Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ホットランドホールディングス (3196)

株式会社ホットランドホールディングスは、たこ焼「築地銀だこ」を主力に、たい焼「銀のあん」、油そば「東京油組総本店」等、多様な単品特化型外食ブランドを国内外で直営・FC展開する。たこ焼市場で圧倒的トップシェアを確立し、ブランド力を持つ。小スペース低コスト出店、シンプルなオペレーションによる多店舗化を可能にする「銀だこスタイル」が競争優位性。専用機械の自社化、原料調達・加工・物流の一貫体制も強みである。海外展開や真だこ完全養殖研究も成長ドライバーである。 [本社]東京都中央区 [創業]1991年 [上場]2014年

1. 事業概要と競争優位性

株式会社ホットランドホールディングスは、たこ焼「築地銀だこ」を主力に、「銀のあん」「COLD STONE CREAMERY」(国内)「おでん屋たけし」「東京油組総本店」「日本再生酒場」等、多様な単品特化型外食ブランドを国内外で直営、業務委託、フランチャイズにてチェーン展開する。

たこ焼市場において圧倒的トップシェア企業の地位を確立し、強力なブランド力を持つ。「築地銀だこ」は、幅広い客層に愛される「たこ焼」に特化し、商品を磨き上げることでブランド化に成功した。その競争優位性は「銀だこスタイル」と呼ばれるノウハウに集約される。これは、厨房を縮小し小スペース低コストでの多様なロケーション出店を可能にし、オープンキッチンでの実演販売によるシズル感と安心感の提供、シンプルなオペレーションによる短期間での人材育成と多店舗化を実現する。さらに、専用機械の自社化や原料の調達・加工・物流までの一貫したマーチャンダイジングを構築し、垂直統合型のサプライチェーンを確立する。このノウハウは「銀のあん」や「大釜屋」等の他業態にも展開する。

主要原材料であるたこの仕入価格変動リスクに対し、新たな調達先を世界的規模で開拓する。日本式漁法の導入、提携工場での生産ライン設置、サプライチェーンの一貫構築、特恵関税適用により加工経費の低減を図る。仕入先を複数の国・地域に分散し、調達ルートを複数保有することで価格交渉力を高め、安定的な仕入れ価格と数量の確保に努める。子会社HERO-SARLのモーリタニア工場を主軸とする。

酒場業態は客単価と来店頻度を向上させ、ドリンク比率の高まりにより利益率を向上させる。「東京油組総本店」はテイクアウト・デリバリーに適し、高利益体質の業態に成長する。真だこの完全養殖技術開発及び産業化に向けた研究にも、上天草水産研究所を設立し、科学技術振興機構(JST)の補助金を受け宮城大学他と産学官共同で取り組む。

2. 沿革ハイライト

1988年に個人事業として創業し、1991年6月に法人設立した。1997年3月に「築地銀だこ」1号店をオープン。1999年12月には独自開発したたこ焼機の量産を目的に創業者の家業を吸収合併し、エンジニアリング工場を自社化する。2002年3月には自社たこ加工工場を新設し、サプライチェーンを強化した。2004年12月には香港に「築地銀だこ」海外1号店をオープンし、海外展開を開始する。2009年5月には「銀だこハイボール酒場」1号店をオープンし、業態の多角化を進めた。2012年12月には宮城大学と真だこ陸上完全養殖の共同研究を開始する。2014年1月には「COLD STONE CREAMERY」の日本国内マスターフランチャイズ権を取得した。2014年9月に東証マザーズ上場、2015年9月東証一部へ市場変更、2022年4月東証プライム市場へ移行した。M&Aにより「おおがまやチェーン」や「日本再生酒場」等を子会社化し、事業規模を拡大する。本社は2014年1月に東京都中央区へ移転した。

