 505044(常任代理人 株式会社みずほ銀行)0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-19株式会社ヴァレックス・パートナーズ 9.86%+1.23%
2025-10-08VIS Advisors,LP 8.44%+0.37%
2025-10-07三井住友DSアセットマネジメント株式会社 3.74%(1.35%)
2025-08-22株式会社ヴァレックス・パートナーズ 8.63%+1.06%
2025-08-18株式会社ヴァレックス・パートナーズ 7.57%+1.37%
2025-07-10株式会社ヴァレックス・パートナーズ 6.20%+1.17%
2025-06-30株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 3.83%(3.16%)
2025-06-30株式会社ヴァレックス・パートナーズ 5.03%+0.03%
2025-05-22SMBC日興証券株式会社 5.09%(3.81%)
2025-05-09VIS Advisors,LP 8.07%(1.59%)
2025-03-28MIRI Capital Management LLC 9.14%+1.06%
2025-03-27MIRI Capital Management LLC 8.08%+1.69%
2025-03-25MIRI Capital Management LLC 6.39%+1.33%
2025-03-21MIRI Capital Management LLC 5.06%+0.06%
2025-03-07SMBC日興証券株式会社 8.90%+0.03%
2024-11-22三井住友DSアセットマネジメント株式会社 8.87%+1.05%
2024-10-22FMR LLC 8.52%+1.66%
2024-09-24FMR LLC 6.86%+1.20%
2024-09-20三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 4.31%(1.68%)
2024-09-05三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.99%(1.02%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-16TDNetその他シュッピン株主優待券の電子化に関するお知らせ1,250+0.56%
2026-03-06TDNetその他シュッピン2026年2月度月次情報のお知らせ1,283-4.29%
2026-02-06TDNet決算シュッピン2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)1,207+5.47%
2026-02-06TDNetその他シュッピン2026年3月期第3四半期決算補足資料1,207+5.47%
2026-02-06TDNetその他シュッピン2026年1月度月次情報のお知らせ1,207+5.47%
2026-01-19EDINET大量保有株式会社ヴァレックス・パートナーズ大量保有 9.86%1,198+0.75%
2026-01-09TDNetその他シュッピン2025年12月度月次情報のお知らせ1,145+0.79%
2025-12-30TDNetその他シュッピン自己株式の消却完了に関するお知らせ1,150+0.61%
2025-12-15TDNet人事シュッピン株主提案に対する当社取締役会意見に関するお知らせ1,116-0.27%
2025-12-05TDNetその他シュッピン2025年11月度月次情報のお知らせ1,174-2.73%
2025-12-01TDNet配当・還元シュッピン自己株式の取得結果および取得終了並びに消却株式数に関するお知らせ1,188-0.17%
2025-11-25TDNet株主総会シュッピン臨時株主総会の開催及び付議議案の決定並びに定款の一部変更に関するお知らせ1,271-0.79%
2025-11-18TDNet決算シュッピン(数値データ追加)「2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)」における数1,203+0.83%
2025-11-10TDNet業績修正シュッピン業績予想の修正および2026年3月期 第2四半期(中間期)業績予想と実績値の差異1,259+3.10%
2025-11-10TDNet決算シュッピン2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)1,259+3.10%
2025-11-10TDNet事業計画シュッピン2026年3月期第2四半期 決算説明および中期経営計画の進捗1,259+3.10%
2025-11-10TDNetその他シュッピン2025年10月度月次情報のお知らせ1,259+3.10%
2025-11-10TDNet人事シュッピン役員報酬の減額に関するお知らせ1,259+3.10%
2025-11-04TDNet配当・還元シュッピン自己株式の取得状況に関するお知らせ1,260+0.32%
2025-10-30TDNet株主総会シュッピン臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせ1,265+0.63%