Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ホットマン (3190)

株式会社ホットマンは、カー用品販売・取付・車検・整備の「イエローハット」を主軸に、TSUTAYA、アップガレージ等、多業態のフランチャイズ店舗を東北地区中心に124店舗展開するメガフランチャイジーである。フランチャイザーのブランド力と地域密着型運営ノウハウを競争優位性とし、車検サービス強化による顧客ロックインと高粗利率化、複合・ドミナント出店戦略、M&Aを成長ドライバーとする。粗利率50%を長期目標に掲げ、安定収益確保を図る。 [本社]宮城県仙台市太白区 [創業]1973年 [上場]2014年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社ホットマンは、カー用品販売・取付・車検・整備の「イエローハット」を主軸に、TSUTAYA、アップガレージ等、多業態のフランチャイズ店舗を運営するメガフランチャイジーである。2025年3月31日現在、東北地区を中心に124店舗を展開し、イエローハット事業は90店舗を占める。

競争優位性は、フランチャイザーのブランド力活用、長年の多店舗・多業態運営ノウハウ、地域密着型経営による効率的な集客と事業間シナジー効果にある。イエローハット事業の車検サービスは、顧客の信頼獲得によるリピート効果と消耗品販売への繋がりを創出する顧客ロックイン構造を持つ。道路運送車両法に基づく指定工場・認証工場の資格は参入障壁となる。車検等サービス収益は概ね純利益となり、全社粗利の底上げに貢献するストック型収益の要素を有する。

2. 沿革ハイライト

1973年1月、現代表取締役が個人創業し、1975年1月に株式会社ホットマンを設立、カー用品店を開店する。1984年9月、㈱イエローハットとグループ店契約を締結し、イエローハット事業を開始する。1998年11月TSUTAYA事業、2004年1月アップガレージ事業を開始するなど多角化を進める。2014年3月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場する。その後もカーセブン、ダイソー、コメダ珈琲店、シャトレーゼ、買取大吉など多岐にわたるフランチャイズ事業を順次開始し、メガフランチャイジーとしての地位を確立する。2022年4月、東証スタンダード市場へ移行する。

3. 収益・成長

成長ドライバーは、M&A戦略、複合出店戦略、ドミナント出店戦略である。M&A戦略では、他社運営フランチャイズ店舗の譲受により、人材・資金・運営ノウハウを供給・吸収し、シナジー効果を実現する。複合出店戦略は、大規模集客を見込める立地での多業態同時出店により、集客規模拡大と利益拡大を図る。ドミナント出店戦略は、特定地域での集中出店により競合他社の出店を阻止し、価格競争を回避する。近隣店舗間の欠品在庫融通による機会損失回避も図る。

イエローハット事業では、季節タイヤ販売への依存から脱却し、安定的な高粗利を獲得するため、車検獲得を主軸に、カーメンテナンス工賃収入サービス提供を強化する。車検整備を通してタイヤ、バッテリー等の物販にも繋げる。TSUTAYA事業は書籍、文具、コスメ等雑貨の品揃え強化を実施し、売上変動リスクの低い書籍に注力する。アップガレージ事業は中古カー用品の買取強化により販売機会の増加を図る。

粗利率は、第51期末に目標値45.7%を達成した。第52期は45.8%を目標とし、長期的には50%を目標に掲げ、カーメンテナンス工賃収入サービス提供に注力することで粗利率向上を図る。人材確保・育成も重要な課題であり、新卒・中途採用に注力し、女性の戦力化にも取り組む。

4. 財務健全性

有利子負債はcurrent期4,500,448千円、prior1期4,258,352千円、prior2期0円と増加傾向にある。現金及び現金同等物はcurrent期1,072,809千円、prior1期781,375千円、prior2期887,893千円と増加傾向を示す。純資産もcurrent期7,386,507千円、prior1期7,109,253千円、prior2期7,000,098千円と着実に増加する。当事業年度の設備投資総額は1,144百万円であり、イエローハット高萩インター店、アップガレージ宮城古川店、シャトレーゼ角田店・南相馬店の新規出店等に充当する。金利変動リスクに対し、有利子負債の大半は固定金利であるが、金利上昇は将来の資金調達コストに影響を与える可能性があり、長期借入金の新規借入を最小限に抑え、返済を進めることで金利コスト削減を図る。

5. 株主還元

株主還元として、current期、prior1期、prior2期ともに年間配当10.0円を維持する。current期には220,000株の自己株式を保有する。

6. 注目ポイント

メガフランチャイジー戦略により、多様な顧客層へのアプローチと事業リスク分散を図る。季節変動リスクの高い物販から、車検・カーメンテナンス等の工賃収入サービス強化へシフトし、安定的な高粗利率確保と収益構造改善を目指す点は注目される。長期目標粗利率50%達成に向けた進捗は、今後の収益性評価の重要な指標となる。東北地区を中心とした複合・ドミナント出店戦略は、地域内での競争優位性を確立し、効率的な集客とシナジー効果を追求する。人材確保・育成、特に女性の戦力化への取り組みは、持続的な成長のための重要な要素である。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W28J | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4.2B 12.2倍 0.6倍 0.0% 576.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 21.9B 21.0B 21.8B
営業利益 662M 288M 379M
純利益 334M 205M 187M
EPS 47.4 29.0 26.6
BPS 1,046.9 1,007.6 992.1

大株主

株主名持株比率
伊藤 信幸0.16%
株式会社イエローハット0.16%
ホットマン従業員持株会0.08%
株式会社幸栄企画0.05%
ブリヂストンタイヤソリューション ジャパン株式会社0.04%
株式会社ヨコハマタイヤジャパン0.04%
株式会社日本政策投資銀行0.02%
株式会社七十七銀行0.02%
株式会社日専連ライフサービス0.02%
株式会社ウェッズ0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-07-09株式会社イエローハット 15.11%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-07-09EDINET大量保有株式会社イエローハット大量保有 15.11%595+0.17%
2025-06-16TDNet人事ホットマン役員人事に関するお知らせ593+0.51%