3. 収益・成長

当社グループの成長ドライバーは、国内「築地銀だこ」事業の販売施策強化、デリバリー強化、ロードサイド店・住宅街路店出店である。酒場・主食業態の積極的な出店と新業態開発、インバウンド対応、アウトドア用飲食マーケット開拓も推進する。海外では米国フラッグシップ店舗展開、冷凍たこ焼・水産物卸事業拡大、ASEAN中心のFC事業拡大を図る。M&Aによる適切なポートフォリオ構築も成長戦略の柱である。真だこ完全養殖技術開発や高付加価値機能食品開発への研究投資も行う。ビジネスモデルは直営、業務委託、フランチャイズの組み合わせで多様な収益源を確保し、利益率の高い業態展開やテイクアウト・デリバリー対応により収益機会を拡大する。

売上高はprior2期32,163,066千円、prior1期38,710,370千円、current期46,126,297千円と増加傾向にある。営業利益はprior1期2,235,352千円、current期2,545,135千円と推移する。EBITDAはprior1期3,643,413千円、current期4,093,078千円である。

4. 財務健全性

総資産はprior2期22,063,966千円からcurrent期28,519,063千円へ増加傾向にある。純資産はprior2期10,681,001千円からcurrent期12,543,089千円へ増加する。現金及び現金同等物はcurrent期3,577,939千円である。有利子負債はprior2期0千円からcurrent期6,767,608千円へと増加する。新規出店資金やM&A資金を含めた設備投資及び新規事業展開に必要な資金を、自己資金の他、金融機関からの借入金によって調達する。銀行借入には純資産の維持、経常利益の維持に関する財務制限条項が付されており、抵触した場合、借入金利の引上げや借入金の期限前弁済を求められる可能性がある。

5. 株主還元

年間配当金はprior2期7.0円、prior1期10.0円、current期13.0円と増加傾向にある。

6. 注目ポイント

当社グループは、たこ焼市場における圧倒的トップシェアを維持し、安定した事業基盤を持つ。多角化とM&Aによる成長戦略を推進し、「銀だこスタイル」を基盤に多様な業態を取り込み、グループ全体の成長を図る。原料調達から加工、物流、専用機械開発までを自社で一貫する垂直統合型サプライチェーンは、品質安定とコスト競争力を確保する重要な競争優位性である。たこの調達リスク分散にも注力し、安定供給体制を構築する。米国、ASEAN地域での店舗展開や卸事業拡大により、グローバル市場での成長機会を追求する。真だこの完全養殖技術開発という長期的な研究開発投資は、将来的な原材料の安定供給と高付加価値商品創出に繋がる可能性を秘める。デリバリー・テイクアウト需要への対応も進め、変化する市場環境への適応力を高める。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100T5UH | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-21)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
42.8B 22.7倍 3.6倍 0.0% 1,978.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 46.1B 38.7B 32.2B
営業利益 2.5B 2.2B 1.7B
純利益 1.8B 1.0B 1.4B
EPS 87.0 47.2 62.9
BPS 556.8 484.0 470.9

大株主

株主名持株比率
株式会社佐瀬興産0.23%
佐瀬 守男0.08%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.07%
株式会社ニップン0.05%
佐瀬 由美子0.02%
サントリー株式会社0.02%
オタフクソース株式会社0.01%
株式会社J-オイルミルズ0.01%
株式会社コシダカホールディングス0.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-06-01佐瀬 守男 32.51%--
2023-05-09佐瀬 守男 32.51%(0.20%)
2022-05-31株式会社ニップン 5.01%(0.86%)
2022-05-30株式会社ニップン 5.01%(0.86%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-03TDNet人事ホットランドHD取締役候補者の選任に関するお知らせ1,907+0.00%
2023-06-01EDINET大量保有佐瀬 守男大量保有 32.51%
2023-05-09EDINET大量保有佐瀬 守男大量保有 32.51%
2022-05-31EDINET大量保有株式会社ニップン大量保有 5.01%
2022-05-30EDINET大量保有株式会社ニップン大量保有 5.01%